世界的に金融引き締めの季節に入ったようだ。先頭を行くのはアメリカ。日本との金利差は開くばかりだ。それにつられて、韓国も渋々ながら利上げに踏み切っている。EUも11年ぶりに金利を引き上げた。
金利が上がれば不動産価格が下がるのが経済のセオリー。アメリカの一部では住宅価格の下落が始まったと伝えられている。韓国でも、とうとうマンション価格が下落に転じたらしい。
中国は金利を上げていないが、マンション価格は暴落気味。もっとも、あの国の基本は統制経済。当局が「価格を下げるな」と極端な値下げを禁じているとも伝えられている。
振り返って、日本はどうか。
少なくとも価格は新築・中古ともにわずかながらも値上がりが続いている。表に出てくる統計数字の上では、下落の兆候は皆無。