永らく愛用していたChanel Egoisteなのだが、色々と節目を迎えた昨今。
とある女にいい匂いだのとも言われ、受けの良い独特な甘さが印象的。
だが、この節目を迎えた今。
今まで使っていた
香水を変えようと思い立ち、調べている最中。
今日はそんな迷子のKEYをS.M.M.
さて昨今の香水事情は色々とジャンル分けされているらしい。
まずはそれらの大分類に該当するキーワードを並べよう。
フローラル
フルーティ
シトラス
オリエンタル
ウッディ
フゼア
シプレー
ムスク
全部が載っているわけではないが、
こちらを参考。
6年以上愛用した[Chanel]Egoisteはオリエンタルに該当しており、ラストノートに混じるムスクがゑろゐ。
EDTでありながら香りの持続力が高く、8時間以上持つ印象。
今回目を付けた物は別の種類。
ブルガリなどが好むシダーウッドやサンダルウッド。あの匂いは嫌いじゃないけど、どこか重い/粉っぽいような(主観)印象も受ける。
ここ2年ほど使っているケラスターゼのシャンプー。「
ケラスターゼ フォルス」(マイナー種別で2種類ある)
この香りが実はすごく好きだ。
どこかおやじっぽいような、トニック/ポマードのような香りが仄かにある。
そう、外人がつけてそうな少し苦みのように感じる雰囲気。
使う人間を選びそうだが、個人的に試してみたい香り。
ジャンルでいくと、おそらくシプレー/フゼアに該当する。
尚、フゼアとはフゼア・ロワイヤルという品名が由来らしく、発売された時は欧州でシダブームだったそうな。
その時、「シダが香ったとしたらこんな感じだ!」という妄想から生まれたもの。
オークモス サンダルウッドなどの香も好きな手前。
そして
香水レビューサイトを眺めていて、とあるレビュアの記事で思い出したこと。
当時11歳12歳だった自分が母にねだって買ったものは、セカンドバッグ。
15歳前後で好んで着ていたのは、ボアの利いた空軍仕様のレザーブルゾン。
今でこそ、豊齢線の所業により実年齢より+5歳以上に見られる呪いは未だに解けていない。
…が、あの頃から求めていたものは、そうした大人な何かだったのだろう。
今の自分を見れば、これらの香水を買えば捩れた内面が見せる未熟さゆえ、香り負けしそうにおもう。
しかしながら、幼い自分がなりたかったもの。
イケメンとかチャラいとかじゃなかった、という事だったように思えてきた。
かくも節目な昨今。
誰かの何かを目指したり、真似るような事はやめて。
自分の毛質に合わせたヘアスタイルにやっと到達できた。
…、もう縮毛矯正などは不要だ。
自分が目指したゑろゐ肉体。
…、オスらしくかくあるべき姿を今は具現している。
若くは見られない容姿。
…、見られないながらに化粧水は¥かけているけど、豊齢線は治らない。
なれ合ってしまうと甘えたくなる寂しがり屋な処が、世間が描く男とは少々かけ離れているが。
あの幼い頃の自分を思い出した今日。
奈良に来て、2年3か月で任務は終わり。
4か月ほど続いた、SEX三昧生活も終わった。
影が差すものもあるけれど、それらはさておき。
あの頃の自分が背伸びした事を、自分がなりたかったイメージを迎え入れるため。
私は、香りを変える。
それが私にとって、決別であり回帰であると信じたい。
[Chanel]Anteus
6年前にEgoisteと同じく、同一人物に勧められた品。
今宵ミニボトルで暗所にしまっていたそれを纏う。
変わらず、おじさん臭い感じがあるけど、嗚呼。嫌いじゃない。
残念なのは、これが上述したジャンルのどこに在るのか不明な処か。
候補はいくつか絞っている。
テイスティングできればベストだが、ダメならば思い切って2,3本買ってしまうのも手段だろう。
足掻くのはつかれた。
誰かになることは出来ない。
少しずつ、戻していけたら御の字だ。
4枚のカードから、3枚のカードへ。
3枚のカードから、公私なる2枚のカードへ。
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DAT:870の870をCLAP@DAT報告頂くと、記事作りに役立ちます。