クマシエル
古き悪き言葉の話
2018/02/28 09:04
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クマシエルはある種の伝統産業が色濃い神戸の生まれだからでしょうか? たまに思い出して懐かしくなる仕事言葉があります
「何ぬかしとんじゃ、われ! ドタマかち割ったろか
「一遍死んでみるか? あ
「わしが誰や思とんじゃ
「おなごがいちびっとんやないぞ! しばいたろか
そうです アノ業界用語でございます(笑)
クマシエルが小さい頃は街に出ると実際に耳にしてたりしたもんです
それはあの業界関係者でなくても、ちょっとガラが悪いぐらいの普通のおじさんも言ってたりしましたね
そういう大人の言葉づかいを身近に聞いていたからか、小学生の同級生の男子達や目上の男の子達なんかにも、そういう言葉づかいの子供まで居て、何かそういう言葉づかいも神戸弁の一派みたいに捉えられていたように思います
で、ほんの一例としても、クマシエルの隣のおじさんは腕っぷしが強いからか、時々そんな物言いがあったし、クマシエルが大学時代に学費の為バイトしていたコンビニのお得意様は近所に住んでいた組長とその愛人さんで口を開くと凄んでなくても「ワシはなあ、小銭みたいなちんまいもん持った事無いで」とか言ってましたしね(苦笑)
そんなふうにありふれていたアノ業界用語が聞かれなくなったのはいつ頃からでしたか 多分暴対法を全国にならって兵庫県警も力を入れだして以来なんでしょうか? いつの間にか、街中でもごく普通の神戸弁しか耳にしなくなっていったように思いますよ
だけど多分そんなガラの悪い言葉が懐かしいなんてやっぱりおかしいと思われるかもしれませんよね そこであの言葉づかいのどういうとこが懐かしいなんて思える程面白いかをちょっと考えてみると、まず上手いことに俳句のような耳にすーっと入るリズムがある事、それから怒りの表現が無駄なく実に効果的になるような言葉選びがなされている事で、ガラが悪いし日常からは消えていく方がいいのかもしれないですが、最近すたれちゃった観がある極道物の映画なんかででも正しいアノ業界用語が残っていけばなあと思ったりもするのですが
但し1つだけ言わせて貰うと、西田敏行さんの極道言葉は全くなっちゃいないという事を知っといて欲しいと思います ついでに普通の関西弁も西田さんのは聞けたレベルじゃないと思います

言葉の専門職をしているクマシエルがカーリング女子のLS北見の「そだねー」からちょっと思った事でした



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