続・KinKiと愛と妄想と


2014/05/29 04:22 :小説
〈つよとこう〉15番目のお話



「おはよう…」

「おはよー!こうきおじちゃん!」

「ご飯出来たで」

「うん!もう、かおあらったよ!」

「じゃあ、座って…いただきます」

「いただきまぁす!!」

「元気やな。ええことや」

「ねえ、おじちゃん!」

「ん?何や、つよし」

「きのうのことやけど、わからんことあんねん!」

「……忘れなさい」

「なんで!?なんで、わからんこと、きいたらあかんの?」

「う……な…何や?わからんことって…」

「ぎゅうってして、いたなるの、なんで!?」

「!!……え?」

「こうきおじちゃん、いたいってゆうてたでしょ?」

「いや…それは…」

「なんで?おしえて!」

「ああ…まいったなぁ…」

「ねえ、おじちゃん、なんでなん?ぼく、もしかして、あれかな?っておもたんやけど…」

「えっ!?な…なに!?」

「あのね、つよしおじちゃんの、おちん…」

「わあっ!!ストップ!!…ええっ!?そこまで見えてたん!?」

「うん!!ぜんぶ!!」

「うわぁ…最悪や…」

「ぼく、こうきおじちゃん、すごぉい!!っておもたの!」

「な…なにがやねん?」

「つよしおじちゃんの、あんなおおきいの、はいっちゃうんやもん!!」

「ああっ!!もう最悪やあ!!」

「…なあに?ねえ、つよちゃん、なんのこと?」

「そっか!こうちゃんはみえんかったんや!あのね?…」

「説明せんでええ!!」

「だって、こうちゃんだけしらへんのは、かわいそうやもん!」

「…頼むわ…今はやめて…」

「なんで?あいしてるとすることなんでしょ?」

「いや…そうやけども……あのな…そういう事、他の人の前で言うたらあかんで?ママ達にも」

「えっ、なんで?」

「お前の言う通り、確かに、ああいう事は愛してるからするんや。だから、愛してる人と話すのはええねん。せやけど、愛してる人はひとりだけや。他の人はちゃうやろ?」

「そっか!!あいしてるひとやないと、おはなししたらあかんのや!」

「そうや。わかったな?」

「わかった!だから、こうちゃんには、ゆうてええんよね!?」

「…後で…ふたりだけでね…」

「うん!」

「…はぁぁ……助けて…剛史…」





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