インドネシアには私がどうしても会いたい人がいます。
私は彼にアメリカに留学している時に出会いました。
日本にも留学していた事がある彼はすごく流暢な日本語を使って私と話をしてくれました。
彼にはお兄さん、弟さん、そして妹さんがいて、私の日本人の友達も含めて兄弟全員と仲良しでした。
彼はすごく思いやりがあるし、誰にでも優しくて、いつも私は“私もこんな人になりたい”と思っていました。
そんな彼にある日悲劇が襲ったのです。
車を運転中、何者かが彼の車に向かって銃を10発発射しました。
その1発が彼に当たり、彼は下半身不随と言う障害を一生背負って行くことになったのです。
それでも彼は彼自身を失いませんでした。
病室にいてもいつも笑顔で、前向きで、辛い表情を一切私達に見せる事はありませんでした。
そして彼は家族と一緒に住むためにインドネシアに帰国したのです。
それ以来連絡もあまり取れなくなってしまいましたが、フェイスブックを通じて時々“元気にしてる?とメッセージをくれます。
彼のメッセージはいつも私に元気をくれます。
そんな彼に会うために私は9月にインドネシアに行きます。
5年ぶりに会う彼ですが、きっとまた私に元気をくれるんだろうと思います。