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バトンでも



美容バトン

細かく聞いていくので細かく答えましょう。


**スキンケア編**

●クレンジング

母が美容室で買って来たのを使ってます
よく落ちる

●洗顔料

体洗う石鹸

●化粧水

無印良品
を、気が向いたら使いますが風呂上がり何もしない事も…

●乳液・美容液

使いませんね

●パック

韓国で買ったやつ
3ヶ月に1つも使わないかも(笑)

●ピーリング

ピー…リング……?

●アイクリーム

アイ…クリーム……?

●まつげ

つけまつげはあいくちゃんのキュート
マスカラは面倒なのでしません

●リップケア

あの青い…500円くらいのリップクリームを…たまに(笑)

●その他

何もしないなぁ

●こだわり

特になしです
肌が強いので何もしなくても全く問題なしです

**ヘアケア編**

●シャンプー

買う時の気分なんで特に贔屓にしてるのはありません

●コンディショナー
●トリートメント

この2つの違いが分からない(笑)

●アウトバストリートメント

なんですか横文字ムズカシイナー

●ヘアスタイリング

シュってCMしてる水色!
とケープ

●その他
●こだわり

なし!

**ボディケア**

●ボディソープ

石鹸です><

●ボディローション
●ボディクリーム
●ボディスクラブ

使わない!

●入浴剤・制汗剤

バスロマン

●その他
●こだわり

なし!!

お疲れさまでした!!


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エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
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自分がいかに美容に興味、関心がないか再確認しました(^o^)/

 

不幸自慢6

何故だろう、全く酔えない

美嘉はカシスオレンジの入ったグラスを傾けながら、内心焦っていた
普段は合コンなんて誰よりも先に酔っ払って適当に過ごすのに、今日は四杯目なのに酔う気配が一切ない
お酒なんて別段好きでもなんでもないから甘いお酒ならなんでもいいと思っているのでいつもカシスオレンジを飲むのだが、もしかするとアルコールの割合が極端に少ないのかも知れない

これは困った
美嘉は本当に人見知りだった
自分の目の前に座る男性は良い人なんだが、その横、藍の正面に座る男がもう面倒臭い
彼こそが噂の陸さんの職場の先輩だった
親しくない人にこんな事言っていいんだろうか、うっざいわこの人
さっきからやたらと住所や元彼の人数を聞いてくるし、飲め飲め五月蠅いし…


「藍ちゃあん…」

「何?」

「ちょっと前失礼」

「あいよ」


とりあえず、トイレに行こう!
少しでも良いのでこの場を離れたかった
離れたらきっとその間にうざい男(確か山下さんという名前だった)の標的も変わっているだろう
ごめんね女性陣、山下さんのお守りを私は放棄します!
ルンルンでトイレに行った美嘉だったが、考えが甘かった
トイレから帰ると、先程まで自分が座っていた場所は他の人が座っている
そして余っているのはトイレに行く前まで男性幹事が座っていた席の正面のみ
そしてその席の横に座るのはまさかの山下
満面の笑みでこちらに手招きしている山下
ふざけるな山下
入り口でいつまでも突っ立っているわけにもいかず、仕方なしに苦笑いだけをお供に山下の隣に座る
無論、気持ち山下から離れて


「美嘉ちゃんが居ない間に席替えしちゃったよ〜」

「ははは、みたいですねぇ…」


なんで居ない間に席替えするんだろう…
今は自分と対角線の位置に座る藍を恨めしく見ると、てへっ!という笑顔で右手親指を上げられた
うん、腹が立つ
こうなったら飲むしかない
美嘉はカシスオレンジをがぶ飲みした


「美嘉ちゃんグラス空だよ〜
次何飲むの?」

「あー…カシスオレンジで」

「え〜?またカシオレぇ?
違うの飲みなよ」

「いや、甘いお酒しか飲めないんで」

「何それ女子アピール?!
美嘉ちゃんって超可愛いね〜」

「……はぁ…そうですか…」


あの、殴ってもいいですか?
隣同士とは言え、少し間を空けて座ったはずなのに、徐々に隙間を埋められた

お分かり頂けるだろうか、私のこのテンションの下がり方を
目に見えて無口になってきている、無愛想になってきている
なのに何故だ、何故なんだ山下
お前は本当にめげないんだな山下
気付かれないようグラスに口を付けながら小さく溜め息を漏らす
そして、自分の目の前に座る人にちらりと視線を投げかける

美嘉の正面に座るのは、確か蔵川と言った
男性幹事陸さんの高校、大学時代の友人…らしい
らしい、というのはこの男、喋らない
テンションが下がって無愛想になった美嘉より喋らない
蔵川の横になかなか綺麗なお姉ちゃんが座っているのだが喋らない
男性は気になる異性が居ると無口になると聞いた事があるが、そういう意味での無口じゃないのがありありと分かる

彼、全くこの合コン乗り気じゃありません!

