好きなタイプ


寝る前にもひとつ。好きなタイプ。わたしは専ら歳上の、べったべたに甘やかしてくれる様な、叔父様、御兄様、その他諸々に滅法弱いです。自分よりも年下の、若い娘と言うだけで、問答無用に優しくしてくれる、そんな駄目な人が好きです。背は高くて、実際も、比喩的にも、きちんと屈んで、目線を合わせて、わたしの話を一から十まで聞き漏らさない様な、そんな人。要するに、わたしは御姫様気質で、如何せんルックアットミー気質なものですから、常に自分を中心に据えて、見て居て、崇め、言いなりになって、ちやほやしてくれる人にコロッと行くのです。そんな人、滅多に居やしませんけど。然し何だかんだとごねて居ましても、女と言うのは優しい人に弱いですね。偏見ですが、男の人は、如何にも、顔の綺麗な女の人には、骨身を削ってでもお付き合いするイメージが有りますが、女の人は、ぱっと見凄く美しい人でも、不釣合いに見える様な男の人と並んで居たりします。きっと、その人がその女の人を、これ以上無い位に大切に扱う人なのですね。結局、顔だの身体だの様々言いますが、わたし一人だけを一心に見詰めて、毎日愛を囁いてくれる人なら、誰だって良い気もします。強いて言うなら、黒髪長身お洒落さんが好きです。