still

私が化粧をする時に
一番気を使うのは
肌の見え方

肌が綺麗なわけじゃないから
割と厚塗りになってしまう


その次にチーク

ほんのりピンクに
上からオレンジを加えて
元気に見えるようにする


それだけで私が見る世界も
周りが私を見る目も変わる


背伸びした服と
足の痛くなるハイヒールと
赤いルージュがあれば完璧




だれが、私の弱さに気付くだろう


なんか辛い

お洒落は何かを隠すモノじゃないのにね

毎晩寝付けない理由は
気分悪くなるぐらい沢山の夢を見るから

幸せで明るい夢も沢山見る

だけど辛くて悲しい夢の方が
圧倒的に多い


最近はよくお母さんが夢に出てきてた

夢の中で夢の中って
ちゃんとわかってるのに
お母さんに優しくして欲しくて
お母さんに認めて貰いたくて
どうしようもない感情をお母さんに向ける

夢の中のお母さんは
夢の中でもやっぱり
私に優しくすることもなければ
認めることもない


現実では絶対に何事にも
期待しないと心に決めてるから
あんまり傷つかない

でも夢の中では感情のコントロールが
どうしてもきかなくて
期待してしまう
だから期待と違うものが
向けられた時傷つく


今日は運悪く現実の世界で会ってしまった

間違えるはずもない
私の真横、２人が通り過ぎた

傘をさしてるから
気付かなかったのか、
私の髪がのびたから
気付かなかったのか、

まるで他人のように
何事もなかったかのように


もう家族じゃない

でもお母さんは
お母さんしかいなくて
弟は弟しかいないの


声をかけなかったのも
また私の弱さ



強くなりたいよ

こんな簡単にあっけなく
終わるなんて
やっとやっと大切だと思える存在ができたのに
やっと探し出した出会えたはずだったのに

私はいつも口ばっかり

今日はつらい日
もう2年もたった
もうちゃんと歩き出せてる
戻りたいとは思わない
大丈夫
ちゃんと笑えてる

普通に今日は順調に
話してたはずだった

いつも最初は順調

でも私の何かが苛立たせて
声を荒げさせてしまう


気がついたら
楽しく話してても
地雷を踏まないように
言葉を選んだり
話題を選んだりしてて

でも楽しそうに
嬉しそうにしてくれるなら
私も楽しくなるし
嬉しい気持ちになる


私の中での覚悟は
そんなに小さいものじゃなかったはずなのに
弱さが邪魔して
勝手に嗚咽が漏れてくる


社会人と付き合うってこと
5つ上と付き合うってこと
それがどんなことか
私は分かれてなかったんかな


支えてあげたい
幸せにしてあげたいなんて
そんなきれい事
よく思いついたよね

自分のことで
こんなにいっぱいいっぱいの癖にして
誰かに泣き言聞いて貰えないと
夜すら越せない癖して


なんのために付き合ったの

私の覚悟はそんなものだった？



自分が分からなくなる


笑わせてあげたいのに
私はいつも怒らせてばっかり