だからなのか正面で顔面に『迷惑です。』と油性マジックで書いてあるかの如く不機嫌な美嘉のフォローをするだろう
山下の注目を美嘉から逸らすなりなんなりあるだろう
何もしやがらないんだぜあの野郎わよ…

美嘉のストレスは限界だった
が、気付く者は居なかった
いや居るには居るんだが、美嘉を助ける気はなかった


不幸自慢5


今回の俺の目的は唯一つ、職場のうざい先輩の彼女を見付ける事である
ハッキリ言わせてもらえば本当、むかつく人間だ
俺の彼女の事でグチグチと泣き言を言われてチクチク卑屈な事を聞かされるのにはウンザリしていた
もういい加減疲れたから『合コンセッティングしますよ!』と言ってしまった俺を殴りたい

なんで、俺も、参加なの?

俺の知り合いに声をかけるまではするつもりだったけど、そこから先は手前でやれよ!
とは言えず、俺は大好きな恋人に事の次第を一から説明し、納得してもらうという大変な作業をさせられた
もうそれだけでうざい、職場の先輩じゃなきゃブチ切れるところだ

とにかく、女の子を集めよう
と思い立って真っ先に思い浮かんだのは最近仲良くなった藍ちゃんだった
俺の彼女の親友の仕事の後輩という果てしなく他人の様に感じる人間だが、実際には彼女の親友は俺のマブダチで、藍ちゃんも彼女とマブダチなどなどを交えて何度か呑んだ事がある
目つきが悪くて怖そうに見えるが、本当はめちゃくちゃ良い奴なのだ
藍ちゃんは意外にも絶叫系の乗り物とかゴキブリとか苦手らしい
これがギャップ萌えってやつか?

藍ちゃんと合コンについて何度かメールや電話のやりとりをして、日時と場所とメンツは決まった
俺の方は職場のうっざい先輩と同僚と大学時代の友達
藍ちゃんの方は高校と専門学校の友達と飲み仲間らしい

これでとりあえず安心だなぁと一息吐いて、合コン前日の夜に俺は思い立った


「…ねぇねぇ皐さん」

「何ですか陸さん」

「明日の飲み会の事なんだけど」

「…何ですか」

「あれ、やきもち?やきもち?」

「違いますけど」

「あのさ、蔵川呼ぶってどう?」

「蔵川さん、ですか?」

「そうそ!あいつ今彼女居ないし良くね?
ま、合コンとか嫌いだけど」

「…呼んでも来ないんじゃないですか?」

「だからただ飲みに行こうぜ!ってメールして明日実は合コンでしたって言うつもり」

「………」

「殴られそうだよな〜」


はい、実際は胸ぐら掴まれました
すごく怖い顔してました、怒っちゃイヤン

さてさて、俺が胸ぐら掴まれた甲斐がある女子メンツだったかと言うと
集合時間に来た女の子で、蔵川くんの好みの子はなななんとゼロ!
なんてこったい!
いやみんな可愛らしい人ばっかりなんですけどね、蔵川くんの好みじゃないんだ…

残り1人の女の子は仕事でちょっと遅れるらしいという事で、とりあえず店に入り乾杯
俺はみんなを盛り上げながらそわそわと残り1人を待った
蔵川はいつも通りの無愛想
もうちょっと愛想良くしろよ…

と、かすかに扉が開く音
見れば誰かが覗いてる


「あっ!もしかしてお待ちかねの女の子っ?」

「へっ!?」

「美嘉っ?遅いよ何やってたの!」

「ご、ごめんね!」


女の子が扉を開ける
全身が見える
黒髪ロングの瞳がぱっちりした可愛い子
白いTシャツの上にマキシ丈のワンピースを着て、ヒール高めのストラップがクロスしてるパンプス

ああ、残念
蔵川の好みじゃない
ごめんね蔵川くん、全滅みたいッス


不幸自慢4

美嘉は走っていた
あまり足が速い方じゃないのでそんなに感じないが、本人は必死だった

うあぁ、もう七時半になっちゃうよ!
せっかく診療時間最後の患者さんがドタキャンになって早く仕事終わったのに、電車間違えるとか何事?!

美嘉は方向音痴だった
東京に住み始めて二年目だが、未だによく電車に乗り間違えていた

元から藍には『ちょっと遅刻すると思うよ!』とはメールをしておいたが、変に律儀な性格なので遅刻時間を最小限にしないと気が済まないのだ
混み合う電車で幸運にも座る事が出来たのでサッとメイクを直し、合コン向きの服装に着替える為に一度自宅に戻りたかったのも我慢した
それなのに電車を間違えるという渾身のミスに泣きたくなった

指定された店は最近開店したばかりの居酒屋だった
居酒屋と言っても近頃は若者向けにお洒落な内装やメニューを揃える店が増えていて、今回の店もリーズナブルだがカクテルの種類と洋風のメニューの豊富さがウリらしい
店の入り口で元気良く出迎えてくれた店員に、乱れた呼吸を整えてから『予約した新井です』と告げた
店員はフレッシュなスマイルで美嘉を店内に案内した

