スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

egotist






目の前には滴る血と液体で濡れてしまった白い制服。黒い髪まで紅い血で染まっている。

「あ、あ、あ、あ、あ、」

濃い血の匂い、むせ返る憎悪と罪悪感と零れ落ちる涙。
伸ばした掌は目の前で床に横たわっている少年の紅い血でドロドロに濡れてしまっている。
目眩で霞む視界にはにこりと笑うオッドアイの青年が。

「ああ可哀相に、」

視界は白くぼやけて散った。




少し薄暗い、長い長い廊下をゆっくりと歩く。
白い白い。壁も廊下も、空気さえも白く感じる。特別な場所へ行く道。
ゆっくり前に進んでもカツンカツンと響く靴の音。
その退屈な音を聞きながら白い制服の上着を片手に、溜息をひとつ零して厚い扉を開ける。

「びゃくらんさま?」

気付かれないよう音をたてずにそっと扉を開けたはずなのに自室の奥にいる少年のか細い声が聞こえた。
ぺたぺたと靴も履かずに素足で自分のもとに歩み寄るものだから慌てて扉を閉めた。

「れお、くんっ…」

白蘭の困った声も気にせずにレオナルドはお帰りなさいませとふんわりと笑うものだから更にまた困ってしまう。
右目には眼帯、左の腕には白い包帯、身体に残ってしまっている無数の傷。体力もまだ回復していないらしくフラフラと身体がゆれる。
ゆれる身体を支えてあげると申し訳ありません、と小さく呟く。頬はばら色。
支えたところから感じるレオナルドの優しい体温が哀しくて。あの日は身体はもう冷たくて唇は薄い紫色をしていて白い制服は紅い液体で染まっていたから。だからあの日、死んでしまいたいんだと「彼」に嘆願したのに。

(ごめんね、レオくん)

目の前にいる愛しい少年に気付かれないように心の中でひとつ囁いた。あの日から幾度となく繰り返す罪悪感、欲望、恋しさ。

(全部、僕が傷つけたんだよ)
(全部、)

「傷が癒えるまで安静にしてなきゃ、だーめ」
「す、すみません…!」

でも自分は仕事に戻らなければ、と見上げる小さくて華奢な彼の身体をふわりと抱き上げて寝室に連れて行く。白い柔らかいシーツの上にゆっくりと身体を寝かせる。
いきなりの白蘭の行動に驚いて瞳を丸く見開いているレオナルドの掌にチュ、と軽く音をたててくちづける。

「びゃ、く」
「おやすみ、レオ君」

白蘭のいつもとは違う表情があまりにも頼りなくてどうしたのだろうかとその頬を優しく撫でてあげたかったけれど、自分の名前をその声で呼ばれて甘い香りがふわりと漂った気がして簡単に夢の中へ引き込まれていった。

「レオ君、それは僕が」

(全部、僕がつけたんだ)
(その傷も、違う記憶も)

掌への紅い痕も全部僕がつけるんだよ。僕以外の人間には触れさせないで。

(レオナルド、)
その白い包帯の下には全部紅色の。全部、全部、僕の痕を君に残して。
君が本当のこと、全部思い出す頃には僕はもういないはず。
だからそれまでは、ね?

(僕の願いはそれだけだよ)

ゆったりとした夢の中でまたひとつ掌にキスをした。



真っ赤な糸と真っ赤な痕(さよならのかわり)/egotist
◆◆◆


お粗末さまで、し、た…!
戦いの記憶がないレオ君と記憶改ざん白蘭様。骸もそれに関わっている感じです。交換条件なのです。弱々しい白蘭様が好きです。
K澤さまが手首へのキッスだったので私は掌へのキッスにしてみました(ぬえさんとかぶってしまいましたが…あわわわわ)
K澤さまのおっしゃる通りキスにはいろんな意味があるのでそれを踏まえた上で読んで頂けたら嬉しいです。K澤さまグッジョブネタ有難うございます!便乗やほーい!
ぬえさんへ≫こんなところであれなんですがお題使って下さり有難うございますーー!び、びっくりしました…!
ではお次は宗さまへバトンタッチ!私なんかよりすんばらしいので期待して待ってます☆
夜中更新ですみませ…!;;

