告白昇降室

お風呂上がりに、甥が妹に「古代ローマ人して」と言ってきて、妹はバスタオルをトーガのように甥の体に巻き付けた写メを送ってきた。
若干顔の濃い兄はローマ人、典型的な農耕民族顔の弟は平たい顔族だった。
“古代ローマ人”をどこで覚えたのかと思って尋ねたら、どうやら先日私が貸した“テルマエ・ロマエ”をこっそり読んでいたらしい。
漢字が多くて内容は読めなかったらしい。
だが甥は「古代ローマ人はお風呂が好きなんだね」と言っていた。
そして「古代ローマとエジプトはどっちが古いの？」と、などという質問をしてきた。



正しい答えを教えるために、私はまた本を広げる。

昨夜から右目が痛い。
日蝕観測の影響？と、思ったら、右目に長い睫毛が２本も入っていた。
どうりで痛い訳だ。

いろいろ見たり聞いたりしていると、正しく観測している人の少ないこと。
“やってはいけない観測方法”を普通にやっている人が多かった。
肉眼やサングラスで見ていた人、日蝕メガネを持っていても正しく使用できていない人……、様々であった。
あれだけテレビや新聞で注意喚起をしているのに、ほとんどの人が聞いちゃいない。
明日の眼科はさぞや混雑することだろう。



画像は木漏れ日に映る金環日蝕である。
タバコの吸い殻がすべてを打ち壊している気がしないでもない。

あれから場所を変えて、日蝕を観測。
太陽は80%以上戻っている。
駐車場にある私の車の運転席の位置からちょうど太陽が観測できたことに、後になって気づいた。
車の中からなら、散歩中の犬に睨まれなくて済んだのに……と、思ふ。

私の住む地域では8:54分頃、蝕が終了するらしい。

ピークは過ぎたが、まだまだ観測中。
時々雲がかかって見える。
観測中私に蠅が止まっていた。



ピーク時は周りで観測している人が結構いたが、皆それぞれ危険な観測の仕方をしていた。
サングラスだったり、日蝕メガネが正しく使えていなかったり……。

目は大丈夫ですか？