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空閑さん縦横無尽(MFB45話振り返り)

今回始まって、ケンチーがめっちゃピンピンしてたのでビックリしました。氷魔さんがあれから数話引き籠りっ放しだったことを思えば、なんてタフなんだこの子!


室内でひとり瞑想をする翼。
前髪の影が落ちた、俯きがちの顔があまりに麗しいので、うっかり美の女神が降臨したのかと思いました。(真顔)
ああ、なんだ翼か…びっくりした…。うっかり天国に来てしまったかと思った…。


さて、来たるときに向けて準備万端の空閑や翼と同様、竜牙さまの方も紫のオーラを出してワクワクして下さってます!
どうでもいいけど竜牙さま、部屋の電気くらいつければ良いのに。幸い今は紫オーラが発光してるお陰で真っ暗にはなってないですけど…そうは言っても不便じゃないんでしょうか?…ああっ、もしかしてコレ蛍光灯の代わりに発光してらっしゃるんですか!
さっすが竜牙さま!!地球にお優しい!!


そして会場に向かう翼を、わざわざお見送りに来てくれる盾神くんのターン。

翼が光の中に完結していく時の儚さったらありません。こんな抱きしめてくれと言わんばかりの背中を見せつけられて、盾神くんはよく我慢出来ましたね!!
まあ今の翼は触れただけで霧散してしまいそうなレベルの繊細さですからね。抱きしめられる訳がないね。

あとどうでもいいけどここ関係者通路とかじゃないんかね。盾神くんはフツーに待ち構えてましたけど、このスタジアム直前の通路って絶対スタッフか対戦選手しか入っちゃいけないとこだと思うんだよね!
盾神くんがここにスタンバイするまでに、スタッフが2、3人ほどブン殴られて気絶してる予感がするんだよね!!


まあ、そんなこんなで両選手入場。
ちゃんとDJに「竜牙選手、登場!!」って言われてから出てくる竜牙さまが印象的でした。

竜牙さまって、公然と示されたルールは気にしないけど、こういう「暗黙の了解」みたいなルールに関しては意外と空気読むよね。爆ではアポなしで出場とかもしてたけど、それでもちゃんと「出てきて良いよー」ってタイミングになってから出てきてたし。
…死ぬ前によーく見とけよ翼、これが本当の強者の姿だ。お前と竜牙さまの致命的な差はここなんだ。空気を…読むんだ…!

さて、心なしかご機嫌な竜牙さまは
「一人か……火の鳥はどうした?」
「ネズミが…折角拾った命を粗末にするか…」
と、ノリノリで罵倒して下さってます。ありがとうございます。

ってゆっか、この頃はネズミ呼ばわりだったんだね翼。
バベルの塔だっけ?ではナチュラルに「大鳥翼か…」って呼んで下さった記憶があるのですが、竜牙さま的には名前を覚えてやるブレーダーとそうでないブレーダーの間に何かしらの基準があるのかな。

…ああでも、フェニックスさんのことを火の鳥って呼んでるのは単にフェニックスって呼ぶと竜牙さままで痛々しいからだと思います。
単純に「ママがいなくても大丈夫なんでちゅか〜?」みたいな挑発をしたいだけなのに、それで自分まで恥ずかしい思いをしたんじゃ元も子もありませんからね!かといってここでフェニックスさんの本名出しちゃうとギンギンが動揺するからね。
自分のメンツを守りつつ、混乱を避ける唯一の呼称がきっと「火の鳥」だったの。竜牙さまのこのお心遣いよ!!これが強者だ!!!


さてさて、バトルが始まりましたが、アクイラはエルドラゴの攻撃をひたすら避ける戦法をとってきました。

さすが頭脳派の翼、闇に舞っちゃった時の反省を活かしています。今回の作戦は、然るべきタイミングに然るべき攻撃をすること、らしいです。
今はとにかくタイミングを見計らってるところと言うわけですね!

と こ ろ が

観客A「これはバトルブレーダーズだぞ!」
観客B「真面目に戦え!!」




あ゛ァ゛ン!?


なんなん…なんなんこいつらマジ…なんでここでお前らに怒られんといけんのん…?
えっ、いや、一応これ可愛い翼が決死の覚悟でやっとこ絞り出した作戦なんじゃけど…。なんか的外れかつ心ない野次に、若干殺意が湧きましたわたくし。(必殺仕事人の目)

だからなんでここの観客はショタ以外に対して異常に厳しいんだよ!!これが一回目ならまだ許すけどなお前ら、ちょっと前に、氷魔さんに似たような野次飛ばして凄惨たる結果になったのを忘れたんか!!学べ!!!そして詫びろ!!!翼に対する非礼は私が許さん!!(お前は翼の何なの)

しかも「真面目に戦え!!」って…この観客たちもしかして、この期に及んで竜牙さまに真面目に挑まないブレーダーがいると思ってるの?この人らもうヒカルちゃんの末路を忘れちゃった感じ…?
真面目に戦えっていうか、そもそも真面目に戦わんと死ぬんだってば!真面目にやっても死ぬけど!

そして今「竜牙さま相手に真面目じゃない人間なんていねぇよ!」と言おうと思ったんですが、そう言えばかつて竜牙さまにフェイントかましておちょくった勇者が居たことを思い出して、言葉を引っ込めました。
…ジャックさんの負かし方が散々だったことを思えば、真摯に向かってくる相手にはちゃんと真摯に相手してくれてるんですねー、竜牙さまって。

観客達があんまりにあんまりな態度を示す中で、盾神くんだけが「いや、それで良い…」と翼を肯定してくれたので、彼の好感度が怒涛の勢いで上がっていきました。
もうっ…もう…た、盾神くんッ…!翼を幸せにしてやってくれ…!!(だからお前は翼の何なの)


ところが、そうやすやすと翼の作戦に乗ってくれる竜牙さまではありません!
小細工など無駄だと言わんばかりに、謎のオーラを放出してきました!
まどかちゃんが「何か来る!?」と嫌な予感を感じたところで、CMを挟みます。

そしてCM開け…
先ほどの謎のオーラがアクイラに向かって伸びて来ます!このオーラは一体何なのか!!その危険さに気付いた翼が叫ぶ!!

