日常


2012年2月23日(Thu) 09時41分

『TIME』

久々に映画観てきたので感想をば。

CMにもあった通り、『時間』というか『寿命』が通貨に換算された世界、というSF的な設定。
しかし『SF的』なだけで、小道具以外はSFではなく最終的にはボニー&クライド的な感じに。

25歳で老化が止まる、というだけあって、町並みの描写として「若者と子供しかいない」。という異様さを出そうとしたのでしょうが、いまいちピンとこないのが残念。


「貧乏人は走る」ような世界観を踏まえた感覚や、時間に対する独特の意味を含めた言い回し「時を払う」「時を守る」は狙ってるんだろうな、と思って楽しめる人には楽しいが、うざい、上手いこと言ったと思ってるのワロスwwwみたいに思う人もいると思います。私は嫌いでないんですが。


全体的に話が走っている、父親の伏線の回収がぞんざい(というか伏線張る意味が感じられない……)、底が浅い、結局問題解決はしていない、と、なんかいいとこまるでない感じでしたが主演二人が美しかったので(特にヒロインの脚が)まあそれだけでもよかったかな、と。


結局のところ、貧富の格差を訴えたかったから暴力的手段とかとってみたけどあんまりかわらなかったからとりあえず今日の自分が面白おかしく過ごせればいい、みたいな感じで終わり。貧富の格差と搾取制度の是正はなーんにも解決してない。


心理描写もいまいち伝わりにくい。希薄、軽薄、胸に訴えるものがない。こういう世界になると人間の脳みそも軽くなるんですよーと訴えるのがこの映画の目的だったとしたら達成したんじゃないでしょうか。


楽しんだは楽しんだけど、厨ニ映画の烙印は免れ得ないでしょう。
申し訳ないがB級以下の判定、☆なし。


時間とお金が余ってるなら相葉ちゃんの語りが入ってる例の動物ドキュメンタリー映画を観てくださいwww


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