※強めの妄想入ります※
ちょっといいですか…Twitterで吐き出してたんですけどもう140文字じゃ足りなさすぎるのでこちらに書きます。
最近ソシャゲの
『あんさんぶるスターズ!!music』
がリリースされ話題になりましたね。少なくとも私の周りではそこそこ話題でした。
普段はあんすたの話なんて一切しないフォロワーさんもこぞってインストールしてたので驚きました。えっ!実はみんな好きだったの!?
私も推しの三毛縞斑くん目当てにインストールしたんですけど…
新キャラの天城一彩(あまぎ ひいろ)くんにハマりました。見事に。
ビジュアル発表された当初、お兄ちゃんの天城燐音(あまぎ りんね)くんと共に好みの兄弟だなとうっすら思った程度だったんですけど
メインストーリーを読み始めて「あっ弟くんが主人公なんだ?」「変なキャラだな〜」と思いつつ…
正直…どこでハマったか思い出せないんですけど…なんか…一彩くんに愛着が湧いてきて…
愛おしくなってきて…
いつの間にかずっと一彩くんのことを考えるようになってました。
ALKALOIDの衣装を必死になって集め、ALKALOIDの曲を聴きたいがためにプレイしていたらKiss of Lifeのプレイ回数がいつのまにか100回を超え
それでも聴き足りなくてとりあえずCD購入しました。
一彩くんのどこが好きかってまぁぶっちゃけ見た目なんですけど
一彩くん属するALKALOID(アルカロイド)のユニット衣装も
軍服っぽいカッコ良さとトランプモチーフという可愛さを兼ね備えていてめちゃめちゃ好みです。
でも見た目だけじゃないんですよ。見た目で好きになっても中身が好きじゃなかったら推しにはならないです。
なんでストーリー読むまではあまり騒がないでおこうとは思ってました。
見た目は可愛いけどどうせ中身は私の期待を裏切るんだろうなとか思ってました。
ところがどっこい。
ハァーーーーーーッッめちゃくちゃ好き…
性格がめちゃくちゃにツボだったと言うわけでもないんですが、
生い立ちとかALKALOIDのみんなとの会話とか兄との関係性とか色々総合して
推しとなりました。
前置きが長くてすみません。
一彩くん、すごく変な子なんですよね。
笑顔で「アイドルを滅ぼそう」とか言っちゃったり
世間の常識に疎くて公園でホームレスしていたりハンバーグ食べたことなかったり
お兄ちゃんを見つけると周囲も気にせず飛びかかったり
とにかく野生じみててメインストーリー読んだ当初は「なんだこいつ???」って
あまりのめちゃくちゃっぷりに正直ついてけなかったんですけど
読み進めていくと一彩の行動原理は全て故郷での「教え」によるものなんだってわかるんですよね。
一彩の故郷では兄である燐音が「時期君主」
であり、一彩はそれを支え守り糧となるのが役目で。
弟にとって兄は絶対服従の相手であって、君主であって、故郷に「いる」べき人なんだけど
その兄が「いなく」なってしまったから、あるべきところに戻すために動いている。
それが正しいと信じている。だからそれを阻むものはすべて排除する。
うーん、すごく、ロボット的というか…使命に忠実でわかりやすいんですけど、だからこそ危ういですよね。
ここからは妄想になるんですけど
弟の一彩にとって燐音は「君主」(となるべき人間)であって「お兄ちゃん」ではないんです。
久しぶりに再会した(実際どのくらい久しぶりなのかはよくわからん)弟に対して燐音は「話を聞く気がないなら話しかけるな」「ベソベソ泣いて帰れ」など冷たい言葉を吐きかけるんですけど
「正直久しぶりに顔が見れて嬉しかった」とか言っちゃう辺り冷たくしきれてない。
弟が疎ましいのか好きなのかどっちなんだ?と思いながら読み進めてたら
回想の天城兄弟で打ちのめされました。
あの回想、何歳頃のことなのかわからないんですけど
燐音、この数年で一体何があったんだ!?というくらい、めちゃくちゃお兄ちゃんしてる…!!