翼「アレに捕まったらお仕舞いだ!!」


いやその『アレ』が何なのか知りたいんだよコッチはよ。

アシタカの「あのドロドロに触れたら死ぬぞ!」を思い出したよ!折角CM跨いでまで引っ張ったのに何も説明なしかよ!!もうこの際「砂を苦にする蛇がいると思っているのですかぁ?」レベルのファンタジーで良いからなんか理屈つけようよ!!

とかなんとか言ってる間に、竜皇ショウコウゲキが炸裂!!
今までのキャラならここで為す術なく倒れてしまうところですが、翼からしてみれば待ちに待った絶好のタイミングです!!
すかさずカウンタースタンスで応戦!カッコいい、カッコいいよ翼ぁ!!!

そしてこれまで誰にも破れなかったエルドラゴを!ストーリー上初めて!!私の翼が止めたのです!!見て!!みんなもっと見て!!そしておののいて!!うちの子すごい、すごいカッコいいんだから!!!(誰がお前の翼か)
思いも寄らない展開に、会場も沸き立ってます!!
オラァ見たかお前ら!さっき翼をディスった奴らは前に出んかい!前に出てきてもっとよく見ろ!!翼に魅了されてしまえ!!

盾神くん「いけぇ翼ぁ!!ここからはお前の時間だぁ!!」
翼「そうさせてもらう!!」

なんでお前らナチュラルに会話してんだよーーーーもーーーーーー!!
突風が吹き荒れる中でぇ、それなりに離れた距離でぇ、完全に心が通じ合っちゃってるよこいつらよーーー!!!一心同体か!気分は熟年夫婦か!もう結婚しろお前ら!!この戦いが終わったら結婚しろ!!(それ結局結婚できないやつです)


チャンスとばかりにメタルウィングスマッシュで畳み掛ける翼!
心なしかいつもよりポーズも冴えてます!
でもまあ、これで負けてくださる竜牙さまならMFBが4年も続いてねぇよって話でね。
「逃げてぇ!翼ーッ!!」という遊さんの叫びも虚しく、エルドラゴ復活。

それによって荒々しい旋風が巻き起こ…
翼のおでこ!!

ハッ!すみません、取り乱しました。

ここからは俺のターンだと言わんばかりに巻き返し始めます竜牙さま。
ここで盾神くんが「チィ!」って舌打ちをするんですが、この思いっきり手に汗握っちゃってる感じがたまりませんね!ギンギン達と比べて、このバトルにおける翼との距離感が全然違うよね盾神くん!家族の試合見に来てるみたいだよ!恋人に言い換えても可ですよ!!

「かわせるものならかわしてみろ!受け止められるなら受け止めてみるがいい!!」
って竜牙様のセリフがカッコ良くてシビれるあこがれるゥ。
なっかなか言えないですよこんなこと。自分の力に絶対的な自信を持っていて、尚且つ相手の実力も認めていないと出てこないセリフだと思います。自惚れも買い被りも見くびりもしないで、それでも少しも言い澱むことなくこのセリフが出てくるの。
ああ…これが強者か…。


感心してるうちになんか翼が胸を押さえて苦しみ始めました。あー、ここでチューっと闇翼注入されてたんですねー。(ボラギノールみたいに言うな)
竜牙さま曰く、なんでも特別念入りに翼の力を奪って下さるそうで、竜翼的にはたいへん美味し…
翼のおでこ!!!


ハッ!す…すみません、また取り乱しました。おかしいな、なぜか突然理性が遠のいちゃって…。
何にしても、竜牙さまが超楽しそうなので私も楽しいです!!



外れる髪留め…
響き渡る翼の絶叫…
大破する会場…
竜牙さまの大爆笑…

この一連の流れから漂う絶望感がヤバいです。何て言うんだろう、どんなに足掻いても結局竜牙さまの思う通りにしかならない不条理さっていうかね。さすがの演出だなぁ…
あと今更語るまでもないけど皆さんお馴染みのエロい翼ね。
さすがの可愛さだなぁ…。


竜牙さま「フン…少しは楽しめたぞ…」

さっきの爆笑からのこのセリフとの温度差にクスッときてしまいました。
多分はっちゃけた後でハッと我に返って、会場にギンギンがいたことを思い出したんでしょうね。部屋で熱唱してたら窓が開いてたときの気分なんでしょうね。慌てていつものクールな竜牙さまを取り繕ったものの、内心冷や汗ダラッダラなんですかね。
この一言では繕いきれなくてヤベェと思ったのかどうかは知りませんが、さらにもう一言ギンギンに告げて、今回の熱いバトルは幕を閉じます…。


竜牙さま「鋼銀河…決勝で待っているぞ」

盾神くん「俺とのバトルは眼中にねぇってのか!」



…黙ってれば私も触れずに終わったのに…(笑)
いや私は翼の方に夢中だったからさ、盾神くんが言うまで気付かなかったよ、スルーされてたこと。私以外にも多分気付いてなかった人いると思うよ。お前のその一言が引金になってお茶の間に失笑が漏れたところだわ。
「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、盾神くんの場合の杭は、出てるだけじゃなくて発光して全力アピールしてるんですもの。そら打たずにはおれんわ。

カウンセラー遊さん(MFB44話振り返り)

今回の始まりは、選手控え室。

遊さんからことの顛末を聞かされ、もう何度目か分からぬ暗黒星雲ディスり会議が開かれています。
暗黒星雲がいかに酷い組織かを紺紺と語り合うギンギン達。
…ってゆっかもう散々聞いたよそういうの。暗黒星雲が最低なのは分かったよ!そのくせ毎回結論は「勝ち上がろうぜ」にしか落ち着かないんじゃん!もういいよそういうの!!

