『Bプロ』ひっかけフィギュア〜キタコレ〜

『Bプロジェクト 鼓動アンビシャス』からひっかけフィギュアのキタコレ(北門倫毘沙&是国竜持)です
是国君が欲しかったのでついでに相方の北門君も獲っときました クマシエルは本当に是国君が大好きなのですね! だって可愛いんですもの キタコレの2人は歌もとてもとてもいいですよ〜

【小説】うちの母が宇宙の被捕食者だった件B

 引きニー息子更正計画第1弾、部屋の改善は終了!
流石に全部は可哀想だと思ったので息子が昔良く観てた『エヴァン』のレイちゃんの制服フィギュアだけは箱は潰して勉強机の引き出しにしまって、フィギュアはコレクションケースに入れて机の上に飾っといたけどね。
次は身分を何とかしないとと思ってるんだけど、うちの馬鹿息子が引きニートになったのって、前にも言ったかもだけど70クルートサナン、ええと約22年も前からで、その時まだ地球の歳で8歳だったんだけど、つまり小学校中退って訳よね。
せめて高校位出てなきゃ働いたりとかも無理なんじゃないの?
と思ったから高校卒業に相当するとかいう大検とやらいうのを受ける事にしたんだけど、今は名称が変わって高卒認定試験とかいう名前らしくて、あたしはちょっとブランクもあるし家庭教師さん頼もうかと考えたんだけど、その話を内緒にするのもどうかと思っておとうさんにしたら、
「俺が教えてやる」っておとうさんが!
 馬鹿息子をあんなに嫌がってたあの人がどうしちゃったんでしょうね。
ま、せっかくなんでお願いしたけどね。
最初の日におとうさんたら会社帰りに小学校6年のまとめドリルを買ってきてくれて、引きこもりは小3からだけどーなんて思いながら、中身は女子大卒のあたしなのですらすら解いてたら、
「大丈夫そうだし明日は高校のドリルにするか」なんて言ってんの。
8歳から学校行ってない息子相手に過信し過ぎだと思うんだけど、ま、あたしはそれでいけそうだけど、何か普通なら無謀と言わない、そういうのって?
よく分からない人だってその時思ったけど、ま、息子の面倒をみてくれる気になった訳だから悪い気はしなかったわよ。


 それからの日々もおとうさんは真面目に毎日家庭教師してくれて、8月の1回目の試験まで本当に2人で勉強したのね。
そのお陰でしょうね。
2回目の11月までで合格する気でいたのが1回目で全教科合格して、資格試験通ってしまいましたよ。
何だか上手くいき過ぎよね、実際。
あたしは半ば狐につままれた状態なんだけど、おとうさんは当然という顔で、ご褒美にどっか連れてってやるなんて言いだすし、一体どうなっちゃったんだと思わざるを得ないわね。
本当に冗談じゃなく前のおとうさんは馬鹿息子を完全に見放していたはずなんだけどね。
でもあたしももう何年も何十年も家族で出掛けたりしてなかったから何か嬉しいわ。
 で、2人でUSJに行ってきました!
ホテルに泊まってね、ゆっくり3泊4日。
おとうさん、初めて有給使ったそうよ。
最近何だかおとうさんの新しい面ばかり見てる気がするわね。