キミが欲しいと刻む







「…っ」

ポタポタと落ちる赤い液体を、白蘭は睨み付ける。
久々に見た気がする、ああそういえば部下の一人が本当に自分の血液が赤いか疑っていたのがいたな。
ほら、見ろよ。ちゃんと赤いよ。

「……痛いよレオ君。」

自分を殴った姿勢のまま、息荒く固まっている伝令係に笑いかける。
殴った腕が微かに震えている。そんなに怖かったのか、……たかが、キス如きが。

「な、何をするんですか…!」
「別に…至って普通のキスだよ。君もオンナノコとした事あるでしょ?」

でももしそんな事合ったら許さない、と内心で続けるがブルブルと怒りか恐怖かで震える少年の顔に朱が走りそんな経験がない事を感じ取る。
口端から流れる血を親指で拭いながら立ち上がって二歩遠退いた距離を、三歩進む事で縮める。

「ただ、肉と肉をくっつけるだけの行為に何故そんな怯えるの?」
「ど、け…!」
「判らないかな…、それは男だから?キミはキミのものじゃないから?キミがオレを嫌いだから?それとも……ファーストキスはオンナノコって、決めてるの?」

震える指に自分のモノを絡めて、目を恐怖に歪ませるレオの腰を引き寄せて抱き締める。
黒くて深い目に映るのは白。
情事の時のようなネットリと重い雰囲気を醸せば、嫌だ嫌だと恐怖に首を振って絡め取られた腕を払おうとする。
でも。そんなの許す訳ないじゃない。

「一番最初はオンナノコって、まあ夢見るのはわかるよ?気持ちも分からないでもない。柔らかいし、可愛いし、まあ元々対になるように作られた生き物だしね。惹かれるのは当然か。でもそんな良いもんじゃないよ。ギャアギャア叫ぶ声は耳障りだし、一々一緒に居たがるし、逐一連絡入れないと騒ぎ立てるし、物欲しがりで何かにつけては贈り物贈り物ってねだるし、やたら記念日にしたがるし、人の趣向に口出しするし、甘くすれば付け上がるし、冷たくすればすぐ泣く、少しほっとくだけで愛は疑うし、セックスの時も優しくしろだのゆっくりだの丁寧にだの中出しするなだのなんだのってさ。……めんどくさいよ。柔らかくて、優しいだけなら、男でも良いじゃない。」
「……、」
「其処らの女とレオ君なら、オレはレオ君がいい。」

ぽつり。口から漏れ出たのは紛れもなく本音だ。レオナルドと女なら、断然前者を選ぶ。
抱き締めた身体の細さに劣情を擽られる。女じゃなくても感じるなら、やはり、彼が良い。

「こんなの…っこんなの…!」

わなわな震える唇は言葉を紡がない。
口としての役割を果たさないならば、それはもう別の役割を割り振れば良いではないかと白蘭は熱に浮く頭で考える。
すっと唇をまろやかな頬に添わせる。
舐めてもいないのに頬からは甘味を感じて、思考が狂っているように思えて仕方がない。爆笑ものだ。

「…オンナノコに夢見んの、終わらせてあげる。」

黒目が涙に濡れる。
弱々しく閉じられた瞳は抵抗が無駄で、逃げる事が不可能な事を悟ったからか。
可哀想な子、こんな最低なヤツに気に入られて目を付けられて。
でも、この腕に収まるならもう放す気などない。
にやりと唇を釣り上げて、絡めた手を口許に寄せる。
口付けたのは、手首。



end







……あ、えと、なんかすいません。
読んだ方全員、私を罵る権利を持ちましたよ、今。
あまあまも考えたんですけど、やっぱり正ちゃんがでばって参りました。
ほ、ほら、たまに殺伐したヤツを読むと甘さ倍増になりますし!西瓜に塩的なね!……あ、すいませんだまります。
あ、とキスにもする部所によって意味があって、手首にも意味があるんですよ。まあ、そこらへんは気になった方は調べていただけたら、と。
お目汚し、ほんとスマンです。