ところでベンベンはどうやらみずちんのことが苦手らしいですね。
あー、確かになんか苦手そうですもんね、ああいう何考えてるかよく分かんないタイプ。キョウヤさんとは対極の存在ですしね。えっ?いえ別に盾神くんが分かりやすいって言いたい訳ではないんですけどね!(アヒル口で)

さて、ちょっと移動して控室の外。
暗黒星雲に向ける覚悟を再三に渡って確かなものにした一同は、部屋を出て会場へと向かいます。
そこへ、何処からともなく現れる盾翼。

ちょっとちょっとお二人さぁ〜ん!話は粗方終わったんですけど、今頃何しに出てきたんですかねぇ!
そもそも今まで何をしていたのか!ってゆっかなんで一緒に現れたのか!!カメラの回っていないところで?二人っきりで?ナニをしていたというわけですか!!そういうことならもうちょっとゆっくりしてろよ馬鹿野郎!!(理性崩壊)

やー、この二人、なんだかすっかり仲良しさんですねー。盾翼ってなんかいつの間にか仲良くなってたイメージだったんですけど、こういう視聴者に見えない部分で着々と愛を育ててたんですかね。いやソコを見せてよと思わなくもないですが、彼らが仲良くなる過程をすっ飛ばしてくれたお陰で妄想の余地が広がったのだと思えばソレもアリです!盾神くんは思い切って話しかけてみて良かったねホント!!

そんなこんなでケンチーvsみずちんの試合が始まります。
どこにも翼がおらんのが大変気になりますね。さっきわざわざギンギン逹と合流したのは一体なんだったのか。


何だかんだで善戦していたケンチーですが、サジタリオは三枚のトラックを壊されて絶対絶命です!
しかしケンチーだってこのままやられはしません。スタジアムの淵まで追い詰められますが、驚異のバランス感覚で上手く粘ってみせます!
ここの盾神くんの「あっぶね〜」みたいな顔が可愛いです。盾神くん結構ケンチーに感情移入してるんだね。氷魔さんvsみずちんのバトルを冷静に分析してた時の客観性が嘘のようです。

先ほどのピンチを逃れられたのは、どうやらサジタリオに遊さんのエターナルシャープボトムを仕込んでいたためのようです。

今まで散々主要キャラ達を苦しめてきたエターナルシャープボトムですから、これはさしものみずちんでも一筋縄ではいかないはず!!
しかしみずちん、「苦しむ時間が長くなっちゃったネ☆」と余裕の表情です。
こーういう語調がたまんないですよねみずちん!嗜好はバイオレンスなのに雰囲気はのほほ〜んとしてるの!ギャップがね!良いよね!!

さて、サジタリオのパーツを片っ端からぶっ潰すことで、早速そのギャップをまざまざと見せつけてくれますみずちん。ファンサービス精神(W流)に溢れてますね!
その余りの光景は観客も目を塞ぐほどのもので、
観客1「ひどい…」
観客2「ここまでするかよ…!」
という声が口々にあがります…。



氷魔さんの時のリアクションとはエラい違いですね!

えっ、氷魔さん戦は今回より更に一方的だったじゃん!みんな氷魔さんの時は割りと他人事だったじゃん!罵声すら浴びせてたじゃん!
な、なにこの格差!!なんでみんなしてケンチー贔屓なの!!そういえば遊さんvsギンギンの時も負けた遊さんにエール送ってたなこいつら!!ショタコンだらけかこの大会!!!

ってゆっか、そもそも今回誰一人として氷魔さんに全く触れてこないから、前回のあの壮絶なバトルが夢だったかのような錯覚に陥るんですけど!!
えっ、念のために伺いますけど、氷魔さんって空閑の想像上の存在とかじゃないですよね…?皆さんの心の中にも氷魔さんはいますよね…?


さて、空閑が氷魔さんを哀れんでるあいだに、ケンチーの緊縛ショーが始まります。
この会場ショタコンだらけですから、観客の皆さんは理性と欲望の狭間で揺れ動いていることでしょう。
観客からは視姦を、みずちんからは言葉責めをされてうっかり屈しそうになるケンチーですが…


遊さん「諦めちゃダメだ!ケンチー!!」


駆け付けた遊さんの言葉に、なんとか持ち直します!熱い展開だ!
さすがは場外からのカウンセリングに定評のある遊さんです!!
ってゆっか遊さんはどうせ今後バトルで見せ場ないんだから、ずっとそこでスタンバってると良いよ。スタジアムの影から選手の闇堕ちを食い止める係になりなよ。

勇気をもらったケンチーは遊さんと力を合わせてみずちんに反撃です!!

ところで、この力を合わせる描写の遊さんが半透明なのがたいへん気になります。
その場にいない仲間が半透明になって出てきて、主人公格と一緒に技名を叫ぶって演出はまあバトル物でよくあるものですが(半透明言うな)、遊さんこの場にいるんだから別に濃度100%のままで良いじゃん。
冒頭の「遊の仇は僕が討つ!」みたいな発言といい、もしかしてケンチーの中では遊さんは既に故人だったりするのですか。なにそれ酷い!それじゃあメタルファイトベイブレード4Kになっちゃうじゃないですか!(4K…四ツ谷怪談)

遊さんの生霊を前にさすがのみずちんもビビってますビビってます!

