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後書きのような製作秘話

さてさて、ついに長い長い雪月風花が終わりました!
なので後書きがてら今までの話について色々と振り返っていきたいなと思います^^

しかしまだまだ話自体は続きます!(笑)

これからサイト改装、次の章準備があるのでその暇潰しに色々更新していくので良ければお付き合いください!



まずは色々と思い出していくうちに、最初の考案の時点での話と180℃違う話展開になっているのに気付き、まずは本当に初期の雪月風花についてお話したいと思います。



注意書きから。
もう本当に何もかもが違う上、ほとんど全員死にます(爆)
それでもOKという方はお付き合いください^^



初期メンバーは変わらずの、一輝・戒・蔵之助でスタートし、話の大筋である8年前の出来事については変わりません。一輝はトリップしたのではなく、普通に城の臣下でしたが。ただ城側の最終目的は朔夜の暗殺であり、黒幕は松平景清でした。景清はもう本当に救いようのない悪役でした。穏やかどころか残忍です。確かに朧ちゃんに惚れてはいましたが、それ故兄である菊衡公が邪魔で邪魔で…自分の手を汚さずに部下の手で殺すというもう…ね、酷い人でした。伊勢は景清によって作り上げられた悪人で、朔夜が伊勢を倒したあとに景清登場!みたいな本当にラスボスでした。

で、メインメンバーで大きく変わったのが零と雅なんです。
初期構想では雅という人物はおらず、零というまんま雅設定の人物が敵として立ち塞がる予定でした。
零は幼い頃から城の影として育て上げられ、朔夜に恋心を抱くが、恩人である松平景清に逆らえず、旅メンバー一行の邪魔をする奴でしたが…最期の最期で朔夜に対する想いを捨てられずに、伊勢に殺されそうになる朔夜を庇ってそののまま死ぬ予定でした。零朔のような、零←朔のような…そんな感じから、最期に零とようやく想いが通じたのに零はもう死んでしまった…みたいなことを予定していました。もうこの時点で救いようがない←

でもここから何故今の零になり、似たような設定である雅が生まれたのかと言いますと…私とこの物語を作るにあたって協力してくれた朶汰が萌えたんです、この零というキャラに(笑)
段々構想を練るにつれて、殺すのに惜しい!ってくらい萌えて…もう殺すのやめようぜってなったんですよ…ええ…。
あの時に萌えなかったら零は敵だった上、死んでました。今考えると何だか不思議…。

で雅は…零が死ななかったから代わりにとかそういうのじゃなくて、敵が景清・高坂・伊勢とか年齢高いな、若い奴いないな…ってのに気付きまして、なんか若い奴が敵に欲しい!敵の平均年齢を下げたい!みたいなことを思った結果、言い方が悪いですが零の初期設定を使い回して、零の兄として雅というキャラクターが生まれたんです。

大和・隼人・鷹之も似たような理由です。あと味方人数に比べたら敵が圧倒的に少なかったから人数合わせで若い奴らを作ったんですね。気付いたら親父ばっかだったんだもん…。決定打は竜也と神来の見せ場がなかったこと、かな。あとで書きますが、この二人も死ぬ予定だったんで…名も無き人に殺されるくらいならちゃんと敵のキャラクターを確立させようとそう思ったんです。今じゃ…めちゃくちゃ大和がお気に入りだったりします(笑)

次は…さっき出たから竜也と神来でいこうかな。この二人の過去も変わりませんね。ただ最初は戒×朔夜をメインにやろうと思ってたので、竜也の相手は神来じゃなくて一輝でした。一輝×竜也。でも零というキャラクターが出来て、零×朔夜になって、戒×竜也じゃしっくりこないからって理由で戒×一輝になって…竜也のお相手として山賊の大将の神来が生まれました。この流れから分かるように最初はバリバリ朔夜が主人公でした。あ、蔵之助は相変わらずフリーです。なんか私が蔵之助絡みのCP書けなかったんですよ…今なら書けますが^^

で、まず最初に死ぬキャラクターが竜也でした。…まあ本編の流れから竜也だけ異常に痛々しい場面が多かったのもその名残…なんですね。竜也は旅途中に病に倒れる予定でした。もう吐血するわ床に伏せるわでそりゃ可哀想な設定。でも誰よりも竜也が男気がありました。最初は病のことを誰にも言わず、独りで戦い続け…途中倒れても最後の決戦の戦には駆け付けるような…そんなキャラクターでした。

