いくばくかの

話題:ゆとり

私、バカに見られるのは嫌なんです。
と、言っていた後輩がいた。所謂、ゆとり世代の子なのだが、時々
首をかしげることがある。
仕事を教える段階で、ミスするのは当たり前だと思っている。ミスから学ぶこともあるのだから、自分を振り返り、次に活かせば良い。
けれど、その子はミスをした時の決まり文句が、私、バカだから分かりません。だ。

バカに見られたくないのに、なぜ、自らバカだと言うのだろう。

同じようにゆとり世代の子の意見を聞くと、好きでゆとりじゃないと言いながら、仕方ないじゃないかゆとりなんだからと、ゆとり政策を言い訳にしている声を良く聞く。

ゆとり とはなんだろうか？
頭の良さとはなんだろうか？
学校で教えてくれなかったからか？
では、土日の余り余った時間に独学で勉強することをなぜ、しなかったのだろう。
同じ世代であっても、自ら努力して学んでいった者もいると言うのに、努力しなかった者が努力せざるを得なかった者に文句を言うのは、どうにも滑稽に見える。
何も、詰め込み教育時代の人間が全て賢いものでもない。
学問が出来る者であっても、人の話を聞かず自分の我が儘だけを押し通すのであれば、それが有名大学出身だろうが、バカと言うだろう。

要は全てが自分で決め、自分が選び取った結果なんだろう。
ゆとり、この政策を打ち出した人間が何を次世代に期待したのか。
今となっては分からないことばかりだが
その信頼をおおいに裏切っしまったことだけは確かだ。

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