 さて、USJなんだけど、行った事ある人なら知ってるかもだけど、とにかくどのアトラクションもライドも混んでてすんなり入れないのね!
それで、何か面倒臭くなっちゃってたら、おとうさんにランチに連れていかれた。
パーク内のグリルで昼からお肉を食べてお腹いっぱいで、眠くなってきた。
考えてみたら元のあたしじゃなくて引きニート息子のお粗末体力のせいでしょうね。
こんなに軟弱ならアルバイトも出来そうにないし、帰ったら体力作りも必要だなと頭の中にメモした。
「ほんとに眠い」と言ってたら、おとうさんがあっさりホテルへ連れ帰ってくれて、あたしは部屋に着くなりツインのベッドの片方に倒れ込んで熟睡してしまった。
起きたらおとうさんが横で寝てて今自分が馬鹿息子の体なのを思い出して何かびっくりしたわよ。
男の親子って普通そんな事しないよね。
ま、中身のあたしはおとうさんと寝るのなんかむしろ珍しくも何ともないんだけど。
おとうさんの寝顔を何ヵ月ぶりかに見ておとうさんも歳とったなあって思って。
でも寝顔が何かくつろいだ表情浮かべちゃって可愛いなと思ったりしてね。
でもあたしが居なくなっても全然気にしてないみたいであれからずっとちょっと悔しかったりはしてたんだ。
何か今の寝顔見てたら、ま、いっかなんて思ったけど。
あたしが思ってたよりこの人結構息子の面倒みれる人だったみたいよね。
あー、しかしうっかりしてたわ。
歯も磨かずに寝ちゃうなんて。
美味しい肉を育てるには歯の健康は不可欠なのに!
今更ながら慌てて歯を磨いてると、何か声をかけられた。
「芹香」
「ん?」
 ベッドの方から聞こえたのでおとうさんが言ったみたい。
うがいを済ませて戻ってみると、おとうさんはまだ寝てた。
寝言だったのかな?



 旅行から帰ってから、あたしは毎日走り始めた。
体力つけなくちゃね。
それとね、おとうさんに頼まれて自分ちの家政夫さんをしてるのね。
1日2、3時間で2000円くれるって言うから毎日張り切って掃除洗濯炊事と頑張ってるわよ。
いやー、専業主婦だった時は当たり前にする事でしてたけど、今仕事としてお金になるのは何かちょっと嬉しい気がするわ。



 そんなある日あたしは、
死んだ━━

         続く 

ジュエリーちびちび

ジュエルに囲まれたちびちび卵

【小説】うちの母が宇宙の被捕食者だった件A

 あの子が体を取り戻したらきっとこう言う、
「絶対許さねえ!」
そう思ったらかなり笑えてきた。
 許さないったって、あたしの種を食べたあんたが悪いんだからね。
「いらっしゃい。全品1000円ですよ。是非お求め下さいませ〜」
やりましたよ、あたし!
 自分の持ち物(中身はあたしでも体は息子ですからね)を売るだけで買い取り業務をしなければ古物商の資格は要らないという事が確認出来たので、昼間だけおとうさんが車で会社に行った後のガレージで今まで息子の部屋を占領していた大量のフィギュアやアニメグッズを売っぱらい始めたのね。
酷い? 人でなし? 黙らっしゃい!
 あたしこそ被害者よ。
息子の体に居るせいであんなに汚くて狭苦しい部屋におとうさんの居る時間は閉じ籠ってなきゃなんだから!
おまけに元々のあたしの体じゃないのを忘れて普通にテレビを見にリビングに行きそうになったりして困る。
あたしは割と地球では平凡な専業主婦だったと思うんだけど、朝ドラやら昼ドラやら晩のドラマを習慣的に観てたのに今はそんなに観られないんだから。
ストレス溜まるし、全く!
 でね、あたしの体を狩人が持ち去った後、あたしは世間的には行方不明って事になるはずだけど何を思ったのかおとうさんはそういった届けを出すでもなく、嫁が居るふりを続けてる。
そうなるとご飯とか大変じゃない。
あたしだって息子のふりをしなきゃでカップ麺生活なんてもう真っ平よ。
第一、おとうさんも息子も古肉にせよ肉が不味くなるじゃない!
あたしの管理下で不味い肉があるなんて我慢出来ない。


 なので最初に始めた事が台所に当たり前のように入って2人分の食事を作る事だった訳。
 息子の出した食事でも黙って食べるのを見たら初めておとうさんを尊敬したわ。
だってもしよ、あたしがおとうさんだったら中身が嫁だと知りもしないのにあの可愛くもない馬鹿ニートがいきなり作ったご飯とか、気味悪くて食べられないと思うもん。
 だけど良かったわね、おとうさん。
中身はあたしだから味も栄養も文句無いでしょ?
あたしは肉を育てる事にかけてはプロ中のプロだから、その味に慣らされてきたおとうさんはきっと他のご飯では物足りないと思うの。
古肉でも最高に美味しくがあたしのモットーよ!



