神様。―幸せってなんですか？―

いつのことだろう。




この日ゎよく覚えてる。




朝で



あたしゎお茶漬けを
食べながら



ママとあいつがケンカを
しているところを
のん気に眺めてた。



一瞬だょ。



人がやられるのなんて。



一瞬だったんだよ。



いつの間にか




ママの腕からゎ大量の血が
でてきてた。



あいつゎママの血と
少し飛び散った肉がついた
木刀をもったまま。




あたしがまだ
３歳の頃の話。



どうすればいぃか
わからないまま
お茶漬けを眺めてる。




いつの間にか、ママゎ泣きながら
あいつゎ必死に車を運転して
あたしゎただたんに車の中で
座ってた。





でも、許さないとあたしが
思うのなんて簡単で





『ごめんね』





あいつの口から
出た言葉。




あいつゎ『ごめんね』を
ママに繰り返す。





何がごめんね？



謝るなら最初っから
こんなことすんぢゃねぇよ



あんたのせいだ。






ママゎ診察室から
腕に包帯をぐるぐる
させながら出てきた。





縫って



一生残る傷となる。






この時こいつを殺していれば





大切な人を失わずにすんだのだろうか。

あいつからの
監禁生活ゎエスカレートしていく
一方。




あたしゎ、この時



揺夏を一時でも恨むだろう。







ブクブクとあたしゎ
あいつに頭をしずめられ
風呂の中にしずまっていく。


のぼせようがこいつにゎ
関係ない。



あたしゎこいつと血ゎ繋がってないから。



ママとこいつの間に産まれたのわ
揺夏だ。





だから、あたしだけ





愛した女と



愛した女との間にできた
子供





あたしがこのどちらかだったら
こんなボロボロにゎならなかった？





包丁を持って
追いかけられたり。




殴って蹴って
お風呂にしずめられて




そんな生活ゎ



このどちらかであれば
あたしに向けられることゎなかったの？







こんな生活が続く後



あたしゎ


こいつを





許さない





そんな出来事





あたしだけで良かったのに、、、、

どこかに目をやれば
殴られる
そんな生活。



みんな、幼稚園や保育園に
通っているはずなのに



あたしゎ何故か

ママと妹の揺夏と
監禁状態。




どこに行くのも
あの人がいなきゃいけない
生活。




あたしたちゎてめーの
奴隷ぢゃねぇんだょ。

子供ゎ

親を選べない時点で
最悪なのに

そんな親から
虐待をうけたらどんな
気分？


あたしゎ、、、、、。




さぁ




これから悪夢だった
あの日々を思い出そう。

1999年6月2日



藤本 雅



誕生。




ママがお腹を痛めて
産んでくれた

この命と体



でも、結局産まれる方ゎ
簡単で。




生きてく方のが
難しい。



今思えばそんな
13年間。