今日は朝からうえちゃんに会えた。どうしてうえちゃんはシャトルバスを使っているのだろう。ふつううえちゃんみたいな人は地下鉄を使うものだけど。
いやな予感は無視しておこう。
うえちゃんと話すのは楽しい。世界がひだまりにつつまれているよう。なんだっていいから、いっぱいしゃべってたい。ううん、しゃべらなくてもいいから、そばにいたいよ。
クラブで調べないといけないことがあったから、うえちゃんに短いメールを送った。事務連絡みたいなやつ。一行で帰ってきて、ねこの絵文字がついてた。わたしは一行でハートマークつけて、それでおしまい。
うえちゃんはしつこくないところがいい。淡々としているけど優しくて、ガツガツしていないけどふと好意的な仕草をして。
そういうところを好きになったのかな。
すべてが絶妙にはいってくる。わたしの望む間合いとタイミング。わかりにくい優しさも。わたしを夢中になりきらせないところが好きだなあ。
あれからもうすぐ1ヶ月が経とうとしてるけど、わたしは何もできないまま
こわいよ、ただ笑い合うしあわせさえなくなることが
一週間前、クラブの合宿があって、そこでうえちゃんと話す機会がちょっとだけあった
うえちゃん、優しいね
わたしにはぐちを言わないね
わたしはそれがすごく嬉しい。まわりからは期待されたり責められたりするけど、ただそばで笑ってくれるひとはいなかったから
うえちゃんはきっと後輩からもてるんだろうな
焦っちゃうよ
今日は真面目に学校に行ったけれど、頭の中はぼーっとしてて、喋ってても笑ってても心の奥に何も響かない感じ
帰り道、まぶしい西日に目が眩みそうになっていると偶然うえちゃんに会えた
うえちゃんの前ではつい幼くなってしまう。甘えてしまう
ふたりで話していると幸せでほうっとなってしまう
すきだなあと思った
わたしと話すときの優しい目が、優しい声がすき
うえちゃんの彼女になりたい