買取希望の中古車の見積額が低下してしまう原因には何点かありますが、大幅に査定額を低下させる原因のもっともたるものは、事故歴や故障歴があって修理したことのある車です。


車によっては査定金額が0円まで下がることもあることを知っておいてください。


しかしそうは言っても、故障および事故などで修理歴があると絶対的に修理歴車と呼称されるわけではなくて、その車の骨格部分にまでダメージが広がっていて、その大きな傷を修理して直したのが修理歴車です。


車の査定を受ける時は、スタッドレスタイヤを装着したままではなく、いわゆる標準タイヤに換えておきましょう。


査定を行う時、スタッドレスタイヤはマイナスになる要因です。


もし、状態がいい場合は車と一緒にスタッドレスタイヤも買取を行ってくれる場合もあるかもしれませんが、走り過ぎて溝がすり減っていると、逆に処分のためにお金を払う必要があるかもしれません。


普通は、買取専門店などに車を売った際に査定書は出してもらえず、査定書が欲しいと言っても出してくれないことが多いです。


自己破産や遺産相続に関して資産証明が必要になることがありますが、このような場面で車の査定書がどうしても必要になった時には、JAAI(日本自動車査定協会)へ査定を依頼する必要が生じます。


協会の事業所は日本国内に全部で50ヶ所以上あり、査定してもらうには料金が必要です。


それから注意点としては、前もって予約が必要になることです。


買い替えで下取りということになれば今までの車に乗ったまま次の車が納入するまで過ごすことができます。


一方、中古車買取業者に買い取ってもらう際は、話は別で、新車納入まで引き取りを待ってくれることはまずありません。


どうしても車が必要であれば、訪問査定等を申し込む際に必ず代車の手配の有無を聞いておくべきです。


うっかりしていると業者次第で代車がないこともありますから、念には念を入れて確認しましょう。


天気の悪い日(曇天や雨天)の査定では、総じて車のアラが目立たないので本来の価値よりも高めの査定額になりやすいとする説があるのですが、見落としやすいからこそ「見落とさない対策」も用意されているので、今となっては絶滅寸前の噂と思ったほうがいいでしょう。


自分で洗車する人ならおわかりでしょうが、洗車して磨き上げた車は明るい方が一層きれいに見えるものです。


以前から天気と査定の関係はいろいろ言われていますが、各々こちらが絶対有利なんてものはないですし、天候には頓着せず、好きなときに査定してもらうのが一番です。