次の晴日様の美絵で洗浄必須!
一ファンとしてワクテカしてます、えへ。

キミの口は中まで僕のモノ。

*軽くチューシーン(音)あり(爆)一応 注意?*



****+****+****+


――ケホッ、ケホッ


朝からナゼか咳(セキ)がとまらない今日この頃であります、レオナルド・リッピです。

特に気にはしていませんでしたが、骸様が『早く治してくださいね、レオナルド。キミの身体(カラダ)は僕のモノですから』っと言われたので取りあえずアメ玉を探してみた。

なぜ喉飴じゃないかと言うと……実は、ハッカが苦手なんです;;
先輩方からは意外そうに見られがちですが、あのスースーしてなんとも言えない苦味(?)が苦手で。
ソレが効くのですが自分には無理そうです


部屋を探していると同室の先輩が気を使ってくださったのか、フルーツ味の飴をいくつか頂きました。

「一応、白蘭さまにも伝えておけよ?伝達係りの声が出ないなんて、話になんないからな」

ちゃんと、うがいしろよ?――と言って先輩は先に部屋を出て行った。
優しい方で本当に良かった

そう肩を撫で下ろして、さっき頂いたばかりの飴を一粒、口に運ぶと口内にフワッと瞬く間にフルーツの味が広がった。
どうやらレモン味だったみたいです。

おいしい――

そう思った次の瞬間に


「レオく――――――――――んッッ!!!!! 風邪ひいたってホント?!!」


今にもズシャァァァっと音が聞こえてくるような勢いで現れたのは、上司もとい自分と骸様にとっては敵である白蘭さまだった

いきなりの事で危うくアメ玉を飲み込む所でした;;ι


「狽ムゃ!? 白蘭さま!!? どうしてこんな所まで??」

「レオくんと同室だって言うのが連絡くれたんだよ。 それより…本当に大丈夫なのかぃ?」

どうやら先輩が伝えてくださったみたいで、ソレを聞いた白蘭さまは文字通り飛んできてくださったみたいです。

少し――嬉しいと思ってしまう自分がいる

心配そうに覗き込んでくる白蘭さまに出来る限り笑顔を作って答える


「熱は出ていないので大丈夫ですよ。ご心配をおかけして申し訳ございません」

「それならいいけど………ん? レオくん、何か食べてる? 甘い匂いがするけど…」

「あ、先輩からアメを頂いて…。のど飴が食べれないと言ったらフルーツ味をくださって……そんなに匂い、しますか?;;」

両手で口元を押さえながら聞くと白蘭さまは…

「うん、するよ。それにスゴく…」


――ドサッ!!


「狽ヲ!? な、」

「おいしそう」

「んんっ!!?」


何が起きたのか、最初はわからなかった

押し倒されたと思ったら、いきなり口の中に滑り込んできたニュルッとしたモノが自分の口内を好き勝手に動いた。

ソレが白蘭さまの舌だと気づいたのは、結構はやかった。

何とか止めさせようと、腕を伸ばしたら逆に掴まれ引っ張られてしまい、先ほどよりもっと深くに白蘭さまの舌が入ってきた


「んんッ、ンっ、んゃ、ふぅン…」

――クチャ、にゅぷッコプッ、コロコロ…――


白蘭さまが、口の中で飴を転がしたり、舌と一緒に舐め上げたりと、さんざん人の口内で好き勝手なされていると段々 腰がジィィンと痺れてきて、崩れそうになってしまぅ…

そんな自分に気づいた白蘭さまは空いてきた方の手を背中に回して更に引き寄せた

深かった口付けがさらにふかくなって。

もぅ力が入らない


「チュプ) ぷはッ、ぁ…びゃく、らん…さま……?」

「飴なんかに頼らなくてもオレが舐めて治してあげようね♪」


言うとまた唇を塞がれた。
既に腰が砕けた自分には成すすべがなく……、アメ玉がなくなるまで部屋には水音と…、微かにもれる声が響いた。



****+****+****+



またもや1ヵ月以上も放置プレィして申し訳ございませんッ橘ですm(_ _)m;;ι
橘は迷惑をかけるプロだとつくづく思う今日この頃ですι


今回のお題が<キス>と聞いた瞬間に頭に走ったブツですが………キス、か?ι(爆)
べ、べろチューって事でι(超爆)


妄想ですがレオくんはハッカとかミントとか、スースーするのが苦手だったらイィなぁっと(*´U`*)♪〜
お口はお子ちゃま方針で(笑)
だから白蘭様とのキスでもすぐに腰砕けにされてガクガクになって立っていられなくなってしまぅのですy(*´ε((●=(-ω-)自重しろ(爆)


めったに文を書くことがなくて文章が変で申し訳ございませんッ;;
生暖かい目で見てやってくださぃm(_ _)mペコッ


ぬえ様、皆様、長い間とめてしまって本当に、本ッッッッッッ当に申し訳ございませんでしたッ!!ι

次はK澤様にバトンタぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッチしますッ!!!
K澤様の白レオ文が大好物です///



では=33

びゃくさまとれおきゅん

※白レオ♀不思議系シリアスなのれすよ
※黒綱注意…!




