わー、ラスボス久しぶりです!
なんか全然音沙汰ないから、もうここのぞいてないんじゃないかって思ってました!←
宿題ドンマイw
てかさ、気のせいかな?ラスボスが記事を書くと毎回村長のことがどこかに書いてあるようなー‥‥‥‥‥‥‥
まあいいか!
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今回の新キャラさん!
ヴィオレット‥‥‥‥紫の髪のぶっきらぼうな少女。大人しいのとはちょっと違う‥‥‥という感じ?
???? ‥‥‥黒髪紫目の少女。男勝りで若干攻撃的?まあ悪い人ではないかと。
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この章は新キャラ女の子率が高いですw←
追記よりフェアクリっ!⇒
第11章 「誘拐事件」
────ウルド 武器屋
ここにある武器は、この前の所にあったものよりも、数値的に性能が高いものが多く、また武器の種類もなかなかなものだった。
剣にロッドに盾に槍、投げもの、鎌やヌンチャク‥‥‥つまようじも何故かある。
時間が時間らしく、客は自分たちを抜いてはヌンチャクの前にいる紫髪の少女がいるだけだが。
「これで全員分買ったな。」
少年の声が聞こえて団体が店からぞろぞろ出ていく。
武器屋から出た五人は、武器屋の前で屯う。
「じゃあこれから『アクアタウン』に向かうわけやな(^・ω・^)」
そうして、ティーラは先程買ったばかりの武器を出して見せる。
すかさず街中で武器は出さない!とアプリーレに叱られるが。
「しかしいい武器だよなコレ。」とラッドが武器屋の方を振り向く。
見ると、先程武器屋の中にいた少女が出てきていた。
と、同時に何か叫び声が聞こえ、黒い長髪の人が飛び出してきて────
ドンっ!という音とともに二人の少女が地面に倒れる。 「
「いったたー」と黒髪の少女が立ちあがり、ぶつかって転ばせてしまった少女に手を差し伸べた。
しかし、その少女は差し伸べられた手を無視すると、その手の主を見る。
そして両方とも固まった。
「あ‥‥‥ウィシュア??」「ヴィオレット??何でここに‥‥‥」
今まで状況を見ていたヴィータ達が彼女らに近づき、そしてアリシアが前に出てくる。
「ウィシュアちゃん、‥‥‥とヴィオレットちゃん?大丈夫?」
そいう言うと、ウィシュアが大丈夫、と返す。
アプリーレがヴィオレットの方を凝視しているのを見て、「誰だ?」とラッドがウィシュアに聞いてみる。
すると、彼女が少し‥‥‥‥‥考え込んで、
「えと、この子はヴィオレットって言って、わたしの‥‥今の家の近くに住んでる子なんだ!」
そうしてそのヴィオレットの方へ、「ね」と確認を取っている。
そのヴィオレットは、ヴィータ達の方向をじーっと黙視する。
彼女を様子を察して、ウィシュアが彼らの事を話した。
「あのちょっと怒りっぽさそうな男の子がヴィータで、服がピンクピンクしてる女の子がアリシア、あそこのでかい人がラッドで、ふわふわ浮いてる天使の子がアプリーレ。‥‥‥ティーラの事は話さなくても知ってるよね
何かこのメンバーで『悪〜い悪魔をやっつける旅』をしてるんだってー。」
説明を聞いたヴィオレットは、ふーんとうなづくと、「悪い悪魔‥‥‥」と何度か呟いている
「それで?ウィシュアはこんなところで何をしていたんだ?」
ラッドがウィシュアがぶつかったときに落とした袋を拾って渡す。
彼女はそれを受け取ると、忘れていたように時計を見た。
「あっもうこんな時間!ここら辺で好きな声優さんのサインがやっててっ!!
ごめん急いでるから行くね!」
そういうと、彼女は急ぎ足で行ってしまった。
ヴィオレットもそれに走ってついてゆく。
暖かい時期のはずなのにそこには涼しい、いや少しばかり寒い風が流れていた。
彼らは何とかその空気を振り切って、アクアタウンへと進んでいく。
─────『ウォーティランの森』
緑々と健康そうに太った気が立ち並び、木漏れ日がまぶしい森の中、五人の人が南へと歩いていた。
「ったく、まだつかねーのかよ‥‥‥」
疲れてきたのか少し前からヴィータがぶつくさ文句を言い続けていた。
煩い!と何度言われても、ずっとこの調子である。
「そんなに休みたいんなら、ここに一人で残ったらどや?」とティーラがにやつきながら言うが、彼は「断る!」とだけ言ってまた愚痴を言いだす。
何か急に空気が重くなった。全員がそのオーラのもとへと振り向く、‥‥‥‥アプリーレだ。
彼女の眉間にはものすごい数のしわが寄り、顔もとが暗い。
「いい加減にしなさい!!」と少女は叫ぶと、ぽかんとしているヴィータのお腹に一発蹴りをお見舞いした。
がんっといい音が鳴り、結構遠くまで彼は吹っ飛ばされた。
「っつつ‥‥‥あの羽!」
ヴィータは大声で叫ぶと立ち上がろうとした。
ふいに目の前に少女が立ちふさがる。
黒いショートの髪に、アメジスト色の瞳。
「はいストップ不審者。こんな森の中にいるなんて怪しいね。」
少女はそういうと、じりじりとヴィータに詰め寄る。彼もそれにつられ一歩ずつ後退する。
「あの子たちがどこにいるか正直に言えばいいの、さあ!」
少女にこんな事を言われているが、彼にはよく分からない。どうやら何か勘違いされているようだ。
そしてこんなことを‥‥‥その上女に言われているという事で、ヴィータの怒りが頂点へ達する。
「お前何言ってんだよ!オレはなにもしてねぇし、ここには来たばっかりだ!!」
二人が思いっきし睨みあう、その時であった。
ガサガサっと草が揺れる音が聞こえ、何かが勢いよく彼らの隣を駆け抜けた。
あっ待て!!と少女もそれを追っかけて走って行ってしまう。
「お、おい」ヴィータが少女に呼び掛けるも、もう届いていない。
「ヴィータっ!」と後ろからアリシアが駆けてきて、回復魔法を繰り出した。
その後ろからぞろぞろと仲間たちも歩いてくる。
「ヴィータいい加減遅いんだお(・Σ・♯)」「いったい何やってんだよ?」
と、ティーラとラッドから声がかかる。彼はそれに答えながらも、
後ろに構える天使を見る。
だが彼女は、もういいですわと言うとフイッと横を向いた。
そんなアプリーレの方をとんっと叩いて、ティーラがにかっと笑う。
「じゃあ早くアクアタウンに行くお!」
そうして、ヴィータが吹っ飛ばされた分の道を戻り、先に進むのであった。