それに

ナチス幹部の


ヘス、ゲッベルス、アイヒマンを見ると


確かにアーレントが言った様に


普通の人間です


アイヒマンも、ヘスもゲッベルスもね


全員が


アイヒマンは昇進したい、単調な仕事で退屈で…と


ヘスも、航空機のパイロット以外は、あまりパッとせず


ゲッベルスも子供時代に小児麻痺から身体にハンディを

歩く時に足を引きずる様になります


アイヒマンは、ユダヤ人移送の責任者


ユダヤ人を一人でも多く列車に載せるために


そしてそれは


あくまで自分の意思ではなく


上司からの命令で、アイヒマンはただその命令に従っていただけ


ヘスもそう


自分の父親に逆らった事もなく


ただ第一次世界大戦の航空機パイロットに志願


ヘスは操縦の腕前は確かだったと


そのパイロット志願で初めてヘスは父親に反発したんだと


ヒトラーと出会い、大半がそうであるように


ヘスもヒトラーに心酔、熱狂したのです


ヒトラーも最初はヘスと仲がよく


しかし生真面目すぎるヘスにヒトラーは次第にムカつきます



それでテキトーにあしらわれる様になります



ヘスはヒトラーやナチス幹部として結果を残さなければ、と焦るわ、ヒトラーにごまをするわ

しかしヒトラーはヘスをムカつき、ゲーリングをはじめ側近に愚痴をこぼします


何か指示や何かの役職についても、それは総統ヒトラーの命令てだけ


ヒトラーからは相手にされず


当初はヘスは個人でヒトラーの秘書をやってましたが



ボルマンにあっけなく秘書の座も奪われます


ヒムラーやゲーリングやゲッベルスは、ナチス幹部で各々実績がありましたが



ヘスには実績がなく


オカルトにのめりこんだり…


一応、副総統、とは建前ではあったようでも


とにかくヒトラーや、ナチス幹部の中で、地味で目立たなく


自分の発言、レーム達の粛清でもヘスはヒトラーに意見を聞き入れられず


粛清するとの報告すらその日の朝に知らされるナチス幹部でのヒトラーからの気にかけてもらえていないというショック


ゲッベルスも同じ


足を引きずり、身体にハンディを抱えたゲッベルスは


ヒトラーからその宣伝の仕方を利用され買われました


ヒトラーは全てを利用しました


アイヒマンの様にどこにでもいる普通の大人しげな自覚なき殺戮者であれ



ヘスのような内気で内向的なヒトラーを心酔するわかりやすい人間も



身体にハンディを抱え兵にもなれず居場所がなかったゲッベルス



いずれも


孤独、居場所がない、疎外された



普通の人間です


連中を庇ってるんじゃあない



ただナチス幹部をwikiで調べただけで


皆確かに人間です普通の


権力闘争でもまたしかり


同じナチス幹部でも


チェコで暗殺されたハイドリッヒの様に、完全に皆がヒトラーを崇拝してたわけじゃない


ヒトラーを老いぼれ、呼ばわりしてますから


それにヒムラーは、最後裏切るしね




人間が何をするか?出来るか?


確かにナチス幹部は皆人間ですどこにでもいる普通のね