あのあと彼と話しました。



話題:電話

安定の塩対応。

いつもに増しての塩対応。


冷めたカップルのような、
ほんとそんな感じ。



沈黙が続くと、彼が『ん?』と聞いてきてかと言って彼から話すこともない。



話題はたくさんある。

話したいことたくさんある。


けど、

それは来週デート行く時どこのお店行きたいなとかそんな話で今日の出来事はさすがに重たいかな、とか


何話せばいいんだろうかと
分からなくなった


自然に話したほうがいいのに
なにか話題を、話題を、って


パソコンのマウスを
クリックする音が聞こえたから。



陽「パソコン触ってるの?」
彼『うん。』
陽「何見てるの?」
彼『いろいろ』
陽「そっか」
彼『なに?気になるの?』
陽「うん。気になるよ」
彼『服見てただけ』



その後にいつも通話してる時に
彼がゲームしてるんだけどね、

それを思い出して。



陽「今日はゲームしないんだね」
彼『あー。飽きた』
陽「そうなんだ。」
彼『ほかに暇つぶし見つけたし』
陽「そっか」


他に、暇つぶしって何だろう

またSNSしてるのかな
ほかに女の子探してるのかな

って突っかかるところがあって
ひとりですごくもやもやした


いつもなら冗談で言えるのに
今言う冗談じゃないや、と
ぐっと堪えた




寝る間際になって。

陽「そろそろ寝るやろうし切ろか?」
彼『1時半に寝る。いま25分だし』

陽「あー!言っちゃった!あたしが何分か当てようと思ったのに(笑)」

彼『ああ。』


いつも彼が『今何分でしょー!』ってやるけどそれも無かった。

仕方ないことだけど。

寂しかった。



泣きそうになるのぐっと堪えてたら『また泣いてるの?』って彼に言われて「泣いてないよ!大丈夫だよ!」って。



陽「そろそろ寝よか!」
彼『泣かないなら切ってもいいけど』

陽「泣かないよ!大丈夫!通話してくれてありがとうね」




彼が何か言いたそうだったから「何か言いたいことある?」と聞いたら少し悩んで明らかに言いたそうだったけど。


『眠いから寝よか』


その返答だけ。



何言いたかったんだろう、
待ってる時間が怖かった。



″おやすみ″して電話を切った。




彼くんに嘘ついてしまった。



本当は泣いてしまったよね。


泣かないなんて強がっても
泣かないでいても


自分がしたことに後悔して
泣けてきた。


泣いてばかりいたら
めんどくさい女だよね