『Trading Heartbeats』

あたしの
信じるものは
すぐに裏切る


何度も
何度も
そんな思いを
繰り返しているよ


君が初めてくれたメールを
未だに保存している

そんなあたしを
笑うかな

気分を害すかな

失笑かな



絶対そこだけは
裏切らないと
信じた人に

裏切られたよ


あたしはバカなんだろうなぁ


怒る気にもならないんだ


ただ
あたしは
いつか苦しくなって
死ぬんだと思う

いつか


愛も何もかも
見えなくなってしまった


死にたくても
死ねない


生きる

ズルズルと
ひきずって


あたなたに会いたい

僕の声は届かない。
僕には何も見えない。
何もわからないし、
それが怖くなる。

でも、知らないことが
知れないんじゃなく
知ろうとしなかった
知らんぷり、でしょ？
そんな言葉が鳴り響く。

僕は薄情だ。
自分を呪いたくなる。
怖がって
でも、
気になって。

厄介な人間だ。

僕なんていらない。
ここに書いた言葉が
届くわけない。

届いたところで
なんて迷惑な話。

ならせめて
鼓動を交換したい。

言葉は何も満たせない。
何も伝えられない。

ならせめて
鼓動だけでも交換したい。

僕はいらない。
僕の言葉もいらない。

動く心臓だけでいい。
それだけが正直でいてくれる。

ごめんね。

それが

例え　


現実的じゃなくても

いいの


いいの


あたしを

優しい気持ちにしてくれるなら

あたしを助けてくれるなら


リアルなんて

必要ないの


リアルより

確かな温度が

ここにあって　



人から見たら
くだらなくても




あたしはそれだけで


生きてんの

別にいいんです

元々自分勝手な人間だから

届かなくても
構わない


空一面
地面一面
真っ白

キラキラと光る雪

すくって
あまりの冷たさに
笑う


綺麗に見える
だけど
実際は汚い

汚れているんだ

いくら取り繕っても

いくら隠していても


汚れているんだ


自分勝手に生きてきた
その罰の前で
佇む


綺麗になりたいわけじゃない

そんなものは素晴らしくないって
知っている


ただ
ふと
欲しくなるだけだ


もうあたしの手には
触れる事のない
世界や言葉を


何も望まない
何も

悲観しているわけじゃないんだ


綺麗な世界に
憧れるけど

何もないこの世界は

悪くない

読むのが遅くなって
今更ハシ君の気持ちを
知った気がする



ごめんね

たくさん迷惑をかけたんだろうね

面倒な思いをさせてしまったんだろうね

本当にごめんなさい


もう電話しません


話して欲しいと思いません


もう何も望まないし
もう何も要りません



甘えすぎました
今まで甘えさせてくれてありがとう



結局は１人で
それは当たり前で
苦しさは苦しさのままで
歩かなきゃいけないものなんだって
分かってるんだ


強くならなきゃ

強くなります


あたしなりに
間違えているとしても



ありがとう
ごめんなさい