春のうららかな日差しと言いたいところだが、生憎温暖化現象のせいでうららかというより照りつける日差しになってしまっている。
そんな中入学式なんて真面目に受けていたらまあ自分のように熱中症になってしまう人なんてごまんといるだろう。
保健室へ行け、と言われても保健室がどこだか分からないのが新入生だというのに、ここの教師は一体何を考えているのだろうか。
頭痛が続く中校舎を練り歩いていると、保健室の下げ看板を見つけた。
やっとか、とノブに手を伸ばすと、パチンという感じの騒つきが走った。
またか、と内心ため息をつきつつも、廊下で突っ立っていても仕方ないからノブを回しドアを押し開いた。
え?
保健室の内装は、他の教室と比べて、床が抜けていたり、蜘蛛の巣が張っていたりと、数段上古くさかった。
しかしまた、何でこれほど退廃しているのだろうか。
室内を見渡すと、ベッドの上で誰かが寝ていた。
よくこんな所でよく寝れるな、と仕切りをずらし、驚いた。
寝ていた人間は顔面蒼白どころか制服から覗く手も白く、体が薄い青で光っていた。
…憑かれているのか。
手に触れると、不快な鼓膜を破るような音がした。
“触ら な い で”
後に少女のような声。
“触 ら、 ない で”
少女の声に嗚咽が混じりだして、最終的にはわんわんと泣きだしてしまった。
為す術もなく、頭痛も忘れていた。
“こ ろ し た”
最後の少女の声を合図に眠り込んでいる生徒の物だろう、記憶のようなものが頭に流れ込んできた。
目を覚ますと、自分は薬品の匂いがする部屋でベッドに横になっていた。
保健室の様だが、先程の教室とは違い、清潔な白が溢れていた。
カーテンを開けると、養護教諭らしき女性がにこやかに話し掛けてくれた。
「大丈夫?あなた、ここに倒れてたのよ。…具合悪い所とか、ないかしら?」
「大丈夫です」
頷くと、女性は良かった、と胸を撫で下ろして言った。
「私を呼びに来たのが旧保健室の子だったから…」
「旧保健室…?」
「ええ、一階の通路のつきあたりにある部屋よ」
ならやっぱり、自分が行ったのは旧保健室の方だったのか。
じゃああの生徒が、旧保健室の子だ、と。
★挨拶する暇もなかったよね
はい!
拒食症かけって…クソが
すみません
…すみません
またよくわからんもん書き出したのですが、これはお話がぼやぼやと出来上がってます。
ていうか季節感がログアウトして
良樹が空気
すみません
ところでまったく連載というやつは亀更新にならないようにするための枷ですよね
チクショウ