●かぶる
晴一「朝、仕事があるとポルノ号がうちの前に着くわけですよ。家だったりアトリエだったりするんじゃけど。アトリエの場合はだいたい
昭仁んちに寄ってからうちにくるわけですよ。着きましたーつって俺が行ってドアを開けて、
昭仁と帽子と眼鏡がまるかぶりしとるときのあの2人の空気感。べつに普通ならええわけ。レコーディングだったらべつに帽子とっときゃええ話だし、撮影だったらヘアメイクしてもらえばええし。でも今日はたまたま、ずっと2人とも世話になっとるサロンの人が、まあヘアメイクの人が、自分の店を出す。
そのパーティーがあることも、同時に2人の頭には浮かんだわけ。だからある程度おしゃれをした結果の帽子なわけよ。だからどっちとも引くに引けないわけ。だってサロンじゃけぇ、おしゃれ人たちがみんな集まってくるわけ。さっき行ってきたんじゃけど、やっぱりみんなおしゃれなわけよ。そこで、おしゃれ度さげれんわけよ。その無言の攻防。…俺1回、家に帰ったけぇね(笑)」
●今週土曜日
晴一「
ポルノグラフィティ史上最長のツアー、
∠TARGETまで1ヶ月を切りました。アルバムの予習に…あっ、ライブの予習に…もう自分でつけておきながらね、この…」
今浪「(笑)」
晴一「アルバムが
∠TRIGGER。ツアーが
∠TARGET。これがね、自分でわからなくなってるんですけど。ライブの予習にアルバムの
∠TRIGGERを聴いてください。ツアー1ヶ月前。今日もミーティングをしたんですけど、スタッフミーティングってやつ。各セクションのPAやら照明やら舞台やらみんな集まって。そろそろいろいろ固まってくるころだけど、やっぱりこの時期がアイディアもいっぱい出てきて、できるかどうか頭を悩ますのがスタッフ好きなんよ。
だから今まであることを、まあもちろんほとんどそうじゃし、ほとんどのことは経験豊かな人たちなので…俺たちだけじゃなくいろんなとこでやりよるけぇね。まあその経験の中でやれることも多いんじゃけど、でもなんか頭を悩ませたい!っていう人らなんよね。自分らでハードルあげて、自分らで悩みよるけぇね。
今日もセットの話とかしましたけども、なんかもうちょっと楽にできるじゃろうに…って思うけど。舞台のデザイナーが自分でアイディア出して、みんなにそれでいいねって言われてまとまってから、また自分で悩みだすけぇね。あんたが言うたアイディアじゃないんか、っていう。でもそういうクリエイティブな会議をして初日を迎えようと思っているんですけども」
●本日のゲスト:坂本真綾
晴一「お久しぶりです」
坂本「お久しぶりです」
晴一「谷脇さんの結婚パーティーぶりですね」
坂本「お世話になりました」
晴一「お世話になりました。谷脇さん、この番組のディレクターでもありますし、毎週金曜の『坂本真綾のビタミンM』でも谷脇さんがディレクターということで。ディレクター繋がりということもありますが、坂本さんのほうのディレクションっぷりはどうですか?」
坂本「ディレクションっぷり?(笑)」
晴一「うちはダンディーで通ってますけど」
坂本「ダンディーですか!?」
晴一「ダンディーじゃない?」
坂本「ないです(笑)私9周年なんですけど、初めて会ったときはこんな恐いお兄さんとどうやって付き合っていけばいいんだろうっていうぐらい厳しそうな気がしたんですけど、うちのお兄ちゃんに顔がそっくりなんですよ。だからうちはお兄ちゃんみたいな存在で。ダンディーというよりはお兄ちゃんみたいな」
晴一「なるほどー。というラジオのディレクター繋がりもありますし、今は音楽は田村さんがディレクターなんですね。プロデューサー?」
坂本「プロデューサーですね」
晴一「
ポルノも田村さんがプロデューサーで。なにかと共通点のある僕と坂本さんなんですけども。その田村さんの流れも含めて、僕は坂本さんの曲の歌詞を書かせてもらったことがあるんですよね」
坂本「そうなんです」
晴一「2005年の5月に『ループ』というタイトルでリリースされた曲ですね。
h'sという名前で歌詞をかいているんですけれども、それが今回発売されたベストアルバム収録されているということで。h-wonderさんが曲をかかれてるんですね。すごくよく名前は聞いてたんですけど、そのとき初めてお会いして。非常に物腰のやわらかい」
坂本「そうなんです」
晴一「曲もすごい独特の。アレンジもそうだね」
坂本「はい。この曲はチームががらっと変わったときにリリースした曲なので、すごく私にとって重要な曲だったんです。今回ベストアルバムをリリースするときに、もう1回あのときの自分に対して、
晴一さんのかいてくださった歌詞が「いつかまた向き合うだろう」っていう歌なんですけど、あの当時の自分にはすごくいろんなことが起こってて。いつかまた向き合えるのだろうか、って気持ちで歌ってたんですけど、あれから5年ぐらいたって、いろんなことを経てもう1度あのときの自分に優しくなりたいなって思って。h-wonderさんのアレンジもすごく好きだったんですけど、改めてゆったりしたアレンジにして」
晴一「自分で歌詞を見直してみて、やっぱり2005年は力が入ってる。一生懸命やらんといけんし、もちろん一生懸命やってるけど。なんかね、俺も一生懸命だし、自分から見たら力入りすぎてるからもっと力抜けばいいのになーって。でもこういうアレンジになって、なんか俺も納得できた感じが。まあ頑張ったってことです」
坂本「時を経てまた歌えて良かったです」
今回、いつも以上に言葉のつぎはぎ激しいです。
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