■■■
 葉巻と香水の混じった不快な空気がそれは美しい青年の白銀の髪に触れてくるものだから青年はとても不機嫌だった。はやくここから抜け出して澄んだ夜風に当たりたいと気だるげに用意された紅茶にくちをつけステージのうえで実況中継をしている恰幅のよいスーツの男がにたりと笑みながらあげる声にうんざりとした。
 イタリアのとある地下オークション会場、オペラハウスを模して造られた紛い物の重厚さ。非合法のもと行われるマフィアの娯楽場。くすくすと忍び笑い。さきほどから薄暗い会場のステージだけがスポットライトを受け宝石や珍しい骨董品を輝かせていた。読み上げられる商品の番号と競りあがる金額、それを手に入れられなかった敗者の失望のため息と勝者の狂喜の喝采。
 白蘭はもう随分と長くそこに座っていたので、そろそろその場をおいとましようと静かに席をたとうとしたら、待ちなよ白蘭、と同業者の沢田綱吉に引き留められた。彼は若くして先代から引き継いだ会社をイタリア一の企業にまで成長させた切れ者だ。どうやらVIP席を離れいちばん下にある一般席まで降りてきたらしい。白蘭は社交辞令用のひとのよい笑みを称えた。白のスーツに胸元のポケットには赤い薔薇、まだ二十代になったばかりだというのにクロームオレンジのその瞳には重厚な光が宿っていた。
 白銀の髪の青年はため息を付くと浮かせていた腰を元に戻す。にこりと愛想良く微笑む沢田の後ろに闇と同化するように静かに佇む青年の得物と瞳が鈍く光を灯したからだ。どうもあの護衛は苦手だ、洗い流しても消えない血の臭いを好んで纏う辺りが上司の好みなのだろうと白蘭はボンゴレ先代の教育はすこしばかり間違っていたのではないかと頭が痛くなる。
 次に出されるもの何だか知ってる白蘭、と悪戯な猫めいた声音。
 さあ珍しいものでもでるのかなと興味無さそうに答えれば沢田は楽しそうに笑みを深くした。
 良かったね会うの久々なんじゃない、と沢田の謎かけに白蘭が怪訝に眉を潜めればステージのスポットライトがぽぽぽと淡く照らされる。
 そこには大きな鳥籠があった。上等なシルクで覆われてなかみのみえない檻。絶滅危惧種か享楽で産み出した合成動物かなにかと思われたそれから現れたのは甘やかな花のなかに埋もれて眠る少女だった。
恰幅のよい競売員が、檻をノックする、ぴくり、とわずかに少女は身動ぎ目蓋を持ち上げた。ぼんやりとした黒曜石の瞳。



「レオナルド、」



 そこには確かに白蘭が幼少近所に住んでいたリッピ家の子供、レオナルド・リッピであった。彼女は親の仕事の都合ですぐに引っ越していたが白蘭は幼い日の思い出を忘れたことはない。殺伐としたこの世界にいればなおさらだ。
 彼女の血筋ってさとても珍しいらしいよ、うちの新薬開発班が欲しがってたから貰っとこうかなと思ってと沢田は表情を変えなかった。
 ボンゴレは顔に似合わず怖いこというよねと毒づければ君には負けるよと沢田は競売参加のナンバープレートを掲げ、指定された金額の十倍の額をあっさりとくちにした。
 そして白蘭は――――――。





