天継いろはの大学生になってからを軽く文にしてみた。
朝起きてやたら広い旅館の風呂と脱衣所を当番のやつらと話しながらキレイにしていく。
そのあと裏の玄関の掃除。
出勤してくる従業員に挨拶されたりしたりを繰り返し掃除終了。
この時点で起きてからだいたい2時間。
空っぽの胃袋を携えて厨房に顔を出すと、まかない飯が出される。
これを食べ終わると暫く自由になる。
大学に進学するに当たって祖父母の家住むことになってから出来た生活サイクル。
俺は春休みからここに住んでいる、祖父母と紡さんの妹である奏さんにびしばしとだらけきった生活を直された。
今ではすっかり超朝方みたいな感じだ。
「いろは君、食べ終わったなら食器持ってきて!」
皿洗い担当の俺より少し年上の男性に急かされお茶を飲み干す。
ごちそーさんと言って食器を渡し、厨房を出てピアノを弾く為に住居に向かう。
住居はこの広い旅館の敷地内にある。
昔紡さんたちが使ってたと言うピアノ部屋。
アップライト・ピアノが置かれてるだけの防音対策もなにもしていない部屋。
夜弾けないのがなんか……少し、不安である。
そこで春休み中に大学の方から渡された課題曲の練習に取り組む。
暫く弾いているとここに勤めて長い従業員が昼だと呼びに来る。
ここで気づいたら7時間ぐら経っていることに気づく。
昼食を終えると外に出る。
旅館の外に出るとそこは観光地なので暇にはならない。
観光客のこないところで持ってきたグローブとボールで壁とキャッチボールをする。
そして軽く素振りをすると2時間くらい経っている。
うっすら汗をかいたところでぼちぼち旅館に帰る。
ここで奏さんに見つかると指大事にしないとダメでしょうと怒られるが、俺はあまり気にしない。
帰ってきてから祖父母の雑用を少々して、それからまたピアノに向かう。
まあそしたらまた夕食だと呼ばれるまで集中してしてしまう。
夕飯後風呂に入って日付変わるだいぶ前に寝る。
高校時代見てた面白い番組とか見ないで終わる毎日。
不思議と苦痛ではないのはきっと俺は今の生活に満足しているからだろ。
そんな生活も4月、大学が始まることで変わる。
色とりどりの音で溢れた世界に俺は戻ってきた。
「新入生移動だ!
真ん中から廊下側に一般。
窓側に推薦組に分かれて座れ。」
学科主任である先生がぱんぱんと手を叩いて指示をする。
ぞろぞろと緊張した面持ちの学生が移動を始める。
女子率が高いこの教室は女性独特の匂いがして少々鼻がつらい。
そんなことを考えていたら課題曲の話をしだした。
「えーといいか。
ここには専攻とか関係なく今年入学してきた生徒がいる。
で事前に渡された課題曲…わかるか?
つまりあれだアンサンブルを組め。
発表は一ヶ月後だ、わかったな」
「ああ…だから、教室入る前に専攻科の色のバンド渡されたのか」
そんなことを呟きながらざわざわしている教室の中でどうやってメンバー集めるか、どの曲やるかと考えていた。
「なあ、あんたピアノだよな?」
「ああ?…そうだけど」
声をかけられ振り返るとそこには好青年ーって感じの男子と背の低いしっかり者って顔つきの女子と大人しそうな女子が居た。
「俺らグリーンスリーブスやらないかって話になってるんだ。一緒にどうだ?」
「グリーンスリーブスか……」
「ダメか?」
「いや、参加する」
俺が少し考えて返事をすると3人は凄く嬉しそうな顔をした。
「よっしゃー!これでメンバー集まったぞ!
