アイリス魔法学園「シリル・グランディ」



●シリル・グランディ(CV.粕谷雄太さん)

年齢:17歳
身長:168cm
体重:54kg
誕生日:11月17日
星座:蠍座
血液型:A

ISWのソサエティ(生徒会)メンバー。可愛らしい容姿でみんなを魅了するが、実はかなりの小悪魔で周囲を振り回す。
首都アウラにある名家の御曹司で両親に甘やかされて育ってきた。
クライドたちより一年年下だが、飛び級でクラスXに入学。
お菓子が大好きで、甘いものには目がない。







〜ネタバレ〜
無事ISWに編入し、ソサエティのメンバーになった主人公。そこで出会ったのがシリルだった。
シリルも主人公と同じクラスXの編入生だったが、一つ年下で飛び級して来た優秀な子で、しかも見た目の可愛さからあっという間に人気になる。
しかしその可愛さとは裏腹に、とても毒舌で意地悪な小悪魔であるシリル。そんな彼の言葉に最初は怖い意味でドキドキしていたものの、徐々に毒舌に慣れるとかわすことも覚え、むしろその言葉の裏側には優しさがあることも気づいた。それを証拠に、庶民なのにソサエティに入った主人公がイジメられていると、「この子は僕たちが認めた雑用係なんだからイジメないでくれない?」とみんなの前で毒舌混じりで庇ってくれたりもした。
そんなこともあり、徐々に仲が良くなる二人。小悪魔のように上手く甘えてわがままを言ってきたり、それに対して本気じゃないものの、怒ってくる主人公。二人は一緒にいるのは楽しかった。イタズラをしたり、イベントを考えたり、毎日がとっても楽しくて、そしていつしかお互いが初めての淡い恋をする。
そして迎えた夏休み。シリルの誕生日が近いことを知り、何かプレゼントをしたいと思う主人公は、珍しいというペガサスの羽をあげることにした。理由はあの優秀なシリルが唯一飛ぶことが苦手だから。ペガサスの羽を持つと、飛べる距離が増えるということを聞いていたから。そしてシリルは星が好きだったから、いつか空の星まで飛んでいきたいと言っていたのを知っていたから。
喜ぶ顔を思い浮かべて主人公はシリルにプレゼントを渡しに行く。二人は誕生日をロマンチックに迎え、よいムードになるがなんとシリルが急に胸を押さえ発作を起こした。驚く主人公が医務室に運ぼうとすると止められ、いつもの事だからと言うシリルが出した薬に主人公は見覚えがあった。それはお婆ちゃんが昔飲んでいた心臓の薬。そしてその薬は、もう手遅れな重い人に出されるものであることも。
薬を見て全てを悟った主人公に、シリルは本当のことを話してくれた。幼い頃から心臓の病気で体が弱く、そして長く生きられないことを。
悲しむ主人公だったが、シリルは微笑む。主人公と出会えたことで毎日が楽しいと。だから一緒に卒業しようと。
すでにシリルを愛していた主人公はとても深い悲しみに襲われたが、シリルのために毎日を楽しく過ごすことを決める。そして二人はまた次の日から同じように楽しく過ごした。
そして卒業試験を迎える二人。卒業試験は純粋な心を試す試験だった。お互いを信頼し、純粋な二人は、無事一番に試験を終えた。
そしてついには卒業式。二人はキングとクイーンの称号を貰うことができたが、卒業パーティーでシリルの具合が悪くなってしまう。それに気づいた主人公やクライドたちは白薔薇の館でソサエティメンバーだけのパーティーをした。みんなに囲まれるシリルはとても幸せそうに笑っていた。
そして日がたち、シリルは療養のために屋敷に帰ることにした。今度はシリルの家に遊びに来て欲しいと約束するシリルは、主人公にキスをし、大好きだと言ってくれる。
しかし、そのあとすぐ、シリルは死んでしまった。
その訃報は突然に、家に戻っていた主人公宛の手紙で知らされた。現実を受け止められない主人公だったが、その手紙の差出人のシリルの母の言葉で我に帰った。落ち着いたらシリルに会いに来て欲しいと。主人公は意を決し、ちゃんとお別れに行こうと決意した。
迎えてくれたシリルのお母さんは優しくて綺麗な人だった。そして主人公にお礼を言ってくれた。シリルは主人公のおかげでほとんどの夢が叶ったと言っていたと。そして最期の言葉は「最後の夢を叶えてくるね」だったこと。
主人公はシリルのお墓に向かい、この先薬草調合学の道に進むことを話す。シリルに出会って、自分の特殊能力を活かす仕事が思い浮かんだから。だから頑張るからね、とお別れをした。
帰り道、空から何かが降って来た。それは白くて綺麗な羽だった。それを見た時主人公はおもった、ああ、シリルは星に行くという最後の夢を叶えられたのだと。この羽はそこからシリルが降らせているのだと。その羽に包まれるとシリルに抱かれてるような温かい心地がし、主人公は夜空に瞳を閉じて微笑んでいた。

(アイリス魔法学園〜Vinculum Hearts〜)



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