「やめろッ…!」
「そんなことしたら…そんなことしたらぁ…!!」
「痛いじゃないかァア!!!」

きたあーーーーーーー!!!
待ちに待った名ゼリフですこれ!!
やっぱり良い演技だなぁここ!みずちんは氷魔さんに「良い感じに壊れてきたじゃないか」みたいなこと言ってましたが、ぶっちゃけみずちんのがよっぽど良い感じの壊れっぷりですよね!

と、大喜びしてたのですが、大道寺さんの方が楽しそうでなんだか悔しかったです。


そんで、ぶちギレたみずちんが暗゛黒゛天゛技゛・サーペントヴェノムジェノサイドを炸裂させて、決着〜。

まだまだ壊し足りないみずちんでしたが、あわやというところでギンギンが割って入ってくれたことで事なきを得ます。

ここの「眩しいよ…眩しすぎてヘドが出る!」ってセリフが物悲しくてすごく空閑好みです。
ギンギンが眩しいってことは、自分が闇側の人間だって認識はあるんですよねみずちん。そもそもみずちんは最初から「そういうモノ」として作られた存在な訳ですから、自分が闇であることに疑問も持たずに、ましてや光の下で生きたいだなんて考えもせずに生きてきたんだろうなぁ。
でもほんとはもっと真っ当に生きてみたいんじゃないかなぁ。ギンギンの眩しさが鼻につくのは、羨望の裏返しなんじゃないかと思うんですよねー。みずちんにとって光っていうのは、喉から手が出るほど欲していても決して手に入らない存在で、だからこそ視界にいれることすら疎ましいんじゃないかなぁ、と。
もう死ぬしかないような根っからのクズも好きですが、こういう救い甲斐のあるクズを見ると抱き締めてあげたくなります。




さて、今回も壮絶な戦いとなりました…。しかしボロボロになりながらも善戦するケンチーや遊さんの姿は、観客の胸を打ったようです。
会場内では割れんばかりのケンタコールが!
中にはギンギンに「ケンタの仇を打ってくれー」と願う声もあがります。



氷魔さんの時と(強制終了)

盾神くんの飴と鞭(MFB43話振り返り)

さて、今回からバトルブレーダーズ二回戦が始まります!
と思いきや、なんと公衆の面前でモニターのトーナメント表が書き換えられてしまいました。
当然、選手達の疑いは真っ先に大道寺さんの元へ向かうわけですが、そんな不祥事に対する大道寺さんのコメント

大道寺さん「誰を誰と戦わせようと、全ての決定権は私にあります!」

そこ開き直っちゃうんだ!!
エエーッ、それは例え誰もが真相に気付いていようとあくまでも不測の事態を装うべきところじゃないんですか!?白々しい顔で「コンピューターのバグでバトル順が入れ替わってしまいましたwww」とか吹いとくべきところじゃないんですか!?
だっ…これっ、ある種の八百長宣言じゃないですか!この世界に2ちゃんがあったら大バッシングですよこの発言!!

そんな爆弾発言ですらどうやらベイブレードワールドではそんな大したことでもなかったようで、軽く流して雑談する盾翼が可愛いです。

翼「どうやら立場が逆になったな」
盾「へっ!」(不満げ)
翼「竜牙の相手はオレだ。余計なことはしないでくれよ?」
盾「チッ」

盾神くんは完全に遊ばれてますね。
ってゆっか、ここの翼は何様のつもりですか。ここで「お前がいうな」と一言返されてたら翼ぐうの音も出ないじゃないですか。なぜわざわざ地雷を踏み抜きに行ったのですか。
そして、こんな大きな釣り針にツッコむ素振りすら見せないところを見るに、この盾神くんさては内心ドキドキなんじゃないでしょうか。(腐女子的ポジティブシンキング)ずっと気になってた美人さんに前回アタックかけたところ、ついに話しかけてもらえたんですものね、そら緊張もしますわ。
しかしこの対応はちょっと緊張しすぎです。しかもこの人この後居たたまれなくなってベンベンに会話を振りましたからね!最悪です。盾神くんともあろうお方が敵前逃亡ですよ!
「ヘッ」「チッ」で流された挙句、会話そのものをなかったことにされた翼の心境を想像してあげてください!やっと立ったと思ったフラグを自らの手でヘシ折らないで下さい!!(切実)

ってゆっか、盾神くんは今回も良い位置陣取ってるね。ギンギンと翼の間って、お金払ってでも手にしたいポジションじゃないですか。盾神くんが喋るシーンではもれなくどっちかとのツーショットですよ羨ましい。
盾神くんって、こと席順に関してはいつも面白い程理想通りの位置にハマってくれるよね。もしかしたら彼に椅子とりゲームやらせたらメチャクチャ強いのかも知れません。


そして始まるベンベンvs盾神くん戦。
ここで問題の盾神うちわが映るのですが、まあ今更私が言わずとも誰もがツッコむところなので流します。

念願のキョウヤさんとのバトルということで、ベンベンも感無量って感じですね。これまでキョウヤさんを目標にしてきたこと、けれどキョウヤさんをも越えてみせるつもりでいること…盾神くんへの胸の内を熱く語ってます。
盾神くんからしてもなんやかんやで大切に思ってる腹心ですから、ベンベンの熱い思いに込み上げてくるものもあるに違いありません。そんな盾神くんからのコメント。

盾神くん「キョウヤさんキョウヤさんうるせぇんだよ!!!」

て…手厳しい!!
そこで全力のツンかよ!よくもまあこう毎回予想のナナメ上を行けるよなお前!!一周回って尊敬するわ!!

