話題:創作を語ろう
■これにしよう。

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その日蘭姫は夢を見た。
そこには首無しの亡霊のような男が立っている。


「・・・・・・」
少々驚いた蘭姫だったが次に亡霊に向かって笑顔を見せた。

「・・・わかった。私があなたの首を見つけてあげる」

それはまだ日差しのまぶしい初夏の出来事である。


■銀色の瞳は夢に沸く(仮タイトル)■

「え?肝試し?」
昼下がり。お弁当を食べる蘭姫達のもとへ戒がやってきた。
「あぁ。・・・・夏場になると人がわんさか集まって楽しくないだろうしさ。季節的にはちょっと早いけど学校の裏山に肝試しに行こうぜ?」

「え・・・でも・・・。」

視線を下に落とす蘭姫。学校の裏山と言えばうわさに聞く心霊スポット。
どんな噂かはよく聞いてないがこの時期”出る”と聞いた気がする。

「なんだよ!怖いのかよ蘭姫!・・・・・どうせ”でる”なんてのはデマだろ!?」
実際”天女伝説”なんて言われてるけど”真相”なんか・・・

そういう戒の後ろに白刃が表れた。

「あ、白刃先輩・・!」
顔を上げる蘭姫。白刃は彼女の思い人である。

「・・・・・・・そういう話は生徒会長の僕としてはあまり頂けないと思うんだけどな。というか華桜・・・・・・・麗姫さんも副会長ならその場にいて指導するべきじゃないのかな?」
こほん。と咳払いする白刃に蘭姫の隣にいた麗姫がニコリとした。

「えぇ・・・私も生徒会に身を置く存在として。一言。面白そうだと思っていましたの。」
少し早い自由研究のグループテーマとして”天女伝説”の真相を追うのも面白そうだと思いまして。

そういって手をポンと叩く。

「え?マジ?」
正直お化けの怖いカセンは少し青ざめた。


天女伝説ーーー

昔学校の裏山。華桜山に降り立った天女が一人の男に恋をする。
しかし男は実は山に身を隠していた鬼の末裔で天女にとっては禁忌の恋であった。
故に男は天界の怒りをかり、首を落とされる。

そしてその血を浴びた天女は自分も鬼となり周りのすべてのものを殺して自分も首を落とすのであった。


「・・・・・何ソレ。マジで怖いんだけど。」
戒の後ろにかなり引け腰で裾を握るカセン。
「実際一番怖いのはどれなんだろうな。」
身を隠していた鬼なのか。首を落とした天界の人間なのかそれとも・・・・・・

「それを確かめるために夜の裏山に来たんじゃありませんの?」
にこにこと微笑む麗姫。

「まったく・・・・・・・・そういうところが生徒会としてはどうかと思うけれども・・・・・・」
そういってやれやれと手を振る白刃に

「麗姫ー・・・・・・裏山の入山許可取ってきたぞー・・・」
とわくわくしながらやってきた。蘭姫の担任教師の早乙女ダイナ。

「ダイナ先生・・・!」
驚く蘭姫に麗姫はくすくすと笑う。
「彼も華桜邸の従者の一人ですからね。」
使えるものは教師でも思い人でも使う麗姫である。

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続く。

とりあえずプロットのようなもの。・・・・・何も考えてないので文字にするところから考えてみた。
印刷して資料にしよう。とりあえず。ファイト私^^;