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滋賀県大津市いじめ事件(6)

 タレントの中川翔子が大津で起きたいじめ問題について、
自身のオフィシャルブログで言及し、いじめで苦しむ子どもたちに向けてメッセージを送った。
2010年に発売された「中川翔子物語〜空色デイズ〜」では、
中学時代のいじめ体験が描かれているとおり、中川自身もいじめに苦しんでいた時期があった。
 加害者の3少年が「遊びであり、いじめではなかった」と民事訴訟でいじめを否認する意向を示していることは、
16日の報道で明らかになったばかり。

「された側は一生忘れない」、いじめを受けた者の傷の深さをつづった中川は、
「遊びのつもりだった、そんなことがまかりとおるなら暴行恐喝など世の中の犯罪も遊びで済まされることになる(中略)。
遊びだったというなら同じ目にあってみろと言いたい」と、怒りを爆発させている。

 中川は、学校側の対応に対しても「教師が、学校が、まともな対処をしないと、
生徒にとっては学校が世界のすべてになってしまうのだから。
学校が世界のすべてではないのに」と言及し、悔しい思いをにじませた。

 「命が失われてからじゃ遅すぎる」。
つらい経験してきたからこそ、
壮絶ないじめを苦にして自宅マンションから飛び降り自殺を遂げた13歳の少年に思いが重なる部分があったのだろう。

「まだまだ現在も、言えなくて苦しみ続けている人たちもたくさんいると思う」と、
今もなおどこかでいじめに苦しんでいる子どもたちを案じた中川は「絶対に生きる価値がいっぱいいっぱい未来にはある 
いじめをする下らないやつの人生よりよっぽど幸せな未来が待っているから」と、メッセージを送っている。


滋賀県大津市いじめ事件(5)

滋賀県大津市の市立中学校で男子生徒が自殺した問題で、男子生徒は亡くなる数か月前から貯金を
崩すなど40万円前後を工面していたことが明らかになった。
自殺直後に学校が生徒に行ったアンケートでは、「金銭の要求があった」との伝聞情報が複数寄せ
られていた。
東京新聞などが2012年7月15日、報じた。
さらに16日のテレビ情報番組では、いじめ問題に取り組む関係者が、自殺生徒の父親から聞いた話
として、「40万円」を工面した内訳を明かした。
「ためていた貯金通帳15万円、家のお金を…」「今回の場合、だんだんと事実がわかってくると10
万円単位のお金を引き出したり、用立てたりしてる形跡もあるらしいんですよ」
7月16日の「みのもんたの朝ズバッ!」(TBS系)で、司会のみの氏はこう指摘した。
すると、ゲストのNPO法人「全国いじめ被害者の会」代表の大澤秀明氏は、大津市で自殺した男子生
徒の父親と対面した際に、「金銭用立て」関連の話を聞いたと応じた。
大澤氏は、いじめが原因の自殺で過去に息子を亡くしている
大澤氏は、「問題がなければ…」と断った上で、みの氏から促され、
「当事者がためていた貯金通帳15万円、家のお金を10万円、親類のところから20万円」と明かした。
それ以上、金銭に関する詳しい説明やコメントはなかったが、15日の東京新聞報道などによると、
男子生徒は、自殺する3か月前から数回にわたり、郵便貯金十数万円を引き出したり、親戚が経営す
る店のレジから金を取ったりしていた模様だ。
親戚の財布や自宅からも金銭を抜き取っていたようだ。

「お金持ってくるよう脅されていた」の伝聞情報も
もう1人のゲストで、子供のころいじめを受けた経験がある元ボクシング世界王者・内藤大助氏は、
今回のいじめ問題について、
「殺人事件だと思っていますよ。勝手に死んだとかいう人がいるけど冗談じゃないですよ」
と厳しい表情で語った。
学校のアンケート調査では、複数の同級生が「お金を持ってくるように脅されていた」といった伝
聞情報を回答していたことがすでに分かっており、今回の「金銭工面」証言と合わせ、実態解明に
一層注目が集まりそうだ。
16日放送の情報番組「とくダネッ!」(フジテレビ系)は、滋賀県警が「恐喝や強要の疑い」も視野
に入れて捜査を進めていると報じた。

滋賀県大津市いじめ事件(4)

・11日夜、滋賀県警が「強制捜査でないと全て(資料が)出ないと判断した」として行った
 学校と教育委員会に対する異例の家宅捜索について、その現場で抗議していたことを明かした。
 澤村教育長は「きのうの午前中に県警本部の生活安全部長から電話が来て、『警察が捜索する
 ことになります。捜査のご協力をお願いします』ということだったので、『わかりました』と。
 わたしとしては、『協力する』と言っているのに、『なんで強制捜索なんですか』と。(現場で)抗議の
 思いをお伝えした」と語った。

