お久しぶりです、名無しです^^(?
なんていうか小説載せるの久々過ぎて、何章何話か忘れていました;;
そして、家にあったスキャナがとうとう修理に出されました。
ということで当分アナログ絵は携帯でやることになるんですよね^^;;大変だ;;
それと、今回からは新しく出てくるキャラ紹介をしていきたいと思います。
ということで、新しく出てくるキャラ方↓
大天使様×4(←と天使男二人と悪魔一人。
‥‥‥‥‥‥スイマセンふざけました。
ただ今回は新キャラ多すぎて面倒くs(
はい、では追記からー⇒
‥‥‥‥‥‥
────ミカエル城 エントランス
主に白を基調にした壁の模様、天井には金や銀、色とりどりのシャンデリア。
床には赤いじゅうたん、周りは金で縁どられている。
入口の両脇を見ると‥‥‥槍を構えている天使の兵士。
「何者だ!」と左の鎧から声が聞こえる。
前を走る兵士の鎧がチャカチャカと忙しそうに音を立てている。その様子はどこか慌ただしい。
ヴィータがつかつかと兵士の前へ進み出る。
「オレは羽‥‥‥いやアプリーレに呼ばれてきた!そこをどけーい!」
そう言うと腰に手を当てふんぞり返る。そして前に進もうとする。
しかし、兵は彼が槍と槍の間を通ろうとしたときに、構えていた槍をヴィータの喉元にやった。
今度は右の兵からの声。
「アプリーレ様はまだお戻りになられていません、嘘を言うなんて怪しい方ですね‥‥‥」
女の人のようだ、彼女はヴィータにつきつけていた槍を後ろにいた三人にも向ける。
「やめなさいっ!彼らはわたしの客人です!」
後ろから怒鳴り声が轟く。現れたのはアプリーレ。
彼女がピッと腕を振ると、槍を構えていた二人は「ご無礼を失礼しました!」と焦り言うと、槍をしまい後ろへ下がる。
アプリーレが髪をかきあげ、前にいる四人を睨みつけた。
「どうして遅れたかは聞きません、とりあえず謁見の間まで来て下さい。」
彼女はそういうと、そのまま正面の階段まで走り、「何してるんですか、至急来なさい!」と叫んだ。
────ミカエル城 謁見の間
「アプリーレ只今戻りました。」と少女が四人の天使がいる前でひざまずく。
壁も床も天井を真っ白な大きな部屋、道の真ん中には奥に向かう赤いじゅうたん。
先にいるのは黄、緑、桃、青の天使と巨大な扉。
色々とすごい風景に気を取られて平立ちをしているヴィータとラッドは、アプリーレから睨みつけられる。
一番右側のいすに座っていた青い天使が席を立った。
「ご苦労様ですアプリーレ。‥‥‥‥そちらの方々がそうですか?」
彼がそう聞くと、アプリーレは「はい『ラファエル』様」とうなづく。
青い天使ラファエルは席を立ち、ヴィータ達の方へ近づいてきた。
下に行くほど青く長い髪が、歩くたびに大きく揺れる。
「はじめましてヴィータ君、ラッド君、アリシアさん、‥‥‥‥そちらの方は?」
彼はじっとティーラを見ている。
「‥‥‥‥‥わたしも聞いておりません。」
アプリーレはそう言うと、ヴィータに説明しろと顎で使う。
彼は嫌そうに顔をしかめるが、周りを見渡すと、全員の視線が自分に注がれてることに気付く。
「え、えとぉ?あいつh」
彼が言い終わらないうちに、ティーラが前に躍り出る。
「うちの名前はティーラや!ラリアット村の村長!よろしくな^^」
そういうと、一回くるっと回ってみせる。
顔が引きつっているアプリーレと、苦笑いするヴィータ。
そんな様子を見て、奥にいた金色の天使が大きく笑った。
「ははは!面白い人ですね!!こんなメンバーだったら旅が楽しそうです。」
彼はぱちぱちっと手をたたくと、立ち上がった。
どこからともなく出ている純白の光が、彼の背を照らし、まるで後光をまとったかのように見える。
「わたしの名前はミカエル。この星をまとめている四大天使の一人です。」
そして、後ろの二人を振り向くと、
「左の女の人はガブリエル。隣の緑がウリエルです。彼女ら‥‥とラファエルも四大天使です。」といい、会釈をした。
再びラファエルが話し始める。
「皆さんの事はアプリーレから聞いております。どうもありがとうございます。」
彼は深々とお辞儀をすると、ニコっと笑った。
ふと桃色の女の天使‥‥‥ガブリエルが、ヴィータ達の来た扉を睨みつけ、やっと来たようですね、と言った。
突然の大きな爆音とともに、先程見た黒い影がしゅっと部屋び飛び込んできた。
影はなにやら大声で叫ぶと、ミカエルに一直線に向かう。
ミカエルが斜めに腕を振ると同時に、黒い影は何かに突き飛ばされて、緑の天使ウリエルの足元へ。
‥‥‥瞬間の刹那。気付いた時には黒い侵入者は首をきれいに切断され、見事に真っ二つになっていた。
驚き硬直してしまった人間を前に、ガブリエルが亡き骸に近づく。
「やはり悪魔でしたね。‥‥‥‥‥‥会議をしましょう。」
彼女はそういうと、開けっ放しになっている扉から出て行ってしまった。
ウリエルも彼女について出ていく。残されたのは八人。
最初に口を開いたのはミカエル。
「申し訳ありません。これから大事な会議をすることになりました。皆さんにはお部屋を用意しますので、待っていていただけませんか?」
彼はそういうと、ヴィータ以外が頷いたのを見、「すいません」と走って行った。
「アプリーレ。」
後ろからの言葉に一同が振り向く。
そこには、心配そうな顔もちでこちらを見つめるラファエルの姿があった。
「あなたも会議に参加して頂きたいです。」
それを聞いたアプリーレは、一人残っている天使に向く。
「案内頼みますわ、『リクス』。」
そういうと、ラファエルとともに去っていった。
ティーラが床にポツンと残された悪魔の死体を見つめると、何かを振り払うかのようにしきりに頭を振っている。
初めて見る死骸に、二人が茫然としている。
「ではお部屋へご案内します。」
と声がかかった。先程アプリーレに『リクス』と呼ばれていた天使が、死体には見向きもせずに彼らを呼んでいる。
ヴィータの背中を悪寒が走る。
彼は横たわっている死体を指差すと、「お前はこういうのを見て何とも思わねえのか!!」
彼に激怒をぶつける。
しかし、彼はこっくりとうなづいた。
数百年間も生きていれば仕方ありませんから、と。
アリシアが、「数百年間‥‥‥」と呟く。
そんな中、いつの間にか隣に来ていたラッドが突然叫んだ。
「とにかくそんなことより部屋に戻って飯食おうぜ!まだこっちに来てから一度も食ってねぇから腹減った!!」
そういうと、ヴィータをまだ開けっぱなしの扉の方へと押していく。
それにつられ、皆が歩いて行った。