私のぎんたまとの出会いは記念すべきアニメ放送の初回でした。
そのとき私の中では面白いアニメを開拓するというヲタク的兆候が見え隠れしていてですね、片っ端からアニメを見あさっていたわけですよ。
ちなみに私は漫画は読みません。小説は読みますが漫画の活字は嫌いなんです。読めないんです。
だって未だにぎんたま単本一冊だって買ってないし。でも、うちの弟がなんと最近ぎんたま1〜3巻を友達から貰ってきた!というのでぜひその子にはケツ掘られてでも親友になって全巻コンプリートしなさいという話になったのはさておきですね、とにかくぎんたまとの出会いはたまたま見ようと思ったゴールデンタイムのたまたま第一話からみたアニメだったというだけだったんですよ。
しかしそれがいけなかったんですね。
何故かってそれは第一話でしかもゴールデンタイムだったからですね。
最初多分アレ7時くらいにやってたよね?私はアレを何気無いただのアニメだと思って、木曜だしなんもやってねーし見ていーい?みたいな軽ーいノリで見始めたわけですよ。
それも、家族が全員揃った夜の食卓で。
しかし幸か不幸か、そのとき私はまだその時の自分の重大な過ちに気付いていませんでした。
我が両親は…今時中学生もびっくりのウブっつーか何も知らない無知でですね。ピンサロも知らない、ソープも知らないなんにも知らない、何故私がこれから産まれ得たのか理解しがたい(親がエロくない場合、子どもは信じられないくらいの変態になるとは言いますが)というくらいのアレで、お前ら俺ら姉弟をどうやって生んだんだという疑問を抱いたのはさておいてですね、その両親とともに見てしまったんですよ…
ぎんたま初回を。
ぎんたま初回って、お妙がノーパンしゃぶしゃぶに身売りする回じゃないですか。しかもなんか風俗なんたらとかやたらめったらアレ系の言葉が出てくる回じゃないですか。
うちの親はただ見てたわけです。チャンネル変えようよ、とか何も言わずただ黙々と見てたんですよ。私だってそのときの気まずい空気を読み取っていなかったわけじゃありません。
ただそこで変えちまったらコレはこの場の空気を最悪にしていると認めることになりますし、チャンネル変えたらもう二度と、あと20分はこのチャンネルには、テレビ東京には戻ってこれねぇだろうなと分かっていたからです。
あの空気は忘れようがありません。
今でもあの食卓の風景をありありと思い出すことが出来ます。
苦しかった…←
でも見きったんです!最後まで!私はチャンネルを変えさせませんでした!
しかし悲劇はその後でした。ぎんたまのために進まなかった食事。ぎんたまのために食卓に残った微妙な空気。ぎんたまのためにその空気の中続けられねばならない食事。
そして、なんかよくわかんないアニメだったわね、的な家族の一言(なんかあまり覚えていない)。
おかげで私はアニメぎんたまが暫くトラウマになったのでした。
奇跡的に、なんの心構えもなくたまたまぎんたま初回を見ることができたのに、たまたまぎんたま初回を家族とともに食卓で見てしまったために、私は紅桜編の結構まともに話が進んでいると思われるような回までアニメぎんたまを見ることが出来なくなってしまったのでした。
…というエピソードをぎんたま一巻を読んで思い出したので、糞長い日記として書いてみました。
でも私は家族と食卓を囲んでみた最初のぎんたまが、柳生編の便所の回でなくて本当によかったと心から思っています。
あの回だったら我が家ではぎんたまどころかアニメすら禁じる家訓が出来ていたことと思います。
しかし改めてぎんたまを読んで、第一印象がなんたら言っても、第一印象が悪かったからといってそれがいいヤツだとも決して言えないなと私は思いました。
そして、こんな長文を書いている38.4度を出したバカは元気になりました。
どうぞ安心してください(誰が心配するか)。
みんな気を付けてね、今期の風邪はバカの間で流行っているようですよ。
そしてバカから移る風邪はとても重いから気を付けてね。
…あーもうめんどくせ、切り方が分かんね