まあ本当はここから「テメェに俺が越えられるかァ!!」と続くので、一応ちゃんと会話は成り立ってるんですけどね。
とはいえ、ここまで見事に勢いを叩き落とされていながら「越えてみせます!!!」と立ち直れるベンベンは紛れもなく良い子です。

そんでもって、敵に背を向けない覚悟だとか「息の根が止まるまで、獅子の戦いは終わらねぇ!!」発言だとか、自分なりの極意をなんやかんやで伝授してあげてるあたり、盾神くんも良い子です。
言っちゃ悪いけどベンベンと盾神くんって力の差はかなりあるから、多分一瞬で勝負つけることも出来たハズなんですよ。それでもちゃんとお互いに実力を出し合う形で、しかもベンベンがこのバトルを通して成長できるような決着に持っていってあげてるんですよね。そしてそういう優しさを周りに感じさせないんですよね。
…良い男ですね。(すごく悔しい)

ここでやっとアイキャッチが入って来たのでビックリしました。まだ前半かよ!内容濃いな今回!!

さて、後半からはふかみんvsギンギンとなります。

竜牙さまの危険性を説くふかみんのイメージ映像がたいへん気になりました。
大量のベイの亡骸の上でエルドラゴが回ってる…っていう絵面なんですけど、ふかみんの見た未来…なんですよねコレ?なんか物凄い世紀末感に溢れてるんですが、竜牙さまは一体何がしたいのでしょう。
竜牙さまの「雑魚には存在する価値もない」的な思想は彼のキャラクターを確立させるのに重要な要素でもあるので否定する気はさらさらありませんが、それにしたって自ら雑魚を潰して歩くだなんて未来の竜牙さまは相当ヒマを持て余していらっしゃるのですね。
んまあギンギンを始めとする強敵を皆殺しにした後じゃあ、バトルバカの竜牙さまが暇になるのも分かりますけどね…ってゆっかそういうことは皆殺す前に気付きませんか。
「失って初めて大切さに気付く」とは良くある表現ですが、そういうのをやって良いのは好き会ってる人達だけです。ギンギンを喪った悲しみに咽び泣く竜牙さまはなんていうか、純粋にイヤです。

ってゆっか、エルドラゴの力って文明滅ぼせるレベルなんだね。なんでこれでラゴウさんに歯がたたなかったんだろう。
…まあふかみんの予知能力なんて、自分が暗黒星雲に切り捨てられることすら予測できない程度ですからね。空閑でも予想がついたのに。
このビジョンも、未来を見たと言うよりは竜牙さまへの恐怖により無意識に想像しちゃったものだと捉えた方が良いのかも知れません。

そんなことよりギンギンの気迫がハンパないな今回!!
盾神戦の時から思ってたけど、今回の作画はすごくパワフルですね!!燃えてきます!!
そんでもって、なんかさっきから杉山DJがやたら激しく動いたり無意味に俯瞰のカットがあったりして、作画的に優遇されてるのが気になってたんですけど、今回これ作監飯飼さんでしょう。
飯飼さんでしょうっていうか、飯飼さんの他にこんなにDJに愛を注ぐ人がいたらちょっと困ります。うっかり作品のタイトルが「メタルファイトベイブレードDJ」なってしまいます。


ふかみん「天は残酷よ…。何故このような過酷な運命の元で我と鋼銀河を戦わす…」

ふかみんがなんかロミオとジュリエットみたいなことを言い出して唖然としました。「命さえ懸かってなければ、もっと楽しくバトル出来たのになあ」みたいなことが言いたいんだと思いますが、ふかみんはいちいち言葉を尽くし過ぎてて深読みしそうになります。
思わずお前ら叶わぬ恋でもしてんのかとツッコんでしまいそうです。(既にツッコんでます)銀深なんか聞いたこともないのに!とんだロマンチストだなふかみん!


ふかみんのディストーションドライブが発動。前にバトルした時と同様、炎で燃やしてみたりギンギンを凍らせてみたりの精神攻撃で攻めます。
…どうでもいいけど、男性器を冷水と熱湯に交互に浸けたら絶倫になれるそうですよ。(ここをみてこの都市伝説を思い出してしまう私の脳みそがいやです。)

凍らされてレイプ目にまでなってしまったギンギンでしたが、心は燃えていたお陰で見事に幻影を打ち破ります!理屈はよく分かりませんが、なにやらすごいライブ感です!熱い!!

ギンギン「この一瞬一瞬を精一杯戦って…辿り着いた先が!俺の未来だああああ!!!」

熱い!!!
ギンギンのバトルっていつもこんなですよね。理屈は通ってないのに良いセリフと演出のカッコよさで切り抜けちゃう感じ。視聴者はそれで大満足なんですけど、やっぱり理屈が通ってないだけにダミアンとは和解できない感じ。(どんだけダミアン引きずる気なの)
いやーでもまあカッコいいから良っか。空閑はダミアンではなく視聴者なので、これで大満足です!


