03:49 2018/4/18
話題:トラウマになった漫画

@『犬夜叉』
トラウマになったのは随分昔の事だが、集めるか否かで悩んだ時期がある。原作漫画の第1巻に登場する百足上臈が、当時の自分にとって怖過ぎたのが大きな原因だろう。四魂の玉を呑み込んだ後の姿は更におどろおどろしくなったので、怖さが倍増した。今は平気の平左かも知れないが。

A『ブラック・ジャック』(『浦島太郎』)
手塚治虫氏の作品の中では最も好きな漫画であるものの、トラウマになった話がある。それは第106話の『浦島太郎』という話だ。患者のC氏は大正13年に起きた、炭坑爆発事故に巻き込まれて長らく昏睡状態にあった。だが、不思議な事に彼の肉体は老化が進まず、若いままの状態を保ち続けていた。ドクター・キリコは、C氏の入院先の病院から安楽死の依頼を受けたが、試しに手術を行なう事になり、ブラック・ジャックが呼ばれる。手術後、C氏は奇跡的に意識を取り戻した。しかし、たちまち年老いていき、最終的には息を引き取ってしまう。肉体が老化する場面は、まるで題名通り、玉手箱から出た煙を浴びた浦島太郎の如く。何度見ても背筋が凍る。

B『PSYCHO-PASS 2』(第4話『ヨブの救済』)
メディカルケア施設にて、立て篭もり犯に人質にとられていた被害者達が解放される。だが、彼らは事件に巻き込まれた影響で犯罪係数が悪化していた。そして朱が宜野座と共に事件現場へ到着する直前、被害者達は捜査一課三係の監視官・執行官に纏めてエリミネーターモードのドミネーターで執行され、全員死亡。駆け付けた朱の「お前達…何をやっている!」という叫びが響き渡った。グロテスクな上に後味が悪いので、トラウマになった方も少なくない筈。ちなみに「エリミネーターモード」とは、光線が命中すると瞬時に身体の内部から破壊されて死に至るドミネーターの機能。麻酔効果を持つパラライザーよりも遥かに危険。

C『名探偵コナン』(『山荘包帯男殺人事件』)
ある意味、上記の三作品よりもトラウマ度が高いと言っても過言ではない。原作漫画では白黒な分、より不気味さが増している。ただ犯人が周囲の目を欺く為に利用したトリックには、やや無理があるような気もしてしまうが。詳細はhttps://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/21987.htmlをどうぞ。

D『有閑倶楽部』
富豪の御令嬢・御子息が通う、聖プレジデント学園。その高等部生徒会役員の六人から成る『有閑倶楽部』が、学業もそこそこに様々な事件に首を突っ込んだりして関わって行く。ちなみに母親の影響で知った作品でもある。

・『丑三つ時の女』の巻
東北地方へスキーに来ていた『有閑倶楽部』の六人だったが、猛吹雪で黄桜可憐が遭難。可憐は辛うじて祠へ避難するが、寒さに耐え切れず祀られていた仏像を燃やしてしまう。その煙を頼りに悠理達が彼女の許へ辿り着き、その場は丸く収まる。ところが、東京へ帰ってからというもの可憐の様子が日毎におかしくなり、頭部に瘤のようなものが出来始め、物語は恐ろしい展開に。

・『雛人形は眠れない』の巻
東北に剣菱財閥のスキー場を誘致する計画が立ち、視察目的で現地へ赴く剣菱万作会長に同行した『有閑倶楽部』の六人。土地の所有者の桜川は、家宝の雛人形を皆に披露する。桜川家に皆と共に暫く留まる事となった悠理は、散歩に出た道中で穴に嵌り、そこで母娘のミイラを発見。供養してやるべきだという周囲の静止を振り切り、ミイラを見世物にする桜川家の主人。だが、その後、家の人間が次々と不可解な死に方をして行く。





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