ああ俺トランペット担当の上村!」
よっろしくー☆っと無理やり握手してきた。
「あたしは小川麻里奈。ヴァイオリン」
「私は笹原です。ヴィオラです。」
二人の女子は握手を求めてはこなかったが顔に緊張の文字はなかった。
「天継だ。」
ああもしかして俺少し緊張してるかもしれない。
誰も俺を知らないところなんて2回目なのに。
居心地のよかったあの場所を思い出していた俺に3人はよろしくと笑いかけてくれた。
*今日からここが俺の場所*
白黒の俺が混じってもに色鮮やかな音があふれるそんなところ。
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卒業してからのいろはの話でした。
この話の間に藤ちゃんと連絡とってれば大変嬉しいです。
そのあと裏の玄関の掃除。
出勤してくる従業員に挨拶されたりしたりを繰り返し掃除終了。
この時点で起きてからだいたい2時間。
空っぽの胃袋を携えて厨房に顔を出すと、まかない飯が出される。
これを食べ終わると暫く自由になる。
大学に進学するに当たって祖父母の家住むことになってから出来た生活サイクル。
俺は春休みからここに住んでいる、祖父母と紡さんの妹である奏さんにびしばしとだらけきった生活を直された。
今ではすっかり超朝方みたいな感じだ。
「いろは君、食べ終わったなら食器持ってきて!」
皿洗い担当の俺より少し年上の男性に急かされお茶を飲み干す。
ごちそーさんと言って食器を渡し、厨房を出てピアノを弾く為に住居に向かう。
住居はこの広い旅館の敷地内にある。
昔紡さんたちが使ってたと言うピアノ部屋。
アップライト・ピアノが置かれてるだけの防音対策もなにもしていない部屋。
夜弾けないのがなんか……少し、不安である。
そこで春休み中に大学の方から渡された課題曲の練習に取り組む。
暫く弾いているとここに勤めて長い従業員が昼だと呼びに来る。
ここで気づいたら7時間ぐら経っていることに気づく。
昼食を終えると外に出る。
旅館の外に出るとそこは観光地なので暇にはならない。
観光客のこないところで持ってきたグローブとボールで壁とキャッチボールをする。
そして軽く素振りをすると2時間くらい経っている。
うっすら汗をかいたところでぼちぼち旅館に帰る。
ここで奏さんに見つかると指大事にしないとダメでしょうと怒られるが、俺はあまり気にしない。
帰ってきてから祖父母の雑用を少々して、それからまたピアノに向かう。
まあそしたらまた夕食だと呼ばれるまで集中してしてしまう。
夕飯後風呂に入って日付変わるだいぶ前に寝る。
高校時代見てた面白い番組とか見ないで終わる毎日。
不思議と苦痛ではないのはきっと俺は今の生活に満足しているからだろ。
そんな生活も4月、大学が始まることで変わる。
色とりどりの音で溢れた世界に俺は戻ってきた。
「新入生移動だ!
真ん中から廊下側に一般。
窓側に推薦組に分かれて座れ。」
学科主任である先生がぱんぱんと手を叩いて指示をする。
ぞろぞろと緊張した面持ちの学生が移動を始める。
女子率が高いこの教室は女性独特の匂いがして少々鼻がつらい。
そんなことを考えていたら課題曲の話をしだした。
「えーといいか。
ここには専攻とか関係なく今年入学してきた生徒がいる。
で事前に渡された課題曲…わかるか?
つまりあれだアンサンブルを組め。
発表は一ヶ月後だ、わかったな」
「ああ…だから、教室入る前に専攻科の色のバンド渡されたのか」
そんなことを呟きながらざわざわしている教室の中でどうやってメンバー集めるか、どの曲やるかと考えていた。
「なあ、あんたピアノだよな?」
「ああ?…そうだけど」
声をかけられ振り返るとそこには好青年ーって感じの男子と背の低いしっかり者って顔つきの女子と大人しそうな女子が居た。
「俺らグリーンスリーブスやらないかって話になってるんだ。一緒にどうだ?」
「グリーンスリーブスか……」
「ダメか?」
「いや、参加する」
俺が少し考えて返事をすると3人は凄く嬉しそうな顔をした。
「よっしゃー!これでメンバー集まったぞ!
ああ俺トランペット担当の上村!」
よっろしくー☆っと無理やり握手してきた。
「あたしは小川麻里奈。ヴァイオリン」
「私は笹原です。ヴィオラです。」
二人の女子は握手を求めてはこなかったが顔に緊張の文字はなかった。
「天継だ。」
ああもしかして俺少し緊張してるかもしれない。
誰も俺を知らないところなんて2回目なのに。
居心地のよかったあの場所を思い出していた俺に3人はよろしくと笑いかけてくれた。
*今日からここが俺の場所*
白黒の俺が混じってもに色鮮やかな音があふれるそんなところ。
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卒業してからのいろはの話でした。
この話の間に藤ちゃんと連絡とってれば大変嬉しいです。
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プロフィール
性 別 | 女性 |
誕生日 | 3月1日 |
地 域 | 北海道 |
職 業 | その他 |
血液型 | B型 |