さて、試合はそのままギンギンが勝利。

バトルがひと段落したところでソファでまったりする一同のシーンですが、翼だけ立ってるのがすごく気になりました。
いやまあベンベンを立たせると三人掛け(?)のソファに盾神くんと翼が二人で掛けることになって、空いたスペースが不自然だしね。普通に考えても最年長(多分)の翼が立つのが当然なんだけど、ぱっと見ハブられてるように見える翼クオリティ。


そこに傷ついた遊さんが現れます。みずちんから命からがら逃げて来たのでしょう、立っているのすら危うい状態です。

慌てて駆け寄り、それを抱き止めるギンギン。

ワンテンポ遅れて走り寄る仲間たち。

その最後尾をゆく翼


……フゥー…(溜め息)

いやね、分かってますよ!普通に考えて翼がソファの向こう側にいた訳だから、そこから回り込んで遊さんの方に駆け付けようと思ったらね、そら最後尾になりますよ!そこまで分かっていながら何故か薄弱に見える翼クオリティ!!
日頃の行いがいかに印象を左右するかを思い知らされました。



ああそうそう。結局、作監は飯飼さんでした。ちなみに絵コンテは川口さん。
非MFBクラスタの遊戯王クラスタからすると恐怖で震えが止まらない組み合わせですね。ここに井上さんが加わってたら晴れて作画三幻魔の再結成です。
三幻魔だって本気で頑張れば三幻神に成り代われるのだなあと思いました。

ひとりで解決する回(MFB42話振り返り)

前回のヒカルちゃんvs竜牙さま戦で風穴が空いたスタジアムでしたが、どうやら修理の目処は立ってるみたいです。
DJは平然とアナウンスしてますけど、これって凄い精神力ですよね彼。
ヒカルちゃんが吹き飛ばされる光景は余裕でトラウマになるレベルだと思うんですけど、休養すらとらずに職務に戻るDJは社会人の鑑だと思いました。ってゆっか誰か暫く仕事代わってやれよとも思いました。
DJには同僚とかいないんですか。彼にもしものことがあったらまさか替えが利かないんじゃないんですか。もしかして忌引きの時ですら出勤させようとしてませんか。酷いブラック企業ですねWBBA。(濡れ衣)

所変わって暗黒星雲。
負けたことを咎める大道寺さんに「そーゆーことだってあるよ!」と返せる遊さんがカッコ良いです。
達観してるなあこの子…。
遊さんって天才児扱いはされてるけど、努力もめっちゃしてるんですよね。ただ、普通の人なら「めっちゃ努力したわー」って思えることを遊び感覚で楽しんじゃうってだけのことですよ。やってることは「努力」と何ら変わりないのに、本人にその自覚がないせいで「努力ってナニー?」になっちゃうんじゃないかなと思いました。
もしこれが翼だったなら敗北から立ち直るのに一年を要するところですからね!一瞬で気持ちを切り替えてプラスの方向に進めちゃうのが遊さんの天才たる所以なのかな、と。
あーなんかアイシールドにこれ系の格言が載ってた気がする…。


さて、何やかんやでみずちんと戦うハメになった遊さんは、施設内のスタジアムへと連れてこられます。
そこでは竜牙さまによる一般ブレーダーとのお戯れの会が開かれていました。熊手兄弟ごときに勝って高笑いしてらっしゃるくらいですから、今日の竜牙さまもたいへんご機嫌のようです。
一期の竜牙さまはいつでも楽しそうなのが可愛いですね!思わずこっちまで笑顔になってしまいます。ニタアァ!!(暗黒スマイル)


「だって君は、僕が貰ったんだもの。」というみずちんの素敵発言を皮切りに、みずちんvs遊さん戦が始まります。

定石通り、まずはソニックバスターで相手を動けなくする戦法をとる遊さん。
しかしなぜかみずちんはピンピンしています!不思議がる遊さんに、大道寺さんからの解説。

大道寺さん「砂を苦にする蛇がいると思っているのですかぁ?」

その説明で納得できると思っているのですかぁ?
ダムレ君の時もそうだったんですけど、これで説明できた気になってるのが超腹立つんですけど!なんで他のベイの技は一応物理的っぽい理由付けをしてあるのに、ソニックバスターだけ毎回やたらメルヘンなんですか!!その理屈で言うなら、どう足掻いたって実存する生物が竜に勝てる訳ないゃないですか!!
なるほど、竜牙さま関連のバトルは大体初めから勝負は決していたという訳ですか…私が竜牙さま回の感想に費やした時間は全て無駄だったと…!

ってゆっかもしかして、みずちんと遊さんでタッグ組ませとけば最強だったんじゃないんですかこれ。
遊さんがソニックバスターで敵の足を封じて、その隙に自由に動けるみずちんがやすり戦法で体力を奪って、最後に双方の必殺転技で決めちゃえば、翼なんかと組むよりよっぽど実践的だと思うんですけど。
ソニックバスターが工夫次第で攻略できちゃうってのが割りとネックですが、でもやっぱり工夫で乗り切ろうとしてるベイ相手なら素のままで自由に動けるサーペントの方に分がある気がするんですよね。
想像しただけで面倒くさいもんこのタッグ。絶対敵に回したくないもん。
暗黒星雲が大会の実権握ってるんだし、バトルブレーダーズをタッグバトルメインの大会にすることも容易だったと思うんですよねっていうかそうか、それだと竜牙さまがやりにくくなっちゅうから今のままで良いのか。(ひとりで解決)

そこはまあ良いんですけど、大道寺さんって人材を有効活用するのがあまり上手くない気がします。
エルドラゴとか、力を食ったら食った分だけ強くなるんだから、大池さん達をチマチマ喰うより遊さんを一人喰ったほうが効率良い気がするんですけど…。みずちんの腕試しなんてぶっちゃけ誰でも良いんだから、そこに大池さんレベルのブレーダーを充てるべきじゃね。
…もしかしてこれ個人的に遊さんへの鬱憤を晴らしたかっただけじゃないんですか大道寺さん。まあ遊さんからはこれまでかなりぞんざいな扱い受けてましたもんね…。それなら仕方ないですね!(ひとりで解決)


そして皆さんお待ちかね、伝説の盾翼の会瀬
…まあ皆さん何も言わずとも萌えてくださるシーンでしょうから、取り敢えず気になったセリフを抜粋しましょうか。

翼「ヒカルのようになってもか!」
盾神くん「この俺がか!!」
翼「お前だけじゃない…俺は、これ以上誰かが竜牙の餌食になるのを黙って見てる訳にはいかないんだ!!」

盾神くん「お前がやろうとしたことは!俺への、そしてベイブレードへの侮辱だ!!」
翼「!!…ベイブレードへの…!?




