浸透圧の箱

デカダンスちょっとだけ顔出してきましたよ。久し振りにガッツリデカダンメイク。化粧しつつつけま付けてたらどこのドラァグさんだと言われた破壊力満点まつげは自作の5枚重ねプラスにラメコートの凶器です。リアルにドラァグさんみたいなまつげ。横から見たら漫画みたいな目になるからアイメイク楽。顔半分羽根だしフルメイクに所要時間15分で終わった。楽だよね。ちょっとしか行かないからって大分手抜きしました。

デカダンスでは久し振りにお客さん達とも会えてちょっと前の元気だった頃の俺に戻れた気がした。音響いいし雰囲気良かったけどやっぱり体調万全じゃなかったし暫くしたらぐらぐらしてきて座ってないと意識飛びそうなところでお客さん達に会えたからモチベーション浮上して久し振りにニコニコして楽しく話せた。ドリンク奢って貰って店があった時の話や俺が居なくなってからの話とかしてたら懐かしくなった。カウンターに居た頃が懐かしい。楽しかったんだよ本当に。イベントの時も通常営業の時もあの頃が一番楽しかった。一番働いてたから暫く休みなよって言ってくれる。お世辞でも一番よく動いて働いてたって言われて嬉しい。そう言ってくれるお客さんは何人か居たから。ありがとう。好きだったから働いてたんだし嬉しい。

クラブイベントはクラブから外に出た時が一番虚しくなる。非現実から現実に帰るから。デカダンスはほんの3時間居たか居なかったかだけど楽しかった。爆音の音楽とあの空間は心地いい。

夜明け早いねーとか言いながら帰って化粧落としてぬるーい風呂に漬かってたらなんか泣けてきた。化粧落として服脱いでなんか何もなくなって一気に鎧も武器もない自分になった気がして悲しくなった。人の手はあくまで皮膚ごしにしか触れる事も抱き締める事は出来なくて唯一馴染む墨だけしか俺を護るもんがなくてそれが悲しかったのか一緒に人の体温と寝たくなかった。だから離れて寝たかった。

冷たくて固い床の方が自分で自分を認識出来るから安心する。温かさは飽和した惰性にしか思えなくなるから苦手だ。体温は好きだけど不安定さが勝ると温かさに思考が飽和してそれが余計不安定さを増すから温かさは毒になる。人は皮膚の上からしか触れない。一緒に溶ける事でもしなきゃ混ざれない。なんか悲しくなるから嫌。

最近体調の所為かすぐ心折れてマイナスベクトル急降下。いや体調の所為にしちゃダメなんだが。店辞めてからホント駄目だなぁ。店自体もうなくなっちゃったんだけどね。何とか色々打開してかなきゃ駄目だ。夜復活してから貯金増やす事しか考えてないけど今はそれが目標だし貯金が増えれば少しはささくれ立った神経も落ち着く。金が全てって事じゃないがあれば何時でもドロップアウト出来る安心感が欲しいだけでドロップアウトする気はない。

虚勢と惰性で繋いでるけどそれでも今を凌ぐ事が大事。頼る体温は一時凌ぎ。不確定要素しかない相手に確定要素を求める無意味さを一年で身に滲みたからきっとこの先も不確定要素に仮宿を借りては凌いでいくだけだろう。人なんてって言い方は嫌いだけど常に変わるのが人の感情だから仕方ない。

夜仕事の後はやっぱり眠れない。