空雲

スポンサーサイト

空を仰いで

**

空を仰いで

真っ青な空が 僕を迎える


汗が 頬を伝って 落ちてゆく

渇いた地を 軽く蹴る


さあ


投げよう


渾身の力を 振り絞って

あのミット目掛けて


大きく　振りかぶって

僕は君に

***


僕は君に 恋をした


それは儚い

淡い恋


それは叶うことを

許されない恋


でも僕はしてしまったんだ

恋という罪を


もう心は

君しか見ない


僕の心は

君で一杯


何も入らない


君は知らない

僕が犯した 罪の名を

その方がいいんだ


この恋は

誰も知らない

秘密の恋


僕だけが知っている


僕は君に


恋を


しました

キミのカケラ

**


君が歩いていった足跡を

僕が踏みしめてゆく


君が残していったｶｹﾗを

僕が拾ってゆく


君が過ごした日々は

色あせることなく


僕の手の中で

輝いている


皆が君を忘れていっても

僕は忘れない


君が残したｶｹﾗを

ずっと抱きしめているから


君の時間(ﾄｷ)は止まっても

僕の時間(ﾄｷ)は止まらない


僕は君の時間を

おいこしてゆく


僕は寂しくなるだろう


そんな時は

君が残したカケラを

ながめるだろう


そして

カケラを抱いて


明日へ進むだろう