美嘉が案内されたのは店の中でも奥まったスペースらしく、店の出入り口辺りはお客さんですごい賑やかだったが、ここは出入り口程騒がしくはない
それが逆に扉を開けられない理由になっていた
合コンにたった一人だけ遅れて参加したという経験がなかったので、どんな顔をして入ればいいのかさっぱり分からなかった
美嘉は人見知りだった

まあ、考えても仕方がない事を考えるのは馬鹿らしいか…
美嘉は少し緊張しながらも、扉をゆっくり開けた
こっそりと顔の半分だけを覗かせて、中に藍が居るか確認しようとしたが、美嘉が確認し終えるより先に大きな声が近くから上がった


「あっ!もしかしてお待ちかねの女の子っ?」

「へっ!?」

「美嘉っ?遅いよ何やってたの!」

「ご、ごめんね!」


もしこのお店じゃなかったらどうしよう、偶然違う新井さんって人が予約してただけだったらどうしよう、と思ってコソコソしていた美嘉だったが、今度こそ観念して扉を全て開けて中へ入った
扉側の椅子には男性が五人座っていて、テーブルを挟んで背もたれの付いている長椅子に女性が四人座っていた

あ、良かった女の子藍以外に知ってる子居た!


「あんた仕事早く終わったってメール着てたのに遅いから心配してたんだよ?
電話出ないし」

「えっ!ごごごめん音切ったまんまだった…」

「やっぱりな…」

「ごめんね、電車間違っちゃって」

「……はぁ?」


入り口に立ったままではもし店員さんが料理を運んで来た時邪魔になっちゃうし、と美嘉は長椅子の隅、藍の隣に座ろうとした
が、何故か藍は立ち上がり美嘉を長椅子に座らせてから自身が隅に座った


「………?」

「千香に言われた合コンの鉄則」

「…幹事同士対角線の隅に座る?」

「それです」

「あはっ!藍がちゃんと幹事してる!」

「えーっと、美嘉ちゃん?」


ゲラゲラと笑っていたら、藍の対角線上に居る男性から声をかけられる
幹事さん、かな?


「あ、はい!」

「美嘉ちゃん何飲む?もうみんな乾杯しちゃったけど」

「あ、全然いいですよ!遅れた私が悪いですし
じゃあカシスオレンジで!」

「おお、女子っぽい」

「でしょう」


たぶん幹事さんは扉を開けて近くを歩いてた店員さんを捕まえてお酒を注文してくれた
ピンポン鳴らさないんだなぁ、その方が早そうだし
店員さんは頼んでからすぐにカシスオレンジを持って現れた
それを私の向かいに座っている男性が受け取り、私に渡してくれた


「じゃあ美嘉ちゃん来たし改めてカンパーイ!」

「カンパーイ!!」

「ありがとうございます!」


各々のグラスをカチリと合わせてから、走って渇いた喉にゴクゴクと甘ったるいアルコールを流し込む
ああ、やっぱり美味いもんじゃないなぁお酒なんて
喉を潤す為だけにグラスを傾けていたら、うっかり全て飲み干してしまう


「美嘉ちゃん強いね〜、おかわり何飲む?」

「あ、同じのでお願いします」

「はいよ」


また男性の幹事さんはテキパキと動いて私や他の人の空いたグラスを下げて、店員さんにドリンクを注文してくれた
ドリンクを待ってる間に、幹事さんはニッコリ笑顔を私に向ける


「じゃあ、美嘉ちゃん自己紹介お願いします」

「あ、はい!
えーと、石田美嘉です
藍の友達です
仲良くして下さい!」



とりあえず、週末を楽しみましょうか


不幸自慢3

「行こうってばぁー!」

「………」

「俺もう女子の幹事に一人増やしてって言っちゃったもん」

「…お前、ふざけんなよ」

「ふざけてねぇよ!
マジで君を心配してるんだよ蔵川君」

「………笑ってんじゃねぇか」

「ボクチン蔵川クンが心配だなァ!」

「殴られたいらしいな陸クン」

「だぁぁ!冗談だっつの!!」

「冗談で済ませるな」

「いやぁ、あんまり言うのもアレかなって口出ししてなかったけど
ぼかぁ本気で心配なんだよ?」

「何がだ」

「…お前、あれから女と長続きしないだろ
長続きさせる気もないっつうか」

「………」

「親友には幸せになって欲しいじゃないか」

「…自分が幸せの絶頂期だからって余計なお世話だ」

「ガハハ!!羨め!」

「………」

「ちょっ!痛い!」

「で、俺どうすればいいんだ」

「あ、行く気になってくれた?まぁ行く気なくても連れてったけど
七時からだからまだまだ時間あるもんなぁ」

「…やっぱり帰る」

「ダメ、絶対!
あ、藍からメール着た」

「(藍?)」

「おっ!女の子増員完了だってよ!
お前が来なかったら女子一人余っちゃうぞ、なっ?」

「…めんど」


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