 その家宅捜索の容疑となった2011年9月の体育大会での暴行について、13日、一部新聞が
 「女性教員がその場を目撃し、加害生徒に注意していた」などと報じたことに、教育委員会側は13日、
 会見で「(教師が複数の生徒に)注意をしていたことは事実です。ただし、それがその子(加害者生徒)か
 どうかは、確認がとれていません」とした。
 さらに、澤村教育長は「いろいろとやられているところは、回っていた教員は『見かけていない』と
 言っている」と事実関係を否定した。

 また、12日夜の保護者説明会の中で、いじめをしていたとされる3人の生徒たちについて、
 説明したことを明らかにした。
 澤村教育長は「加害者の子どもは、いわゆる暴力を振るったり、成績カードを破ったりとか、
 そういう個々のことは認めているけど、それをいじめであるとは認めていない」と語った。

滋賀県大津市いじめ事件(3)

皇子山中学に子どもを通わせる母親がこう話す。
「昨秋、学校の体育館で緊急保護者会が行われたときのことです。
校長先生から生徒へのアンケート調査について一通りの説明があり、
自殺した男子生徒の父親が、『お騒がせしてすみませんでした』と挨拶していました。
その後、司会役の先生が何か聞きたいことがあれば』と保護者に呼びかけたのですが…」
すると、すかさずマイクを握ったのは、主犯格とされるAの母親だったという。
「彼女は髪を振り乱しながら、『うちの子は仲良くプロレスごっこをしていただけなのに、
犯人扱いされて学校に行けなくなった。うちの子が自殺したら、ここにいる保護者や
先生の責任ですからね』と興奮した口ぶりでまくし立てていた。
男子生徒の父親にも、『私かて言いたいことはあるんや。いろいろ知っているんやで』
などと半ば脅迫めいた口調で詰め寄っていました。
理不尽なことばかりを一方的に喋り、異様な光景でした。
まさしくモンスターペアレントそのものです」
しかも、実はこのとき、Aの母親は皇子山中学のPTA会長だったのである。
「あとで先生から聞いた話では、学校が加害生徒たちに事情を聞こうとしても、
Aの母親が『うちの子を犯人扱いするんですか!』とがなってきはったそうです。

そのため『PTA会長が怖くて聞けへん』と漏らしていました。 でも、本来、子どもにカウンセリングなどを受けさせるべきなのに、 庇うだけでは何の解決にもならないはずです」 京都市内でデザイン会社を経営するというAの父親に自宅で話を聞くと、
「いまね、めっちゃ旧知の友だちと酒を飲んでたんです。 酔っ払った状態で喋れないでしょ。会社の電話もずっと鳴りっぱなしやし、 大変なんやて。近いうちに、ちゃんと記者会見するんで、いまはお答えできません」

そこに、加わった母親が、「お引取りくださーい」と、声を張り上げた。


滋賀県大津市いじめ事件(2)

滋賀県大津市で昨年10月、いじめが原因で自殺した当時中学2年生だったAくん(享年13)。

Aくんは、いじめに遭っていることを一切口に出さず、家族の前ではむしろ元気に振る舞っていた。

卓球部の試合があると
「今日頑張ったんやで」
と得意げに家族に話していたという。

昨年の夏休みが終わったころから、突然、Aくんは仲良しグループの生徒たちからいじめられるようになり、やがて金銭も要求されるようになっていったという。

初めは、自分の口座からお金を引き出し、いじめた生徒たちに渡していた。
次第にAくんの口座も底がつき、今度は、祖父母の家からお金を盗んで渡していたという。

しかし、思い返せば、いじめの被害に遭っていた痕跡はお金以外にもあったという。

「“蜂を食べさせられていた”とアンケートにあったそうですが、実際にはカエルまで食べさせられていたみたいです。
あるとき、親戚の家に遊びに行ったとき、もうすごい下痢をしたみたいで…。
きっと変なものを食べさせられたから、お腹を壊したんでしょうね…」

さらに、この知人が言葉を詰まらせながら続ける。

「メガネのフレームが壊れていたときがあったそうです。
“メガネ、どうしたん?”って聞いても、“ちょっとコケただけや”って答えるだけだったらしくて…。
周りに心配かけまいとしたんでしょうね。
本当に優しい子でした」

家族や友達にも相談できぬまま、徐々に生きる希望を失い、“死”を真剣に覚悟するようになっていったAくん。

祖母に一度だけ、理由もいわずに本音をさらけ出したことがあったという。

「鼻水を垂らしながら、おばあちゃんにしがみついて、“おばあちゃん、ボクなぁ、死にたいねん…”って泣きついたそうです」


その数日後、Aくんは自ら命を絶った。


「遺体は傷もなくて、きれいだったと聞いてます…。
本当に安らかな顔をしていて、ようやく苦しみから抜け出して、ほっとしたような表情だったそうです。
お父さんは冷静さは保っていますが、やっぱりショックでショックで仕方ないんです。
“あのとき、こうしておけば…気づいてあげていれば…”なんてことを何度も何度もこぼしてましたよ」



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