一樹からのお前は俺の特別な存在なんや。だから俺から離れんといてくれ…
特別?こんなうちが特別なの?
何もしてあげれてないのに…
それなのに特別なの?
どこが特別なの?
存在が特別…
今まで誰かの特別になりたいってずっと思ってた…
諦めかけてた時に彼氏からの特別って言葉…
今さら特別とか…
卑怯だよ…
諦めかけてたのに…
でも…
特別って言葉に少し救われた気がした
あんな彼氏やけど、お前だけは特別なんやって…
だから…別れようって言葉が言えなかった
特別って言葉に涙流して別れ話が出せなかった…
お前だけはこれから先もずっと特別やからって
頼りない一樹からそんな言葉が出てくるなんて思わなかった
特別な存在…
別れ話は特別って言葉で消されてしまった
でも、特別って聞けて嬉しくて涙流して…
少しだけ満足した自分がいた