少し遡るけど、母の長年の友人が亡くなったんです。その方は一年前から鬱になってしまっていて、母は親友だからっていつも彼女のために尽力してました。
突然の死。
飛び降りでした。

彼女は本当に素敵な方で、いつもいつも華やかで明るくて。私も幾分か、幾ばくか、小さい頃から良くしてもらっていたしその死はとても哀しいものでした。
なんだろう、友達にいたら自慢したくなるような、そんな方だったんですね。

その方についてとやかく言う気は勿論ないし、母が悲しみに駆られるのも充分すぎる程分かります。

それでももう月日が経った今でも。母は彼女のため、彼女のため。今日だってその方の家の手伝いに行っているそうです。
パソコンにはその方の名前のタイトルのファイル。中には声や映像。昨日は写真をあさってひたすら彼女を探してました。

人が亡くなると人ってこうなってしまうのかと、ただ唖然としてます。悲しむなとはいわない。それでもいつまで人の死にあの人は囚われているのかと焦燥に駆られます。

ゆっくり癒せ、と言えたらどんなにいいか。私は優しくない人間だから、そんな母を叱咤したくなってしまいます。"いつまでそうしてる気だ"と。
失われたものは戻らない。彼女が亡くなったことだって、はじめからそう決まっていたのだと。言ってやりたい。そうして彼女のいない現実に引き戻してやりたい。
けれどそれが残酷なことだと分かるから、とても出来ない。

母は生前の彼女にすごく尽くしていましたが、その死によって張り詰められていた緊張の糸が切れ、今あの人をふるいたたせるものはなくなりました。


私は正直、亡くなった人よりも、今の母が心配でなりません。心配なんです。物凄く。かつてない程。だってそうでしょう?母を支えていたものがなくなったのだから。


こんなこと相談できる相手なんていない。友人に話すことじゃないし。話したら話したで私のが号泣しそうだもの。

ああもうお金なくなってきたから避けてたけど精神科行こうかなorz カウンセラーさんに少しでもぶちまけた方が楽になれるかもしれない。あそこなら泣いても気に病まないで済むし。


でももう安定剤はいらないんだよな…今ある分で間に合うから。