2011/08/23 23:48[0]
【変質】

 

あんまり離れちゃだめだよ、って
言ったのに。約束守れないの?

そうやって怒ると君は泣きそうな顔
で「ごめんなさい」と僕にしがみつ
く。その表情がくせになる程、可愛
いんだ(それはもう、食べてしまい
たいくらいに)君は、可愛い。


「どこ行くの?」
「うーん、どこかなぁ」


決まってないのに進むのか、と問い
たそうな君に気づかないふりをして
白くて冷たい手を引く。ああ、僕の
方が白いし、冷たいか。何も知らな
い顔をして素直についてくる君は悪
い子だね(お仕置きしてあげる)


「ついたよ」
「ここ…どこ?」
「君のお城さ、」


さあ、早く入って(誰にも見られない
ように)そっとね、バレてしまうと困
るからさ。よし、いい子だ。ご褒美に
後でキャンディをあげるよ。


「わあ、ひろいね」
「全部君のものだよ」
「ほんと?ありがとう!」


ああ、君のためなら容易いものさ。
ずっと君の白い肌に焦がれていたん
だ。やっと手に入れたよ、僕のお姫
様。もう離さないからね。


「でも、おにいさんはだあれ?」
「僕?知りたいの?」
「おにいさん、いつも学校の近くに
いる人だよね!見たことあるもん」
「君に言ってわかるかなあ…」


ふしんしゃ、って言うんだよ?そう
言ったらやっぱり君は首を傾げた。
そういうところが好きなんだ!僕の
可愛いお姫様。まず、何からしよう
か?汚してやろうか、それとも痛い
ことにする?まあ、どっちでも良い
か。どうせ両方するんだから。


「おいで、優しくしてあげる」


ぐちゃ、鈍い音と共に君の可愛い矯
声が響く。綺麗な白い肌に赤色が散
らばって僕の手を赤と涙で濡らすん
だ。ああ、興奮して思わず射精しち
ゃった。舐めてもらおうかな。

指がないから不便なんて言っちゃ駄
目だよ、これから腕も足も無くなる
んだからね。そうだなあ、君は瞳が
大きいから目玉だけは傷つけないで
僕のコレクションにしてあげる。

うふふ、楽しい!



( BAD END!)


 




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