…なんか盾神くんことごとくスルーされてませんか。
盾神くんはだいたい「俺を見ろ!」「俺に謝れ!」って感じなのに、翼は「ブレーダーの美学を汚す発言を、ベイブレード界に対して訂正します」な感じなのが印象的です。
「俺はベイの力にしか興味のない男さ」はダテじゃなかったという訳ですか。ちょっとくらい誇張表現であって欲しかったわ!

ああでも最後に翼がボソッと「…死ぬなよ」って言うのは最高でした。
あのやり取りの最後で、翼はやっと彼を一人の人間「盾神キョウヤ」として認識するに至ったんでしょうね。
そしたら、胸の奥から彼には生きてて欲しいって願いが湧いてきたんですよ。
彼の生き様が美しかったから。傷付いても、時に命を落とすことになっても、胸を張って戦っていたいのだと語るその姿が。
でもそんな彼をブレーダーたらしめる為には戦いに水を差す訳にはいかなくて。
傷付かないでいて欲しいという思いはさっきよりもずっと強いのに、そうする手段はないのです。その背を見送ることしか許されないのです。
遣りきれない思いにそっと拳を握りこんで、それでも溢れた願いが唇から零れ出す…。

「死ぬなよ…」





まあ結果的には翼の方が先に死ぬんですけど。(だいなし)
そして多分ここまで気持ち悪い意味も込められてないと思うんですけど。
なんかでもここの翼の心境の変化は良いですよね。翼の中で盾神くんが「その他大勢」から「盾神くん」に変わっていく感じがね、キュンキュンするよね!!
あと、ここで盾翼がベイバトルを介さずに絆を深めたっていうのはMFB史に残る快挙なんじゃないかと一人で思ってます。尺の都合と言ってしまえばそれまでなんですが、ブレーダー同士としてではなく一対一の人間として仲良くなってくれたのかなぁと思うと、こいつらが一層愛おしくなります!


さて、一方遊さんの方はというと、サーペントの毒が回ってとうとうラストジャッジメントインフェルノを出す余力すら削られてしまっていました。大ピンチです。

みずちんの「これが屈辱の味だ」「これが悲しみだ」「そして…これが恐怖!」がなんか悲しいですよね。
みずちんがここまで自己主張することなんて他にないじゃないですか。まるで彼ががそれしか知らずに生きてきたみたいでさ。ってゆっか実際そうなんだろうけど。
幸せにしてあげたいなあこの子…。この三段論法に「これが栄光の味だ」「これが喜びだ」「そして…これが希望!」で返したい。そして初めての感情に困惑するみずちんを見てニヤニヤしたい。(甘やかしたいのか虐めたいのか)

で、遊さんは最後の力を振り絞って逃げ出しましたとさ。トゥービーコンティニュー!(←盾翼について語れたのでもう満足)

結局氷魔さんより翼のが語ってる(MFB41話振り返り)

さてさて、前回に引き続き、消化試合が繰り広げられています。盾神くん戦と翼戦は苦戦する描写もなくサクッと勝利。
今はどうしても色眼鏡で見ちゃうから 盾神くん>越えられない壁>翼 の図式が前提になっちゃうんですけど、この頃はこの二人がセットだったんですかね。こういう扱いは凄く嬉しいです。
こいつら根っこの性格は似てる割りに思考回路もプレイスタイルも真逆だから、対比させると楽しい気持ちはよく分かります。

翼とギンギン達のハイタッチがたいへん可愛いですね!
ところで、ここで盾神くんがハイタッチに参加してないのがなんだか意味深です。
盾神くんのハイタッチといえば、二期のナイル君との拳コツンがなんとなく印象深いのですが、もしかしてこのシーンと対比してあったりするんでしょうか。「俺の勝利を喜んで良いのはワイルドファングだけだぜ」的な盾神くんの意志がここに込められてたりはしないでしょうか。
もしそうならワイルドファングの絆に対する盾神くんの失言の数々はここで許そう。多分そんな深い意味はないんだろうなという気持ちでいっぱいですが。

さて、いろいろあって氷魔さんvsみずちん戦。
翼ひとりだけみんなと離れて観戦してるのが大変気になりますね。よく翼か盾神くんが一人だけ離れて観てることがありますが、なんで彼らは毎回人数分の席をとっておかないのでしょうか。(あれ席が足りなくて立ってたの)
「次氷魔の試合だから会場行こうぜ」ってなって、皆が席に向かう中、ひとり出入口付近で立ち止まる翼を想像すると込み上げてくるものがあります。


みずちんを訝しみながらも、とにかく攻撃叩き込む氷魔さん。
あからさまな描写はないけどイイ感じに不気味さが漂ってるのが凄いですね!この薄皮一枚隔てた恐怖、なんだかゾクゾクします!
あとサーペントの十二枚歯を受けたアリエスから粉が散っててヒエエエエエ!ってなりました。アリエスの破片が飛んでるよおお怖いよおおおお!!

