2014/8/1 Fri 23:26
新芽が落ちるまで1

話題:連載創作小説
お久しぶりです。
がうです。
最近はちょっと創作活動が出来てません…。
なのでオリジナル作品書こうと奮闘してみました。
以下本文




「もうこの国であの方の顔を知らない奴はいないのではないか」
俺は盆を持って外の様子を見ていた。
外では人がわらわらと群がっている。
その中心を派手な神輿が練り歩いていた。
乗っているのはこの国を治める“若様”だ。

「まぁた若様のパレードかい?」
「青姫、そんな事言うもんじゃねーぞ」

昼から酒をかっくらう老害に、金で買われたであろう泣き黒子の女が今の客だ。
俺がチラリとそちらに目をやると、女の方と目が合った。
驚いて直ちに目を逸らす。
心臓がドクドクと早打ち、老害を妬ましく思う。
だが、思っているのも束の間で、若様の家臣がばら撒く金を拾い終わった人達が店へ雪崩れ込んでくる。
俺は仕事に追われた。



つづく
***
まずはプロローグみたいなものを。
続きはこれから書いていくのでゆったり進行予定です。




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