「…さん! お兄さんてば!」
物思いしてたらお客に呼ばれてた。
「はいはい、何?」
「これもっと安くしてよ」
近所の女の子だった。
多分今の時期は冬休みで家にいるのね。
「駄目」
「どうしてー? いいじゃん。200円」
「駄目」
馴れ馴れしい子だなあと思っていると、
「じゃあ300円でいいや」
「え、何で値引きを減らしたみたいに言ってんの? 300円引くなら200円より値引きじゃない」
「違うよ、お兄さん馬鹿だなあ。」と女の子は笑う。
「まだ高いけど300円でもまあ買ってあげてもいいよって言ってんの」
「馬鹿たれ!」あたしは怒った。
「大事なお宝をそんな値段で売る訳無いでしょ」
本当に怒っていた。
「えー! いいじゃん」
「(あの子の)大事な物だからびた一文まからないよ!」
「えー、大事な物って自分が売ってるくせに?」
「大事でも売るしかない事はあるの。1000円なら要らないなら構わないから」
「…分かったよ。じゃ、1000円で」
女の子が折れてきた。
「あら、これ」あたしはびっくりした。
これって…
「セーラー仮面のミラー、そんなのあったっけ?」
「最近流行ってんだよー! ミクはママとクリスタルっていう新しいのを観たんだけど、可愛いから今古いアニメもママと最近観てんだー」
 そうなのよ、『セーラー仮面』は女の子アニメでしてよ。
全くうちの引きニートったらキモいわ、理解に苦しむ。
「いいわよ。今回だけ200円にしといたげる」
あたしは何だか情けなくなって女の子にそう言った。
「お兄さん、セーラー仮面が好きなんて変わってるけどいいと思うよ」
安く買えた女の子にニコニコされたけど、あたしは苦笑いしか出来なかった。
 ハーッ。
もうため息しか出ない。
うちの馬鹿息子の好みが分からない。
 ん?
同じフィギュアが3つもあるんだ。
今更気づいたけど、息子の部屋に積んであるのを適当にガレージに下ろしてきてたけど、1つのキャラクター物が多いとか、箱から出して飾ってたやつとか全然無かったし、もしかしてこれって違うんじゃないの?
良く見たらメーカー?が『SAGAプライズ』とか『ベンプレスト』とか書いてあって、これもしかしてゲームセンターの景品かしらん?
 で、自分に都合いいように解釈して、うちの息子はフィギュアマニアじゃなくて時々出掛けてたしゲームセンターオタクなんだろうと思う事にして、それからは更に容赦なく売っぱらったってもんでしたわよ。
そして5ルートサナン、1か月半位で完売御礼、部屋もすっきりしたわよー。
 随分儲けさせて貰ったのですっかり模様替えもして、
ひとまず快適になりました!
         続く

【小説】うちの母が宇宙の被捕食者だった件

【姿を無くしても、その存在を見つける事が出来るだろうか?】


「1月某日。
この日の記録でもう最後にしようと思う。
うちの引きニートがいつかは変わると信じて、ずっとこの日記をつけてきた。
日記に引きニートの記録を始めてから今日でもう70クルートサナン(地球の一般表記に近づけると70はこちら表記だが、その後も直して、70千万?秒位)が経ったが、その間にあの子は何も変わらなかった。
これ以上は虚しいだけだ。
もう最後にしよう。
 この頃周りに狩人が近づいている感じもあるからあの子に構うのもどのみち潮時だ。
だけどあの子は1人で大丈夫だろうか?
これからもおとうさんには見放されたままだろうし食べていけるんだろうか?
いや、荒療治でもしかすると今度こそ…
いや、それこそ都合がいい考えなのも分かっている。
 だけど構うから治らないと、散々おとうさんにも言われたじゃないか。
あたしがいなくなったら或いは…
いや、無駄に期待しても何にもならない。
もう寝よう。」


