Sig「あおやまさんが誰かによって被害を受けている」
あおやま提督「そうだ、私は被害者だ」
Sig「実はあおやまさんに害を与えている人は
被害者はむしろ自分で、あおやまさんが自分に被害を与えてると思っているよ」
あおやま提督「なんだって!?どういうことだい!?」
Sig「害を与えているあの人になりきってその立場を想像してみて?」
あおやま提督「・・・」
Sig「どうだい?」
あおやま提督「なるほど、自分の思い通りにみんな動いてくれなくて
イライラしているね、なんでこの人は自分の思い通りにならないのかい?」
Sig「簡単なことさ、宇宙の法則が完璧ということさ」
あおやま提督「ほう!?」
Sig「あおやまさん、たとえばお金持ちになろうと思えばどうすればいいか覚えているかい?」
あおやま提督「あぁ、人を金持ちにしてあげることだったかな。」
Sig「なんで?」
あおやま提督「私たちは一体であり、自分にすることは他人にすること
他人にすることは自分にすることだから、他人にしたと思っていても
それは自分にしたことになるから」
Sig「ありがとう。そのとおりさ、その法則が働いてるんだ」
あおやま提督「その法則は知っているけど、この場合どう当てはまるんだい?」
Sig「あおやまさんがあの人から被害を受けていると思う、
あおやまさん、この世界は観察がすべてだよ。あおやまさんがその人を
自分に害を及ぼす人と認識したら、現実にその人は加害者となるんだよ
そして加害者とは読んで字のごとく害を加える人のことさ、
人に害を加えるとどうなると思う?私たちは一体だよ?」
あおやま提督「あ!害を与えた人は害が還ってくる!!」
Sig「そのとおり!加害者は望まぬ結果、不愉快な結果ばかりが還ってくる
あらゆる形でね、そしてー・・・」
あおやま提督「そして、還ってきた不愉快不都合の一部を私が原因だと思い
私を攻撃する!加害者にとって私こそが加害者に見えるんだ!
被害者は私なのに・・・」
Sig「あおやまさんの立場から見るとこういうことさ、
あおやまさんが"私は被害者だ!"と叫ぶから"私は被害者だ!"が
還ってきたのさ」
あおやま提督「あ・・・あぁ・・・。」
Sig「これを解消するためにはどうすればいいと思う?」
あおやま提督「・・・私は被害者ではないと・・・気づき、宣言する」
Sig「そのとおり」
あおやま提督「でもちょっと待てぃ!!!」
Sig「・・・」
あおやま提督「私は生まれてこの方、ずっと被害者だったんだ!!
どんなに苦しんできたか!!無力な時代から!!ずっと!!
怯えて、機嫌を取り!!媚びへつらうこと、合わせることで
生きてきた!!先に私を被害者に仕立てたのは相手の方だ!!
私が勝手に被害者になったわけじゃない!!」
Sig「そうかもしれないね、あおやまさんが頑張ってきたのはよく知っているよ
今までずっと見てきたからね」
あおやま提督「・・・」
Sig「あおやまさんを苦しめてきたのもその魂にとって
何か計画があるからなんだ、
でもほかの魂の課題を憶測しても仕方ないから
ここでは触れないでおこう(どの憶測も正解だからね)
大切なのは観察者であるあおやまさんのことさ、
この世界で起こる事象に意味はなく、事象の意味はあおやまさんが
定義する」
あおやま提督「・・・」
Sig「あおやまさん?」
あおやま提督「・・・うん、なぁSig、考えてみれば
私は他にもいろいろ被害者であったように思う
怒りの原因も悲しみの原因も"被害者になった"と思うことから
生じてきたように思える」
Sig「そうだね、そうやって気付くたびに
被害者という幻想は消えていく、
だけど"自分は被害者だ"という思いが今までの積み重ねで
かなり相対性の世界において実体化してきている
これを見てみぬふりはもうできない、実体化しているからね
どうすればいい?」
あおやま提督「大事なのは相対性の世界ではなく絶対性の世界である
絶対性の世界で被害者でなくなればいい、そして不安や怒りが沸いてきたら
自分は被害者ではないと気付くようにすればいい」
Sig「感情すらエネルギーだからね、
"被害者"の波長を"自由"の波長に変えてあげることさ」
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