これ今の空閑が見ててもこんなに不安を煽られるんですから、当時のチビッ子たちはさぞかし恐ろしかったことでしょうね。普段が王道子供向けストーリーなだけに、たまに出るこういうえげつない描写は容赦なく視聴者の心を抉ってきます。

さて。
破片だけでは飽きたらず、進展のないバトルに退屈した観客が野次まで飛ばしてきました。
ギンギンvs遊さんのバトルでは双方の健闘を讃えてくれたはずの彼らなのに、今回はなぜか唐突に民度が低いです!!
まあ確かにギンギンや遊さんと違って氷魔さんみたいなどうでも良い選手の試合を引き延ばされたらイラッとくる気持ちも分からんでもないですが…。
それに空閑達がアニメで見てるのとは体感時間も違うんだろうしね。もしあの単調な流れを30分とかやられてたら空閑も無言で席を立つかもしれません。
そしてその間ずっとアリエスがジリジリ削られていたのだと思うと、なんだかアキレス腱のあたりがジクジクしてきました。



違和感にただただ困惑する氷魔さんを前に、ついに動き出すサーペント!!
毒で敵を弱らせてから喰らうという彼のスタイルが遂に明らかになります!

なんということでしょう…、みずちんったらターン制RPGならパーティに一人いて欲しいキャラでした!
なんたって敵のステータスを下げる技を覚えだしたら攻略が断然楽になりますからね。
しかもみずちんは多分毒が付与できますよ。もしこれが世界樹の世界観だったら、毒を付けてから3ターンも放置すれば大抵の敵は殺せますからね。毒吹きアゲハは初めて世界樹をプレイした人が唖然とするポイントのひとつですよね。
取り敢えずみずちんは後衛から呪いをかけつつアイテムで補助してほしいタイプです。私のRPG談義はどうでもいいですかそうですか。


みずちんのペースに呑まれて徐々に取り乱し始める氷魔さん。

氷魔さん「ちくしょう!!」
みずちん「良い感じに壊れてきたじゃないか」

私が感じたことをそっくりそのままみずちんが言い出したので、うっかり心を読まれたかと思いました。
まさにその通りです!良い感じに壊れてきました氷魔さん!!

この試合、みずちん自体が怖いってのもあるけど、それ以上に氷魔さんが段々おかしくなっちゃうところがより一層気持ち悪さを演出してますよね。
飄々としてて、何度負けても次の週にはケロッとしてた氷魔さんが、初めて剥き出しの感情を露にしたのがココなんじゃないでしょうか。まさに氷魔さんの人生はこの瞬間のためにあったというわけです。あとの人生なんて単なるオマケです。そして氷魔さんの人生をかけて演出されたみずちんですら、数週間後にはギンギンにコテンパンにされるのです。(あんまりだ)(人生って理不尽。)

ジュリアス坊っちゃんの時もそうだったけど、MFBは負けるキャラにスポットを当てることで敵の恐ろしさを印象付けるのが上手いですね。
遊戯王なんかは負けるキャラにも花を持たせたくなっちゃう中途半端な優しさが透けて見えてるので、あんまりこういう負け方はしてくれないんですよねぇ…。こういう、ストーリーの為なら時にキャラをボロ雑巾のように扱う公平さを公式が持ってくれてると、こちらとしても安心して見れる感じがします。


翼の
「なまじ強いからこそ徹底的にいためつけられ、弄ばれることに…!」
は空閑の大好きなセリフの一つです。なんか翼の意外と図々しい部分が垣間見える一言ですよね。
氷魔さんの実力は認めてるみたいな素振りしながら「なまじ強い」とか言っちゃってるんですよ。つまり言い換えたら「中途半端に強い」ですよ。完全に氷魔さんのことナメてましたねこれ。腹の底では見下してたんですかね。嫌な奴ですね。
まあ別に氷魔さんが中途半端なのは間違いじゃないから良いんだけど。
そして中途半端に強いのは翼もなんだけど。(空閑も大概図々しい)

それと、氷魔さんがひたすら可哀想な局面なのに冷静にそんな分析しちゃってるってところも、翼の翼たる所以だよね!仲間に対して温度が低めっていうか…まあリアルに考えたらこのくらいが普通なんだけど、少年漫画的な「仲間」の感覚とは明らかに噛み合ってないんだよね。。
まあそんな翼が好きなんですけど。


で、最後にトドメのヴェノムジェノサイド!
一気に静かになる会場。の中で、空からぱらぱらと落ちてくるアリエスだったもの。
そして氷魔さんの絶叫…。

う、うわー…。これもう視聴者唖然ですね…。
過去あらゆるトラブルを経験してきたギンギン達ですら、揃って(゜Д゜)こんなんなっちゃってますもの。私もなんかもっと気の利いたコメントが出来れば良いんですけど、言葉が出てこないですこのシーン…。
…というわけで皆さんも41話観ましょう。一緒に唖然としましょう。(結局言葉は出ないままである。)


最後にチラッとヒカルちゃんvs竜牙さま戦が入って次回に続きます。
なんだかこの試合、X-Vとハオ様の戦い(@マンキン)を見てる気分だ。
結果が見えすぎてて感情移入もクソもないYO!ヒカルちゃんの後ろ姿を黙祷で見送るしかないYO!

あと、チラッと流される割りに異常に作画に力が入ってますよねこのシーン。
それが嬉しいのか、竜牙さまも大変ご機嫌なご様子でギンギンを煽っていらっしゃいます。
今回の締めとなる「アーッ↑ハッハッハッハ」という高笑いもたいへん微笑ましいですね!!竜牙さまが楽しそうだと空閑も嬉しいです!!!
そして竜牙さまをを見て気を紛らさないと、ヒカルちゃんを喪った悲しみに負けてしまいそうです!!(血涙)
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