という日記を書いてからは、あたしはもう毎日自分が今日も無事だったという日記しか書いていない。
今日で4ルートサナン(普通にええと29日位)経った。
まだ狩人に捕まらないとは奇跡だ!
もしかしてこのまま逃げおうせるかもしれないのでは…
いや、そんなに甘くはないだろうけど。



うちのオカンは五月蝿くはないがたまにうざい。
引きこもりで風呂もあまり入らない俺を風呂に入れたくてオロオロしてたり、マグカップが溜まってるのを出してとすがる目で見たり。
親父に俺の事で五月蝿く言われてペコペコしてるのなんか、うざ過ぎて気が滅入る。
飯を食わなきゃ食うまで持ってくるし、俺は引きこもりだがヒッキーにありがちに太るのはクソダサいってのにな。
あ、俺はそれ程太ってないがな。
けどあいつの希望を聞いて食べてたら確実にど底辺まっしぐらだと思うぜ!
 そんな俺だが、今日は腹がすいていた。
あいつが部屋の前に何も持って来ないなんて!
愛想つかしたのか?
まさか!?
20年以上つきまとったのが今になってなんて事は無いだろう。
 台所で何か調達する事にした。
で、台所で物色中だがカップ麺も袋麺も無いときている。
ん?
テーブルにチョコレートかな、1個落ちてる。
銀紙に包まれてるから、汚れてもいないし、包みをのけて口に放り込んだ。
噛むとジュワーと濃厚な洋酒が広がる。
多分ウィスキーボンボンとかいうやつだろう。
そういえば俺は甘酒の匂いだけでも酔っ払う奴で!
と思っても後の祭り。
クラクラして俺は…



「本当に馬鹿な子」そう一人ごちたのは、あたしです。
4ルートサナンが過ぎて少しして、とうとう狩人に見つかったあたしは肉から種(タネ)を外されて、どうやら肉は持っていかれたけど、種は捨てていかれてしまったみたいで。
説明遅れましたがあたしは地球人からすると宇宙人てやつで、だから地球人とは全然生態が違うんだけど、実を言うとあまり人間に含められないかもしれないんですね。
だってあたし自身の成分と厳密に言えるのは、肉と種で成り立つ人の体の種の方だけで、肉は種を植えられてから寄生して自分の肉として育てているだけなので。
しかし肉から外した種を植えもせず捨てるなんて、どこのアングラ狩人かと思う。
あ、これも説明しておくと、あたし達は種の中の液体が真の本体という感じなので、狩人が求める肉を得る為には種を肉から外して肉を無力化し、普通のまともな狩人なら新しく育てる肉をあたし達に提供していくもんだけど、最近の狩人は本当にもう。
あたし達は捕食される為の肉を育てるだけの卑しい生き物ですが、地球人や狩る側の生物と違って割と不老不死が売りなんですよね。
例えばなかなか寄生出来ない時も地球の生物、肺魚が乾季を泥の膜で体を覆って乾燥せずに雨季を待つように、種の周りにカモフラージュの膜を張っていつまででも待ってられます!
だからあたしも銀の膜を張ったんだけど…
息子がーっ、あの引きニートがーっ、意地汚く食べちゃったのよ!
どうしよ、30歳にもなる古肉のくせに。
育てなくても十分育っちゃってるし、今から食肉に育てるのも無理だしさ。
それにあたしの体が昔地球の人間らしく産んだ子をよ、あたしが寄生してるから仕方なく管理するのもネグレクトするのも何だか気がとがめるというか。
だけど、あたし達が体内に入ると出ていくまでは元の人格(今回の場合はあたしの息子ね)はあたし達の支配下に置かれるから早く出てやらないと、かなり影響が大きいでしょうしね。
 ま、とりあえずはあたしが新しい寄生先を確保するまでは管理してやるしかないかもなんだけど。



で、この際だからやった事、予想がついた方もいるかもだけど、そうです!
我慢ぶちきれの野蛮な母による引きニート息子の楽しい強制更正プログラムは次号にて!
是非ご観覧、皆々様合い揃いてお来し下さる事を心よりお待ちしております。
         続く   
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