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きみはなぜ、

18禁どえろです!ちゅーい! パスはこのお話のCPです^^*

うそでもいいから、












3月14日 バレンタインデー。
そして今日は、おれの中学の卒業式。
(やっと雛罌粟のやろーから解放される!きゃっほう!)


卒業式も見送りも無事に終わり、卒業生たちは校門前で抱き合ったり写真撮影したりしてる。

(あいつ等泣きすぎじゃねぇ?)

真木は学校全体が見渡せる、屋上にいた。(しめっぽいのきらいだし。)

「まーきーちゃんっ」

不意に後ろから声がし、振り返るとそこには雛罌粟がいた。

(あ、ボタン一個ない。まあモテる方、だし。)

「なんすか。」
「あん、そっけない!」
「…。(うぜぇ…)」
「ねー、真木ちゃん。今日はぁなっんのっ日だっ」
「卒業式。」
「それもあるけど、違うでしょ?今日は、ホワイトデー。」
「だから?」
「だからぁ、真木にプレゼントがあるって云ってんの」
「…はぁ…?おれあんたになんもあげてませんけど。(なに云ってんだこいつ)」

そう云い放つと、真木は出口に向かって歩き出す。

「はいストーップ。」
「ぐぇっ」

すれ違い様に制服の襟を掴まれ、雛罌粟の懐に引き戻される。

「もー、ほんと釣れないなぁ。今日でお別れなんだよ?」
「…そうッス、ね。」

そう呟くと、雛罌粟は悲痛な表情で微かに笑った。
その笑顔が、妙に心に響いて。

(そう、だよな…。もう、逢えねーんだ。)

毎日当たり前だと思ってた雛罌粟のスキンシップ(セクハラ?)も、なくなるんだ。

なんだ、これ…。

うれしいはずなのに、なんだろうか。この、心のモヤモヤ。

「ねぇ、一度でいいからさ‥。」
「なに」
「すき、って…云って?」
「…はっ!?な、なに「お願い」


初めて、そんなこと云われた。
行為の最中でも、そんなこと求めて来なかったのに。
こいつのことなんか、大嫌いだったはずなのに。

(でもいまは、)


振り返り、向き合う形になると、雛罌粟の胸に顔を埋めて抱きしめた。


「っお、れ…、お お前が、す すす…、」
「す…?」
「す、すき…!」

いま多分顔赤いな。情けねぇ。

「おれもっ!」

より強く抱きしめられ、キスをする。深く、深く。

「ね、これ。真木が持ってて。」
「これ…、な‥で」
「おれの、第二ボタン。おれの心は、お前のでしょ?」
「…ばぁか。」

また抱きしめてキスをした。













(すきって云って。)










とりあえず卒業&ホワイトデーおはなしでも置いときます

初めましてー

ちょっと期間限定で小説(短編)を書いて行きたいなあと思ってます!
付き合ってやって下さいー><
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