ナイ盾前提、銀←盾←ナイ
※キョウヤ視点
「‐俺にとってのキョウヤ?」
「あぁ。」
「‐んー…何だろ。ライバル?かな?」
「ライバル…」
‐ズキン…
何かが胸の奥で痛みを発した。
「‐キョウヤは強いからな!そうだ、またベイバトルしようぜ!翼や遊とかケンタもきっと…」
銀河の声を聞けば聞くほど
痛みは酷くなっていった。
でも電話を切るなんて勇気、
俺には無かったんだ。
「…あぁ、ん、じゃあな。」
‐ピッ…
話が一通り終わって、
ようやく電話を切った。
正直、電話の内容なんて覚えていない。
<宴Cバル
その言葉が頭にこびりついていた。
理由は分からない。
その言葉の意味さえ
今の俺には理解できなかった。
「…」
暫く海を眺めた後、
俺は自分が泊まっている所に
帰ることにした。
「銀河ー!!」
「おーい、ギンギーン」
「正宗!遊!」
遠くから会話が聞こえた。
知ってる奴等の声だった。
「まったく何処行ってたんだよ」
「そりゃ、次の試合に向けての特訓に決まってるだろ!あーもう、今からワクワクするぜ!!」
「ギンギン相変わらずだねー」
「相変わらず…」
そうか
俺は銀河のバトル相手の一人なんだ
ただ少し回数が多いだけで、
俺は%チ別な訳じゃない…
「…帰るか」
わざと帰るなんて口に出して、
自分に言い訳をしながら
逃げるように帰った。
目から零れる物の意味なんて考えずに
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
家のキョウヤは弱い子なので
アニメや漫画みたいな素敵キョウヤさんを
想像したらダメです。
しかしよく泣く。