話が飛び飛びですが、『戦』。
もう本当に戦やろうと思ってたんです。軍率いて戦うような、ガチンコの。だから皆死んでいったというか…。

まあそんな戦をやろうと思ってたってのを前提で、竜也は門の死守をしようとして、敵軍を薙ぎ払ったあと力尽きて倒れるという死に方でした。本当に事切れたように…パタリ、と。
一輝が恋人だった設定だと、一輝は進軍していましたが、竜也が心配で戻ってしまう。屍の山を歩く中で竜也を見つけ…その場で泣き崩れる。そして竜也の遺体を抱え、安全な場所に行こうとする中…敵の弓兵にやられてしまう。それでも一歩、また一歩と竜也を抱えながら歩くけど…途中で力尽きて、竜也を抱き締めたまま死んでしまう。
神来の場合は竜也とは違う場所で死守のため奮戦してた時、竜也が息絶えたことを感じ…後を追うように違う場所で死ぬ、って感じでした。もうほんと救いようがなさすぎですが、これガチですからね!本当にこれ書こうと思ってサイト作ったんです(笑)←

最初…本当に最初は竜也と一輝だけ死ぬ設定にしようかなとかも思ってました。全てが終わった後に二人を探しに行って…抱き締めあって死んでる二人を見付ける、みたいな。結構これ書きたくて、その後の話なんかも結構考えてて…使いたかったなぁ…と今でも少しだけ悔やんでたりします←

碓井も無論死にます。
腕ぶっ飛ばしたかった←
最初は朔夜庇って腕とれて…その後は高坂と相討ちだったかな。
でも碓井に関しては趣味全開になるからなー…見せ場はあんまり今と変わらないと思う(笑)
本当に碓井好きすぎて…碓井だけ超贔屓してるのは自覚済みです。
だから碓井ログアウトさせたのに…あんまり意味なかったな。むしろそれがあったからこそ余計に目立ってしまった^^←

でまあ…あとは戒ですが。
戒は…行方不明、だったかな←
戒軍は勝利するものの、敗軍した敵大将に最後の最後で刺されてしまって…そのまま落馬。その後消息不明、みたいな。これは初期構想取っ払ったあとも使うか否か考えてたくらい本気でした(笑)
だから戒も竜也と同じくらいかそれ以上に死亡フラグがビンビンだったわけです←
雅戦もそのまま殺しても良いかなーとか今まで書いてても、旅メンバーで殺すならこいつって思ってた(笑)

とにかく残るのは朔夜と蔵之助だけであとは全員メインメンバーだろうが何だろうが死ぬという今考えれば壮絶なスタートを雪月風花は切ったわけです。

で、何で今の軌道になりましたかといいますと…流石にヤバいだろって朶汰と話したんです(笑)
こりゃ救いようがなさすぎてアウトだろ!ってなって最終構想の練り直し。でも誰かしら殺したいという最悪な管理人の考えの白羽の矢が当たったのが高坂、と(爆)
高坂だけが死ぬっていう方向でとりあえずはまとまり、皆頑張って生かそう!をモットーに考え直した結果、今の話になりました(笑)

ちなみに今は高坂殺すんじゃなかった…!と絶賛後悔中です←←
でも第1話から高坂は死ぬことが決まってたんで…仕方がないよね、うん。

最後に。
何故一輝が主人公になったかというと…朔夜が前半不在だったからです(笑)
それと小説の分類が分からなくて、流行りの平凡主トリップって形にしたらしっくり来たってだけだったりします←
今は無事この形で落ち着いたから良かったものの…本当に前途多難なスタート(笑)
気付くと話が全てドシリアスになるような人間が本気出して長編書いたらそりゃ全員死にますよ←



とまあ長々と書いてきましたが、本当に最初はこんなんでした。シリアスから始まりドシリアスで終わる、後味の悪い話を100話超えで書こうとしてました。思い止まって正解!(笑)
この話は…平和は犠牲の上で成り立つっていうのがテーマだったからな…主人公サイドだけ死なないなんて都合の良い話は甘すぎて嫌だった。むしろ戦争を制した方も負けた方も甚大な被害があってたくさんの血が流れて今があるっていうことが書きたかった。だから皆が皆義を貫く、壮絶な生き様を書きたかったんだよなー…。懐かしい。文才足りないけど。


では次回は何故伊勢が今の伊勢になったのかと伊勢に対して書きたいことを書き殴ろうと思います!

お付き合いありがとうございましたー!^^



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