安倍首相、天皇陛下「即位後朝見の儀」に「威厳あるお二人の姿に感銘」 産経新聞インタビュー

政治 産経新聞のインタビューに答える安倍晋三首相=1日午後、首相公邸(春名中撮影)
政治 産経新聞のインタビューに答える安倍晋三首相=1日午後、首相公邸(春名中撮影)

安倍晋三首相は1日、天皇陛下の即位に伴う「即位後朝見の儀」について「天皇、皇后両陛下お二人のお姿を拝見し、大変感激した。天皇陛下のご即位を心からお喜び申し上げるとともに、国民の皆さんとともに輝かしい令和の時代、一人一人の花が咲き誇る時代を切り拓(ひら)いていきたい」と述べた。

1日の「剣璽(けんじ)等承継の儀」と「即位後朝見の儀」の直後に首相公邸で行った産経新聞の単独インタビューで語った。

首相は「改めてお二人の威厳あるお姿に感銘を受けたところだ。天皇、皇后両陛下とともに、すばらしい時を刻んでいくことになる。そういう気持ちになった」とも述べた。

4月30日に行われた「退位礼正殿の儀」(退位の礼)で、上皇さまがご在位中としては最後のお言葉を述べられたことについては「本当に無事にここまで来たという万感の思いと、感謝の思いでいっぱいだった」と振り返った。

首相は、平成28年8月に上皇さまが国民に向けたビデオメッセージで譲位のご意向をにじませられた後の政府の対応について「大変な、歴史的な責任を負ったという気持ちで、つつがなく皇位の継承が行われるよう全力を尽くしてきた」と強調した。

譲位を一代限りで可能にする皇室典範特例法の制定や、上皇さまの譲位、天皇陛下の即位に伴う一連の儀式の準備を踏まえた発言とみられる。

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