■■■
 薄く押しあげた目蓋の隙間から眩い照明と鈴蘭の花が敷き詰められているのがわかった。何度目かの引っ越し。兄のグイドが帰ってくるのが遅いと心配しながらキッチンで夕食を作っていた。刻まれる野菜、フルーツ、白いケルトからしゅんしゅんと湯気が立ちのぼる。何時もなら帰ってくる前に必ず連絡してくれるのに。
 するとタイミング良くドアを叩く音がして、かち、と鍵の噛み合う。レオが兄の名を呼べばそこには黒いスーツを着た見知らぬ青年が入ってきた。綺麗な青い髪をした右目に眼帯を付けており、レオはそれが直感でマフィアだとわかった。青年は優しくどこか悲しい顔をして一言。
 赦してくれとは言いませんよと戸惑うレオに近づきその口を掌で覆った。ああ、くらくらする。鼻腔に当てられたハンカチから花の香りがしてレオの視界はぐにゃりと歪んだ。暗転。ドアの隙間から見てはいけないものが。白い腕、赤く赤く、地面に横たわったあのひとは、―い―――そこで途切れた記憶。大切にしていくものがレオナルドのなかで壊れ始めて深く埋没していく。
 二度と、思い出さないように。





■■■
 眠ったままのレオナルドを屋敷まで運ぶと手近にあった寝椅子にそっと下ろしてふわふわの毛布をかける。白銀の髪の青年は壊れ物を扱うように大切に少女のさらりとした髪に指を絡ませた。彼女が目覚めたらなんて言ってあげれば良いのだろう。君のお兄さんはもうこの世界にはいないよと何時もの作り物の笑顔で伝えられるだろうか。いっそこのまま起きなければ眠り姫のままでいられるんじゃないかなと馬鹿なことを巡らせたが、とても意地悪な神様はそんな面白い余興を見逃すはずはなかった。
 わずかに痙攣する睫毛、ちいさく息をついてレオはぼんやりと睡眠薬の抜けきっていない身体で目覚めた。
 おはようレオナルドと微笑みを作りながら挨拶すればレオは青年を覚えていないのか、だあれ?と小首を傾げて不思議そうに白蘭を見上げた。




れおなるどってだあれ?




 聞き違いだろうか。青年は内心どきりとした。(まさか、これは)
 この子はレオナルドだ。非常に記憶力の良い白蘭が間違えるはずはない。これらが指し示すものは、ひとつ。



「今は忘れて良いから」



 そう囁きながら青年は少女を優しく抱き締めた。
 ポロポロと頬を伝い零れる涙。
 それを掌で掬い少女はこれは一体なんなのだろう、どうしてこのひとは私を抱き締めているのだろう。
 何故その頬に零れるものはおなじなのだろうとぼんやりと考えた。
 彼女はまだそれを悲しみだとは知らない。


てのひらにクチヅケを
(ねえ泣かないで、僕が傍にいるから)(だから、)



- - - - - - - - - -
お題は(パレード)様からお借りしました(´ワ`和)


レオきゅんのおでこにうちゅとちゅーしちゃうびゃくさまが好きです。びゃくさまに命令されてちゅうをおねだりされてあわあわ赤面してるレオきゅんはもっと可愛いと思いますっ。
なんだか全然お題に添えませんでしたが精神的にびゃくさまをいぢめる黒い綱様と寡黙な従者雲雀たまが書けてちょっぴり満足。
意味不明なはなしですみません…!




それでは次は一万年と二千年前から愛してますっ一矢さんのターンです。
ばきゅーん☆

テーマ

こんにちは宮織です。ましれお交換日記テーマ第一弾みなさまのレオにゃんを拝めて昇天しそうになりましたっ(´ワ`幸)これからもけしからんマシマロとレオきゅんの恋を応援していきましょうっ。


第二回テーマ

「キス」

くるくる廻す順番(敬称略)

01宮織 02橘一矢 03K澤 04晴日 05宗

捕捉

毎回交換日記をくるくる廻す度にテーマがありますが絵や小説や萌トークでテーマを表現してもテーマは使用しないで白レオ表現してもらっても構いません。裏表現がある場合は※ねっちょり注意など注意書を添えてくださいませ。基本は白レオであれば愛の形は表現フリィィダァアアム!


なお、ましれお交換日記。は随時参加者様を募集しております。
参加したいなと思われた方は宮織宅のポスト(拍手からは受付できません)にお名前とメールドレスとお持ちであればサイトアドレスを添えて送信して下さいませ。
基本は白蘭×レオナルド(レオ≠骸)への愛があれば参加OKです(*^^*)




それでは交換日記は宮織のターンからスタートです。
宗さんの白レオにゃん四コマすごくきゅんきゅんしました…!
前の記事へ 次の記事へ