何時だって、反省はするし、したいけど…
後悔だけはしたくない。
後になって、どうしようもなくなってから悔やむのって
その時の自分を否定したことになる気がして嫌だから。
自分だけは、自分を否定してあげたくないの…
自分だけは、自分を認めてあげたい…
月は…前は「親に否定された自分は生きる意味も価値もない」って思ってた。
でも生きていくしかなくて…
生きていくなら、自分だけは否定しちゃいけないよねって思った。
自分の子供が可愛くない親なんかいない、とか言うけど…
綺麗事だよ、そんなの。
自分の子供が可愛くない親は今、私の目の前にいるんだからって笑ってやりたくなる。
綺麗事じゃ、救われないことも傷もある。
欲しいのは、そんな薄っぺらい綺麗事じゃないの…
その手を差し伸べて欲しいだけ。
「生きてていいんだよ」って
「頑張ったね」って
「辛かったね」って
そう言って、抱き締めて欲しかっただけだったのにな…
どうして、私にはその手が伸ばされることがなかったんだろうって
いくら考えても確かな理由なんか見付からない。
何時だって、欲しかったのは
姉に差し伸べられるあの手だけだったのにな…