short story

ムクツナ


春です

桜の花が咲こうとする季節

咲かすことのできた者

咲かずに散ってしまった者

ある者は友情を

ある者は勉学を

そしてこの者は恋を

咲かすことができた

しかし、すべてにおいて

実をつけなければ

意味が無い

花が咲いても

実が出来なければ

咲かせた意味が無くなる

勉学の花を咲かせた者は成績を

友情の花を咲かせた者は強い絆を

そして恋の花を咲かせた者は愛を

実らせなければ

意味が無い



果たして彼らは

実をつけることが出来るのか

そして出来たその実は

どのようなものなのか

後は彼らの努力しだい

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「どうしたんですか？」

「ん〜、桜を見てた」

「桜、ですか..。しかし、なぜ？」

「日本では受験に合格したり、想い人と恋仲になれたときとかに『桜が咲いた』って言うから。」

「それは面白い例えですね。ですが、さっき僕がした質問の答えにはなっていません。」

「ｸｽｸｽ。俺も１０年前に桜を咲かすことができたなぁ...って思ったから。」

「それだけではないでしょう？」

「......花が咲いただけじゃなくて、きちんと実をつけることが出来たから。」

「実？？まさか『愛』とか言うんじゃないですよね？」

「...骸は俺のこと愛してないの？？」

「っっ、愛してますよ!!!!じゃなきゃ憎んでいるマフィアに籍を置いたりしませんよ!!」

「ｸｽｸｽ、俺も愛してるよ」









僕らは素晴らしい実をつけることが出来ました

さぁ、次は君の番です

君はどんな実をつけるのでしょうか

求めるかたちの実をつけることが出来るのか

それはあなたの意識しだい

がんばってくださいね

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グダグダです
さっきまで空手の練習してました
疲れた...
明日もあります
うがぁ....


私は勉学で咲かせることが出来たので
次は友情と恋ですね

恋...咲かせることも散ることも無く
枯れてしまうかも...



　

雲雀独白





この気持ちは何だろう

君を咬み殺したい

なのに愛したい

アカに染まる君が好き

でもそのアカが君のものだと嫌

わからない

イライラする

君と一緒にいる時は好き

でも群れるのは嫌

君に触れてみたい

でも人肌は気持ち悪い




矛盾しているこの気持ち

正体のわからないこの感情

一体これはなに？

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自分の気持ちに気付いてない
想い人は一体誰でしょうね..