上の空
05/09 19:10

なんだろう…
今すごく現パロが書きたいですね。短パンロボとか、築25年のボロいアパートに住んでいる昭和っぽい勝家とか。
でも築25年と言っても今現在の年から考えるとギリ平成なんですよね。ギリどころか平成二年、昭和ちゃうやんって話。あ、あれだ。昭和かぶれな勝家。昭和の文豪のような生き方に憧れ、昭和の歌謡曲を口ずさみ、純喫茶へ通い、私は集団就職で上京し、織田社に入社したのであるが…と伏し目がちに語り、私ももう若くはない…と寂しそうにいちご白書をもういちど。うん、こんな現パロが書きたいわけじゃない(でも本当はちょっと書きたい)。あとサブカルに傾倒する勝家とかね。
そして寝付けなくて真面目にクローズZEROを観てみたら、時生ちゃんが可愛いので余計眠れなくなってしまいました。真面目な気持ちで観ていたので、オペ室のシーンで「え?」ってなりましたけどね。可愛い。
青い春の九條(我らが龍平ちゃん)もホンット可愛いんですがね。可愛い。この可愛いは多分猫好きの人が猫を無条件で可愛い!って言うのと同じ意味の可愛いだと思う。猫的な可愛さ。で、青い春のキャストを見てみたら高岡蒼佑さんとか忍成修吾さんとか塚本さんとか渋川清彦さんとか瑛太さんとかピース又吉さんとか出演されててちょいと驚いたので久しぶりに観ようと思います。九條ほんと可愛いです。可愛い。煙草の火をもらうシーンがほんっと可愛い。


求愛瞳孔反射/穂村弘
詩集です。詩集はあまり…な私ですが、「獣もヒトも求愛するときの瞳は特別な光を放っているんではないか」、「甘美で危険な純愛凍結詩集」というフレーズに心奪われてしまったので読まずにはいられなかった。
さっきからこれしか言っていないような気がしますが、可愛い。真顔だけど内心なにこれ可愛いよォ…状態、みたいな。壊れ方が可愛い。これ男の人が書いているんだよなーと思うとよけいに可愛く思えますね。「マイ・エンジェル」と「クリネックス」と「ウイルス・スキャン」が好きでした。マイエンジェルって聞くと某国連大使を思い出しますが…巻末の解説漫画もすごく可愛いです。こういう男の人って今もいるんだろうか。


蝶/皆川博子
以前田舎の義妹がオススメしてくれた際に皆川女史の短編集を数冊読んだのですが、その中に、発語が極端に少く(多分統合失調症の患者さん)絵が天才的に上手い青年を担当の女医と准看護師が取り合うお話(もっと複雑な関係でしたが…)があって、確か。そのお話が急に読みたくなって借りてきたのですが、どうやらこの本ではなかった…という個人的なドラマがあったりなかったりで…読んでも題名や作家を覚えていないって失礼な話ですよね。でも皆川さんの書かれたお話だったはずなんだ…
そんな訳で蝶。
歌詩をモチーフにした戦慄の短編集。と、私のような稚拙で陳腐な言葉しか操れない人間がとやかく語れるようなもんじゃないです。珠玉の幻想小説。残酷で悲惨で耽美で優美で淫靡で不穏で危険な仄暗い重圧な闇。闇を見つめる少女の澄んだ瞳。死と戦争と女。
女性の社会進出、その最初の職業が娼婦だと、聞いたことがあるのですが、助産婦や看護婦(現助産師看護師)もその象徴に挙げられる、ですが男尊女卑の時代に女性が手に職を持って働くことは難しかったでしょうし蔑まれたりもしたんだろうなと、そういうことを考えながら読むもんじゃないような気もしますが…兎に角うまく言葉にならんのだ。※深刻な寝不足




コメント

top


-エムブロ-