節句と呼ばれる日には、日本の宮廷において節会と呼ばれる宴会が開かれるなどの行事が行われていました。
1月7日の七草の節句、3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕、9月9日の菊の節句などがあります。
この中で5月5日の端午の節句が、男の子の健やかな成長を願うための節句です。
鎧や兜を飾ったり、鯉のぼりをあげてお祝いをします。
端午の節句の代表的な食べ物は、柏餅です。
男の子が5月の末に生まれた場合は、次の年の5月5日に延期して行うことで端午の節句を初節句として祝う家庭もあります。
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初節句
昔は、軒下に菖蒲と蓬の葉をさして、魔よけにする風習もありました。
今は、菖蒲の葉や根を入れた菖蒲湯に浸かる習慣として残っています。
初節句には父側の両親と母側の両親が、孫のためにお祝いの品物を準備します。
鯉のぼりや五月人形などは母方の実家から贈り、父方の実家からは現金を贈るということがならわしになっています。
これは、現実には地域によって違いもあります。
総苞の祖父母が相談しながら、どのような準備をするかについて話し合ってお祝いをするという場合もあります。
孫のために準備することが、祖父母にとって楽しみになっているのです。