燐音の一彩を見る眼差しが優しすぎてもう…
「ちいさな一彩、かわいい弟」って本人に対して恥ずかしげもなく言っちゃうくらい、本当に、弟のこと可愛がって大事にしてたんだろうなって思いました。
本当に何があったんだよ…ってところを勝手に想像しますけど
回想で燐音は一彩に「自分の事を馬鹿って言うな」と叱り
それに対して一彩は「兄さんに比べれば馬鹿だってみんな言ってる」と返す。
燐音はさらに「みんなが言えばそうなのか?」と問いますが
一彩には燐音が何を言いたいのか理解できない様子。
燐音は故郷の人々にとって「異端」だったんだとよくわかる回想です。
一彩は故郷の教えに従って物事の「正しい」「正しくない」を判断している場面が随所に見られるんですけど
それを巽先輩は「洗脳」と表現してますが燐音もきっと同じ気持ちだったんだろうなと思います。
燐音は回想で一彩を「真っ白」って言うんですけど、これすごくよくないですか…?
幼い燐音は、まだ故郷の教えに染まっていない真っ白な弟を、なんとか洗脳されないように、自分の意志を持てる人間に育てようと、大人たちから守ろうと思ったに違いない…
だけどそんな努力も虚しく、弟は洗脳されて、どんどん周りの大人たちと同じになっていって、それをそばでずっと見ていた燐音はどれだけ無力を感じて、絶望しただろうと思うんですよ…
プロローグの「人生にすべてに疲れて夢も希望もなく」っていうのは燐音の独白なんじゃないかと私は思ってるんですけど
正直、燐音の心を折った一因は一彩にあるんじゃないかと思ってる…
自分は弟のこと大事に思って色々教えていたけど、結局弟は成長するごとに燐音を「時期君主」として扱うようになるし
それが嫌になって故郷を飛び出したら今度は追いかけてきて連れ戻そうとして
しかもその連れ戻そうという理由が、巽先輩は「理性的で安心した」って言ってますけど、私はマヨさんと一緒で逆に怖かった。
あんなに優しかったお兄ちゃんがこんな風になってしまって、冷たく当たられたら、普通、もっと悲しいと思わないか?ショックを受けないか?怒らないか?
でも一彩の台詞や行動には、そういった熱のこもった感情が見えないんですよ。
舞台の上にいる兄を見て、我を忘れて飛びかかったのは、あくまで一彩の中で「兄を連れ戻すのが正しい行動」だからなんであって
そこに一彩個人の感情がないんですよ。
本当に、一彩は、兵隊さんというと聞こえはいいけど…お人形さんなんですよね。
そこが私はすごく悲しいし、燐音の悲しみはもっとだろうと思う。
だけど、何故か一彩は、藍良に対しては素直な感情を出すんですよね。
理由がちょっとわからないんですけど、一彩は何度も「友達はなによりも尊いもの」だと発言しています。昔なんかあったのかな?
その訓戒があるせいか友達である藍良、巽先輩、マヨイ先輩に対しては何をおいても助ける、君たちを傷つけるものは許さない!というスタンスを貫いてます。
そーゆうところ、藍良にはうっとおしがられて距離を置かれているんですけど
(そしてそれを「寂しい」と言うのも一彩にしては珍しく自分の意志で喋ってる)
この距離が縮まっていくのを私は見守りたいです。
一彩のこと、最初は世間知らずで脳筋なお馬鹿さんだと思ってたんですけど
ストーリー読んでると「アッだめだこの子普通じゃない」となり
藍良にどれだけ罵られてもへっちゃらで妙に打たれ強いなと思ってたら
故郷でそういう訓練も受けた(物理)って言い出すから
体罰もこの子の人格形成に関わってたらやばいな…と思いました。
巽先輩は「そこまで手出ししていいものか」って悩んでたけど遠慮しないで頼む、一彩を助けてほしい。
燐音の「一彩はどんな大人になりたい?」って質問に、一彩が自分の意志で答えられる人間になれるまで、
一彩がお人形さんでなく「人間」になれるまで
ALKALOIDのみんなには一彩を見捨てないでほしい…見守ってほしい。
頼む、みんな…
長すぎて何が言いたいかわからなくなってきた。