人智の及ばぬ領域

沢山の真実に惑わされて、騙されて、自我というものをすっかり失って

今晩和、白波です

薄々わかってたことではあったけど、それでもどんな形であれ私に親切心やら親心やら、どんな形にせよ好意を向けてくれる人間の気持ちを突っぱねて、傷つけるなんてことができなかった

だからひとりぼっちで良かったのに、出会いなんてなくていい、何も欲しくない

私の幸せを普通の人間の型にはめようとしないで、ひとりぼっちは幸せではないけど私にとっては不幸でもないの、誰も傷つけず、傷つかずに、自分をなくさずにすむ、それ以外に穏やかに生きる道なんてないの

そうやって限定して、自らの可能性を狭めていく…言いたいことばっかり、私の心の在り方なんて誰にも理解できない、出来るわけが無い、自分で解ってるから

人の言葉を疑わない反面で、誰のことも信じていない…違う、信じられなくなった、長い時間をかけて不信の呪いは強さを増して、私にも他人にも解けないものになった

親も、友達も、職場の人間も、何もかもが怖い、私のことを守れるのは私だけ

誰がこのブログを見てるかわからないけど、そういう私が嫌だと思ったなら付き合いを断ってくれていい、理解しろって言う方が無理だって解ってる

でも、もしもそれでも真っすぐ歩み寄ってくれるひとがいたのなら、理解できなくても理解しようと試みてくれるひとがいたのなら、私はその人をずっと好きでいられるかもしれない

そんなおとぎ話のような奇跡、私は欠片も信じていないけれど

「お前は純粋すぎる」と言われました、自分で言うのもどうかと思いますがそうなのかもしれません、だからこの曖昧な、薄汚れた社会で私は生きて行けない、自分というものを殺さない限り

誰かを傷つけて生きていく強さも、自分を傷つけて生きていく強さも持ち合わせていない、自分というものを保つために私にたった一つ残された道は死ぬことだけだと今でも思っている

それでもその残された手段が、何より多くのものを傷つけて壊してしまうことも解っている、望まぬして命を与えられ、死ぬことも許されずに、ただ己の命が終わるまでを待つしか無い、地獄のような世界

嘘をつけないのは最大の嘘をついているから、これ以上ない大きな嘘、嘘であり真実、私は生きながらにして死んでいる、「私」なんて存在していない