booth通販、作品追加しました。&委託販売のお知らせ

booth通販、作品追加しましたのでこちらでもお知らせします。
milmyuto.booth.pm

本の他にうちわとかクリアファイルもあります。紹介文も気合い入れて書いたのでぜひ見てみてください!
boothはピクシブの会員登録しなきゃなのでそこだけ面倒かもですが、今は匿名配送サービスに対応してるので、お互いに住所は非公開でやりとりできます。安心便利ですよー。

そして、このたび、うさぎ洋品店&古書店さまで、「幻影詩集 きみを乗せて」を委託販売させていただくことになりました。
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うさぎ洋品店さまのホームページにも近日公開されます。
うさぎ洋品店さまは原宿にある、お洋服とか雑貨とか本を扱っているお店です。わたしも先日伺いましたが、可愛いものがいっぱいでとても楽しかったです…! もし、近くまで来る用事がありましたら、ぜひ三明結都の本を見に寄ってみてください!

今後、いろいろ精力的に活動できたらいいなと思っています。よろしくお願いしますー!(*´艸`*)

browny


ブラウニー。
呼ぶたびに懐かしくなるのは、どういうわけなんだろうね。
きみのこと、何ひとつ知らないのに。

あまいあまい、ゆめを見ていた。
「ぼくの魔法で、全てを砂糖菓子に変えてみせよう。きみの抱く憂鬱さえも。」
オルゴールのような小さな世界で、ぼくらはきみの優しさに守られていた。
触れれば崩れてしまうような温もりが、この命を突き動かしている。

ブラウニー。
名前を呼んだ、声はあまく。
生まれてきたことの意味を全て、包むような柔さに、隠すような愚かさだ。
ブラウニー、
そして、きみはよわい。
やがて鳴り止むオルゴール。

「さよならを言うのだけが、正しさではないはずだ。きみもそうだと、思うだろう……?」
帰り道。砂糖菓子は攫われて、道標は消える。はぐれてしまうよ。
旅の終わりに、ぼくらは。

(魔法が寂しさを払うのではなく、寂しさが魔法になるのだ。魔法とはそのように出来ている。あの春には、皆、嘘をついていた。)

何ひとつ知らない、きみだから
ぼくらを守ってこれたんだ。

ブラウニー、あまいあまい、ゆめ。
名前を呼ぶたびに、溶けて消えてしまいそうだ。


3 空っぽの約束、もう終わりだ。


きみのこと少し知ってた。
そして、何もかも知らなかった。

空に降った、流れ星。
追いかけたのは、疚しいだけの下心。
きみのこと少し知ったよ。何もかも空っぽのまま。

あぁ何気無い言葉で繋ぐっていうのは、いつまでもあなたがあなたのままでいることの言い訳にはならないんだ。
走り出した心は止まらなかった、誰も望んでいなくても、飛び立たずにはいられなかった。
想うってこんな風に残酷なんだ。

「その先に何も無いって分かっても、正しい道を選べる?」

いつもと同じ問いで、いつもと同じあなただった。
ありがちな後悔や塞ぐための涙では、この夜を越えることはできないんだ。

ああ、自分の心、だけで、こんなにもいっぱいになってしまうんだね。
暖かい食卓は行ってしまうよ。

2 はるいろめると


きみのことば、今も変わらず、春のようだよ。   
だって、ぼくがやさしくあれたの、きみがいたからだったんだ。   
ぼくのちからじゃなかったんだよ。

さよならの鐘が別れを告げて、なんでもないように またね って笑ってみるけど、明日は今日とは違う日なんだよ。離れてしまうよ。

たからものにしてね、と、きみが触れて、放した、ポケットの中には。   
繋がってる、とか、そういう話ばかり、もう散々だってのになぁ……。      

俯いて零した、想いは見せないようにね、やさしいね。   
あぁ、ぼくのちからじゃなかったんだよ、言えないや。      

もう続かない時間に、永遠を名付けて。   
思い出ひとつ、ポケットの中。
想いは桃色に溶け出して、いつも春のようだよ。


1 始まりと終わり

名前を呼び続けているだけじゃ足りなかったんだ!   

期待に包まれた夜、初めてぼくらは自由だった。
離れていく景色に心が震えたけれど、走り出した想いは止まらなかったんだ。   

いつだってもっとずっと遠くに行けるよ! 
心は世界のように、解き明かされない神秘に満たされているんだ、それはきっと美しいんだ。   
あなたが選んだのはこの惑星で、ぼくが選んだのもこの惑星だった、それはもう間違いないこと。 
思い出せないままなら、答えは今とか未来の中で。   

一度きりの運命なんだ。 
迷うくらいに溢れかえる扉。全てが始まりで、涙だって舞い上がる。  

出会ってしまったぼくらは、一度きりの運命なんだ。  
もう名前を呼び続けるばかりじゃ、待ち切れないんだ!
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