オリジナルで後輩×先輩
名前だしてないので好き勝手に妄想してください(笑)
「…は?」
二人きりになった放課後の教室。目の前のこいつが言った事をすぐに理解できずに一時停止する俺がいる。
「だから僕、先輩が好きなんです」
もう一度言われた台詞の意味が分からない。…いや、分かりたくないのか。
「ばか。冗談言うな」
「本当に冗談だと思いますか?」
夕陽をバックに恐る恐る目を見れば今までに見たことのない大人の顔で。今まで見てきたあいつは何者だったのかと問いたいくらいだった。
「僕ね、先輩に憧れてこの学校に入ってきたんです。前にも言いましたよね?」
「文武両道で笑顔も素敵で、欠点なんて何もないはずなのに、たまにおっちょこちょいな所とか、」
可愛いなぁ、と思って。
一息ついてからとんでもない事を言いやがった。
可愛い?男だぞ?だいたいお前の方が女子に可愛いって言われてるだろ。
「ずっと、僕だけのものにしたかったんです。」
じりじりと歩みよってくるこいつになんだか嫌な予感がして後退りする。
が、とうとう背中に当たったのは壁紙。逃げ道なんてとっくの昔に消されてる。
思わず目を瞑れば柔らかいものが唇に当たった。
「先輩、」
ゆっくり目を開けると、するりとネクタイを外される。
「たっぷり、可愛がってあげますから。」
そう告げて外したそれで目を覆われる。
最後に見たのは、上唇を舐めるあいつの姿だった。
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彼は上唇を舐めた。
そんな英文がいけないんです(笑)