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人外パロ〈序章〉

はぁ、なんでウチの親は、僕とセルティの平穏無事な日常を、こうも簡単にブチ壊すかなぁ。まぁ兎に角、この子どうしょうか?セルティ。                  事は数時間前にさかのぼる。          朝、僕宛てに荷物が届いた父親からだ。二つの車輪付きスーツケースが。     セルティはスーツケースを見ながらPDAに文字を打った。 『旅行の荷物か?それとも、土産?それはないな。』 「そうだね。大体あの父さんが、そんな気の聞いた事をするとは思えないし。」 それに重い。仮に土産や旅行用のスーツケースにしても、重すぎる。重さにして約40〜50kgはあるな。  怪しい、確実に。               セルティは前にこの様なスーツケースを見た様な覚えがあった。が思い出せない。          森羅は厭な予感がしてならない。         『取り敢えず、開けて見るか?』とセルティがスーツケースの中身を確認すると、中には子供が1人、入っていた。        『……………』     「……………」     『う、うわぁぁぁぁ!森羅、アイツ誘拐!110番!』「セルティィィ!落ち着いてぇぇぇ!そんな事したら現状的に僕らが誘拐犯って間違われるよ!」    『それもそうだな。すまない。森羅、落ち着いた。』「全く、セルティったら慌てん坊…!慌てー坊セェールティーッ!」     『黙れ!なんで二回言う!』           イラッとしながらも、滑らかな指使いで文章を突き付けるセルティ。     「まあまあ、取り敢えず誘拐は合ってるよセルティ。」森羅はスーツケースの中の子供の脈を取りながら、言った。        「死体じゃくて良かったのか、迷う所ではあるね。」森羅は溜息混じりに呟いた。          『迷うな!』      とセルティは森羅の鳩尾に手刀をかます。     「グゥフッ!痛いよセルティ…!」        『お前が不謹慎な事を言うからだ!』       「だけど…いや。悪かったよセルティ。兎に角、父さんに電話してみるよ。出るか分からないけど。」  と森羅は森厳に電話をかけた。
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初めまして、このブログの管理人です(・∀・)ノ☆ 此処はデュラララの帝人受けを愛するブログです(*^□^*)。
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